今こそ乗りたいトヨタ ランドクルーザー90プラドと95プラド。年式やグレード別に解説します【中古車購入ガイド】
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3世代前となる90系プラドは、サイズや機能性、そして値頃感もあり、四駆が欲しいなと思っている人にはもってこいのモデルです。でも年式やグレード、どのモデルを買えばいいかわからないという方に、90プラドと95プラドの仕様を整理してみました。購入時の参考にしてみてください。
ランドクルーザー90プラドとは?
ランドクルーザー90プラドは1996年5月にランドクルーザー70プラドの後継として誕生したライト系ランドクルーザーです。
ライバルを圧倒するプラド新時代の始まり
この時期の90プラドのランドクルーザーにおけるポジショニングは、高級仕様のフラッグシップであるランドクルーザー80と、働くクルマのイメージが濃いヘビー系ランドクルーザー70バンの中間にあって、広く4WDファンに向けた仕様・装備としていることが大きな特徴です。それまでのランドクルーザー70プラドは、ランドクルーザー70バンのヘビーなスタイルを共有していたため、乗用車からの乗り換えユーザーが急増した当時の4WD市場にはなかなか浸透しませんでした。トヨタはこの反省を込めてランドクルーザー90プラドを開発し、当時ミドル級4WD市場でナンバーワン人気を誇っていた三菱パジェロに真っ向勝負を挑み、見事リベンジを果たしたのです。
ランドクルーザー90プラドのボディはランドクルーザー70バンと決別し、完全にオリジナルのアップライトで近代的なスタイルとなりました。エンジンからアクスルに至るパワートレイン系はハイラックスサーフやタコマ(北米向け小型ピックアップ)との共用度を深めつつフルタイム式に。フレームやサスペンションもランドクルーザー70バンの面影の残るスタイルから一新されました。タフネスな4WDでありながらファミリーにもやさしい、名実ともにライト系ランドクルーザーとなったのです。
人気のランクル90プラド在庫
- 支払総額
- 401.5万円
- 車両価格
- 379.8万円
- 諸費用
- 21.7万円
年式 2001年(H13年)走行距離 12.9万km修復歴 なし車検 車検整備付色 ベージュ
- 支払総額
- 412.7万円
- 車両価格
- 389.8万円
- 諸費用
- 22.9万円
年式 1999年(H11年)走行距離 14.1万km修復歴 なし車検 車検整備付色 ブラック
- 支払総額
- 283.7万円
- 車両価格
- 259.8万円
- 諸費用
- 23.9万円
年式 1999年(H11年)走行距離 16.6万km修復歴 なし車検 車検整備付色 ベージュ
ランドクルーザー90プラド 歴代モデルとのボディサイズ&デザイン比較
車種 | ランドクルーザー70プラド | ランドクルーザー90プラド | ランドクルーザー120プラド |
---|---|---|---|
販売時期 | 1990年4月~1996年4月 | 1996年5月~2002年9月 | 2002年10月~2009年8月 |
全長 | 4,615mm | 4,690mm | 4,715mm |
全幅 | 1,790mm | 1,820mm | 1,875mm |
全高 | 1,900mm | 1,915mm | 1,855mm |
最小回転半径 | 6.1m | 5.7m | 5.7m |
車両重量 | 1,900~1,980kg | 1,740~2,040kg | 1,880~2,060kg |
乗車定員 | 8名 | 8名 | 8名 |
エンジン種類 | ガソリン:設定なし ディーゼル:2.5L(直4ターボ:2L-T)→3.0L(直4ターボ:1KZ-TE) |
ガソリン:2.7L(直4:3RZ-FE)/3.4L(V6:5VZ-FE) ディーゼル:3.0L(直4ターボ:1KZ-TE)→3.0L(直4ターボ:1KD-FTV) |
ガソリン:2.7L(直4:3RZ-FE)→2.7L(直4:2TR-FE)/3.4L(V6:5VZ-FE)→4.0L(1GR-FE) ディーゼル:3.0L(直4ターボ:1KD-FTV) |
4WD方式 | パートタイム | フルタイム | フルタイム |
新車時価格 | 246~321万円 | 266~352万円 | 305~437万円 |
※70プラド、90プラド、120プラドはそれぞれ4ドアのスペック
※ボディサイズは代表的最終モデル(オプション装備等を除く)
※車両重量はオプション装備等を除く
※新車時価格は最終型のメーカー希望小売価格(税込)
居住性確保のアップライト(縦型)ボディでスタイリッシュに
ランクル90プラドには先代ランクル70プラドと同様に2ドアの90(キュウマル)と4ドアの95(キュウゴー)という2種類のスタイルがあります。ボディは70プラドとは全く共通性がなく、2ドアは5人乗り、4ドアは8人乗り(5人乗りもあり)でゆとりある居住空間を確保しつつ、時代にマッチしたスタイリッシュかつたくましいオールニューデザインです。
バンパーは金属性から樹脂製へ、ヘッドライトは汎用の角目からオリジナルの異形へ、フロントウインドーは傾斜してスポーティなラウンドデザインへ、そしてリアゲートは観音扉式から片側横開き式へと、それぞれ大きく変わっています。内装ではシートポジションを高めに設定して広い視野を確保するランドクルーザーの伝統スタイルを保持。インパネは乗員保護のための衝突時安全性を大幅にアップした現代的なデザインとしています。
全面刷新となったボディが載るフレームはランドクルーザー70プラドと同形式のラダー(ハシゴ型)フレームですが、サスペンション形式やボディ構造もそれぞれ一新したのに合わせて完全に新しい構造になりました。サスペンションはランドクルーザーとしては初採用となるダブルウィッシュボーン式の独立懸架をフロントに。リアはランドクルーザー伝統のコイルスプリングとリジッドアクスルの組み合わせ。特にリアサスペンションはストローク量を多めにとって、ランドクルーザーの足としてふさわしいものになっています。
これらの変更によって、高速走行時の操縦安定性や乗り心地が格段に向上しましたが、特にフロントサスペンションがハイラックスサーフなどと同様の独立懸架式ということで、ファンからは耐久性を心配する声が上がりました。しかし、これはダブルウィッシュボーンを構成する上下サスペンションアームの距離を広めにとった高剛性構造となっており、ランドクルーザー用としてはもちろん十分なスペックで、ハイラックスサーフ用のサスペンションとしてはオーバースペックとも言える形式なのです。
ランドクルーザー90プラド 仕様&装備の変遷
1996年5月
ランドクルーザー70プラドの後継としてランドクルーザー90プラドが登場。全車とも小型車枠を超える3ナンバーボディとなった。2ドアと4ドアの2スタイルで上位グレードにはオーバーフェンダー付き仕様も設定。エンジンは3.0リッター直4ディーゼルターボと3.4リッターV6ガソリンが用意された。
1997年4月
ガソリンエンジンにおいてV6より税制面で有利な2.7リッター直4ガソリン仕様を追加。最量販グレードを中心に拡大採用。
1998年1月
全車にUVカットウインドーガラスと3列目シートのヘッドレストを標準装備。他にもバニティミラーやプライバシーガラスなどを採用しインテリアにおいてさらに充実。ボディカラーに新色を追加。
1999年6月
3.0リッター直4のディーゼルターボエンジンを改良してパワーアップ。エクステリアではフロントグリルとフロントバンパーのデザインを変更。横基調のデザインを強調して安定感をアピール。インテリアではメーターパネルに高級感のあるオプティトロンメーターを採用。機能面では安全走行をサポートする4輪TRC(トラクションコントロール)、VSC(ビークルスタビリティコントロール)を導入した。
2000年7月
ランドクルーザー70プラド時代から搭載されてきた3.0リッター直4ディーゼルターボエンジンが同排気量まま新開発コモンレール式燃料噴射装置を採用した直4ディーゼルターボエンジンに変更。車両盗難等を予防するイモビライザーも新採用。
2.7リッター直4ガソリンエンジン車の追加設定で市場は急拡大
ランドクルーザー90プラドのグレードには、当初、下位グレードから2ドアでRJ、RS、RX、RZ、4ドアでは同様にTJ、TS、TX、TZがあり、それぞれ仕様や装備が細かく分けられ、広くユーザーの好みに対応する展開でスタートしました。この時点でエンジンは3.0リッター直4ディーゼルターボと3.4リッターV6ガソリンの二本立てでしたが、人気はディーゼルエンジンの4ドアに集中。しかしその後、自動車税が低く燃費の良いガソリンエンジンを望む声が大きくなったのです。
1997年4月には2.7リッター直4ガソリン仕様が追加設定されました。新ガソリンエンジンを積むモデルが中間グレードのRXやTXを中心に拡大設定されたのを機に、プラドの人気はさらに高まりを見せ、ついにライバルのパジェロを圧倒するに至ります。この後も最量販グレードとなった5ドアTXには各種パッケージ車や特別仕様車が追加あるいは限定という形で度々発売され市場を賑わしました。そのため中古車市場では5ドアTXが豊富に存在します。2ドア車はゆったり5人乗り。4ドア車はグレードによって3列シートの8人乗りと2列シートの5人乗りがあり、ライフスタイルに応じて選べる選択肢の豊富さも魅力です。
ランドクルーザー90プラド エンジンの種類
ランドクルーザー90プラドに搭載されたエンジンは、発売当初は前項に記したように3.0リッター直4ディーゼルターボエンジンの1KZ-TEと、3.4リッターV6ガソリンエンジンの5VZ-FEのみ。それが上記にあるように、後にガソリンエンジンに2.7リッター直4の3RZ-FEが追加され、ディーゼルターボでは3.0リッター直4の1KZ-TEがコモンレール式燃料噴射装置採用の直噴1KD-FTVに代わっています。これらの変更が意味することは、2.7リッター直4ガソリンでは手頃な車両価格&より安価な維持費のラインナップ拡大であり、コモンレール式燃料噴射装置採用の3.0リッター直4ディーゼルターボでは、新たなディーゼル排出ガス規制に合致させたクリーン化とパワーアップの両立でした。これほど小刻みに、しかも大きな変更を繰り返したのは、日本のみならず世界市場での急激な人気の高まりに応えるためだったのです。
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オールマイティーなディーゼル、2.7Lでも軽快なガソリン
ランドクルーザー70プラドに搭載されて好評だった3.0リッター直4ディーゼルターボはランドクルーザー90プラドに搭載されても元気の良さは変わりません。スタートダッシュでは低速から太いトルクで小気味よく立ち上がり、ターボ効果で回転の伸びはスムーズ。ストレスを感じさせることなく高速域まで加速します。低速走行時のレスポンスこそわずかにターボならではの鈍さを感じますが、それもガソリンエンジンに比べてのこと。市街地から高速道路、さらにオフロードに至るまでの走り全般でたくましさを見せつけてくれる素晴らしいエンジンと言えます。
ディーゼルエンジンに加えて発売当初からラインアップされた3.4リッターV6ガソリンエンジンは、軽量コンパクトで小気味よく回る素直な性格が特徴です。3.4リッターという排気量は2トン超えのボディを軽々と引っ張り、ディーゼルターボ以上のレスポンスの良さを見せてくれます。
一方で、車両価格の手頃感とリーズナブルなランニングコストを実現した2.7リッター直4ガソリンエンジンの実力は、3.4リッターV6ガソリンエンジンや3.0リッター直4ディーゼルターボエンジンに及びません。しかし、低速時のトルク感や加速性などで違いは明確ですが決して非力というわけではありません。2ドア車では軽いボディのおかげで十分にキビキビとした走りが楽しめますし、4ドア車でも市街地を走る中で実力差を感じることはあってもガッカリするほどのことはありません。この2.7リッター直4ガソリンエンジンを積んだ5ドアTXは最量販グレードとしてモデルライフを通じて高い人気を誇っていました。ランドクルーザー90プラドには実に良くマッチしたエンジンと言えるのです。
フロント独立懸架をカバーする悪路走行支援の電子デバイス
一部の熱心なランドクルーザーファンにとって、90プラドには少々ガッカリさせた点がありました。それはフロントサスペンションが独立懸架式だったことです。それまでのコイルスプリング+リジッド式よりもストローク量が目減りすることで、オフロードでのパフォーマンス性に期待できないとファンは嘆きました。しかし、ライト系のミドルクラスとして発売されたランドクルーザー90プラドにおいて、その時期フロントサスペンションの独立懸架化は必須でした。時代が移り変わる中で世界市場では広くユーザー層の要望に応えるため、操縦安定性の大幅アップと乗り心地の一層の向上は義務だったのです。そして乗用車で常識の独立懸架にしてもランドクルーザーらしい高い剛性を確保できる技術が確立されたことで、ランドクルーザー90プラドではフロントサスペンションの独立懸架が実現したのです。
しかしながら、それで悪路走破性がガクンと落ちたわけではありませんでした。リアサスペンションでは大きなストローク量が確保されたのです。さらに1999年6月のマイナーチェンジでは4輪TRCが新たに採用されたことで、ランクル90プラドの悪路走破性は再び熱い注目を浴びるほど向上しました。4輪TRCはオフロードなどで1輪でもスリップするとそのタイヤにブレーキをかけてトルクが逃げるのを防止。同時に接地しているタイヤにそのトルクを分配します。すると、たとえ1輪が浮いてしまうような場面でも何事もなかったかのように悪路を走破してしまうのです。悪路走破性におけるサスペンションのウィークポイントを電子デバイスでカバー。この技術のおかげで、プラドは4WDの本格派としても広く認知されることになりました。オフロードビギナーでも腕に覚えのある古くからのランドクルーザーユーザーを負かすことができるかもしれませんね。
ランドクルーザー90プラド 中古車選びのポイント
価格と維持費を抑えるならやっぱり2.7リッターのTXを選ぶ
エンジンの種類が比較的豊富なのがランドクルーザー90プラドです。グレードは別として新車時の価格を搭載エンジンで見ると、高い方から3.0リッター直4ディーゼル、3.4リッターV6ガソリン、2.7リッター直4ガソリンの順。現在の中古車市場ではもちろん新車時ほどの価格差はありません。ディーゼルエンジンは排気ガス規制の影響もあり、割と安く手に入るでしょう。となるとエンジンよりもグレードや装備にこだわって中古車を探すのも手です。70プラドから90プラドになってグレードの数が急増したため、特にインテリアや快適装備、さらにはメーカーオプションの種類も様々なので、お気に入りを探すのは大変かもしれません。
ただし、維持費を抑えたいならやはり選ぶべきは2.7リッター直4ガソリンエンジン車でしょう。市場ではたくさんありますが目当ての装備がついたモデルが比較的探しやすく、安価で手に入りそうです。オフロードスタイルに改造されたモデルの場合はタイヤの大径度合に注意してください。あまり大きすぎるタイヤを履いている場合、2.7リッターのガソリンエンジンではトルク不足が目立ってしまうからです。スタイリングとタイヤサイズのバランスをよく見て購入を決めたいものです。
カスタムして楽しむという手もあり
ランドクルーザー90プラドと95プラドは純正スタイルのまま乗るのもいいのですが、値頃感もあるのでメンテナンスに加えてカスタムして楽しむという方法もいいでしょう。丸目ヘッドライトとグリルでフェイス周りをカスタムしたり、走行距離の多い車両ならば足回りを変更してリフレッシュするのもオススメです。内装もシートカバーなどで見違えるようにキレイにすることもできます。手を入れていけば、しっかりと答えてくれるのがランクルシリーズです。その分、愛着も湧きますね。
最後に・誰でも楽しめる本格4WDのエントリーモデル
ランドクルーザー90プラドの魅力は、何と言っても誰にでも楽しめる4WDであること。ファミリーで出かけるドライブでは乗り心地が良く快適で長距離移動も楽チン。荷物はたくさん載るからキャンプにも気軽に出かけられます。オフロードに入ればそのスタイルとは裏腹に驚くほどのパフォーマンスを発揮。カスタムでは豊富なパーツでその存在感をアピールするのも簡単です。そしてやはり耐久性に優れたランドクルーザーの一員なので、壊れにくく長く付き合えることも大きな魅力。近頃はワゴンをちょっと背高にしたクロスオーバータイプのSUVが人気を集めていますが、もっとドライブや遊びの可能性がたくさん詰まった本格4WDワールドへのエントリーとして、ランドクルーザー90プラドを選んでみてはいかがでしょう。
ランドクルーザー90プラド オススメの中古車在庫
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- 2002
- 支払総額:442.6万円
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- ランドクルーザープラド 3....
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- 支払総額:322.5万円
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- ランドクルーザープラド 2....
- 2000
- 支払総額:412.2万円
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- ランドクルーザープラド 2....
- 2001
- 支払総額:295.8万円
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- 1997
- 支払総額:336.7万円
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- 1997
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