【専門店が徹底解説】トヨタ ランドクルーザー150プラドの安全性能に迫る | フレックス

【専門店が徹底解説】トヨタ ランドクルーザー150プラドの安全性能に迫る

ランクルプラド150の記事|,,,

  • 投稿日:2019/2/13
  • 更新日:2022/3/10

世界トップレベルの安全性を備えた新型ランドクルーザープラド

2017年9月12日、トヨタのランドクルーザー150プラドが大幅マイナーチェンジを施しました。エンジンやパワートレーンに大きな変更点はありませんでしたが、一目で分かる横長のヘッドライトと、コの字を2つ並べたようなリアコンビネーションランプを新たに採用し、より先進的な印象へと生まれ変わりました。見た目が大幅に変わったランドクルーザー150プラドは外観デザインのみに目が行きがちですが、もう一つの大きな特徴として、先進の安全装備である「トヨタ セーフティセンスP(Toyota Safety Sense P)」が全車に標準装備されたことです。

元々安全性が高かったランドクルーザー150プラドですが、トヨタ セーフティセンスPを全車に採用したことにより、走りはもとより安全性能も世界トップレベルになったと言えます。今回は、ランドクルーザー150プラドに採用された先進の安全装備についてご説明していきます。

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ランドクルーザープラド150の安全性能

ランドクルーザープラド150に全車搭載された、トヨタ セーフティセンスPとは

2017年9月12日以降に販売されたランドクルーザー150プラドでは、エントリーグレードから最上級グレードまで、全てのグレードにトヨタ セーフティセンスPを搭載しています。」トヨタ セーフティセンスP(Toyota Safety Sense P)とは、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した高精度な検知センサーにより、クルマだけではなく歩行者の認識も可能な、事故回避や衝突被害の軽減を支援するシステムのことです。

「ミリ波レーダー」は遠方の先行車の検知に有効で、雨、霧、降雪などの周辺環境の影響を受けにくく、「単眼カメラ」は物体の形や大きさが識別でき、クルマや白線、対向車のランプだけでなく歩行者も認識できます。この特性の異なる2種類のセンサーが、卓越した認識能力と信頼性を高め、高いシステムの作動を可能にしています。ランドクルーザー200系にも採用されているトヨタ セーフティセンスPが全車標準搭載されたことで、自分や大切な家族はもちろん、他車や歩行者も守ることができるクルマになりました。それではこれから、トヨタ セーフティセンスPに搭載された各機能についてご紹介していきます。

自動ブレーキ:プリクラッシュセーフティ

衝突の回避や衝突時の被害軽減をサポート

自動ブレーキシステムであるプリクラッシュセーフティは、前方に走っている車両や歩いている歩行者を、ミリ波レーダーと単眼カメラを使って検出するシステムです。衝突や接触の可能性を検知すると、警報ブザーとディスプレイによる表示で衝突の可能性を知らせ、ドライバーがブレーキを踏んだ場合にはプリクラッシュブレーキで踏力を自動でアシスト。万が一ブレーキが間に合わなかった場合にはプリクラッシュブレーキが強制作動し、衝突の回避、または被害の軽減をしてくれます。

プリクラッシュブレーキは、対歩行者に対しては自車が約10〜80km/hの速度域で作動します。、たとえば歩行者との速度差が30km/hの場合には、衝突の回避または被害軽減をサポートしてくれます。また、車両に対しては自車が約10km/h以上の速度で走行している時に作動します。たとえば、停止車両に対し自車の速度が40km/hの場合は、衝突の回避または被害の軽減をサポートしてくれます。

車線はみ出しアラート:レーンディパーチャーアラート

車線逸脱による事故を未然に防ぐために

車線はみ出し防止機能であるレーンディパーチャーアラートは、道路上の白線や黄線を窓ガラス上部の単眼カメラで認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線に近づいた場合に、警報ブザーとディスプレイ表示によって車線逸脱の可能性を知らせてくれる機能です。

レーンディパーチャーアラートは、道幅約3m以上の車線を速度約50km/h以上で走行している時にのみ作動します。認識には単眼カメラを使用しているため、車線が薄くなっている場合や、悪天候等によっては作動しない場合もあります。あくまでも運転の補助装置ですから、あまり過信はせずに安全運転を心がけると良いでしょう。

自動ハイビーム:オートマチックハイビーム

夜間の歩行者の早期発見に貢献する

自動ハイビーム装置であるオートマチックハイビームは、夜間走行中のハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポートしてくれます。ハイビームのまま走ってしまう切り替え忘れを防げるほか、手動操作でハイ・ローを切り替える煩わしさも軽減します。

自車の速度が約30km/h以上の時のみに作動しますが、ハイビーム・ロービームの切り替え自動制御には状況によって限界があります。運転時はつねに周囲の状況に注意し、必要に応じて手動で切り替えるなどの操作が必要になる時もあります。

追従ドライブ支援:レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)

追従ドライブ支援機能であるレーダークルーズコントロールは、ミリ波レーダーと単眼カメラからを統合した情報によって先行車を認識します。高速道路の走行時など、クルーズコントロールによって設定した車速内で、車速に応じた適切な車間距離を全走車と保ちながら追従走行してくれます。

レーダークルーズコントロールが作動するのは速度約50km/h以上の時なので、一般道では使用せずに、高速道路や自動車専用道路でのみ使用することをオススメ致します。設定した速度を上限として、全走車 の加減速に合わせて自動で追従走行をしてくれるので、高速道路などでは圧倒的に快適なクルージングが可能です。一度使ったら手放せなくなりますよ。

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いかがでしたでしょうか? 強靭なラダーフレーム構造を持ち安全性能も世界トップレベルにあるランドクルーザー150プラドですが、トヨタ セーフティセンスPが搭載されたことにより、「安全なクルマ」から「安全でぶつからないクルマ」に進化したと言えるでしょう。スタイリング・走行性能・居心地の良さ・高級感、さらには先進の安全性能をも搭載したランドクルーザー150プラドであれば、あなたのドライブ体験がより一層素晴らしいものになること間違いありません。ぜひ一度、全国にある最寄りのフレックスへ足を運んで、最新のランドクルーザー150プラドに触れてみてくださいね!

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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