【売れてるのはコレ】トヨタ ランドクルーザープラド150とランクルの違いは? 専門店スタッフによる比較解説!
扱いやすいサイズで、タフさとラグジュアリーさを兼ね備えた150プラド
まず、「ランドクルーザーとランドクルーザープラドって何が違うの?」という方のために両車の違いについて説明してみましょう。
初めて「プラド」の名前が付けられたのは1990年に登場したランドクルーザープラド70系(一般には70プラドと呼ばれることが多く、以下70プラドで統一します)でした。それまで発売されていたランドクルーザーよりもシティユースを視野に入れたデザインや、より乗用車らしく快適な装備で人気を博しました。ランドクルーザー譲りの高い性能を引き継ぎ、道なき道を進める高い走破性はそのままで、ランドクルーザーよりも少しコンパクトなボディサイズが特徴です。すべてが「ちょうどいい」ランドクルーザープラドのキャラクターはその後のプラドシリーズに受け継がれ、世界中で愛されるSUVとなっていきました。
70プラド、90プラド、120プラドと常に時代のニーズに合った進化を遂げてきたランドクルーザープラドですが、150プラドは数あるSUVのなかでもラグジュアリー志向が強いモデルへと進化しました。今回は150プラドの購入を検討している方が他のランドクルーザーと比較して150プラドに決めるとき、どういった視点から選べば良いかに注目して解説します。
なお、150プラドとFJクルーザーやミニバンと比較した記事もありますので、ランドクルーザー以外との比較が気になる方はこちらの記事もご覧になってください。150プラドとFJクルーザーはプラットフォーム(フレームやサスペンションなど車の基盤となる部分)が共通のモデルなので、FJクルーザーと他のSUVの比較記事は150プラド購入で悩んでいる皆さんにも参考になると思います。
人気のランドクルーザープラド150
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ランドクルーザー80、ランドクルーザー100、ランドクルーザー200とはあまり比較されないランドクルーザープラド150 その理由とは?
80や100,200といったランクルと、150プラド。ランクルはランクル、プラドはプラドと購入時にはあまり比較検討されていない方も少なくありません。その理由を探ってみましょう。
ボディサイズや排気量に差があり ランドクルーザープラド150とは車格も違う
150プラドの購入を検討しているユーザーは他のランドクルーザーと比較してどこを魅力に感じ、購入の決断をしているのか。この疑問を解決するためにランクル店のカーライフアドバイザーに聞いてみました。
その結果、150プラドを購入する方は、ランドクルーザーでもプラド以外のモデルとで悩んだり、他のランドクルーザーを選ぶことは非常に少ないとのことでした。プラドはランドクルーザーより扱いやすいボディサイズと排気量をコンセプトにしているので、そもそも車格が違い比較対象にはならないそうです。
では、150プラドと他のランドクルーザーではどれほど違いがあるのでしょうか? ガソリンモデルに限定して表にまとめてみました。
150プラド | ランドクルーザー200 | ランドクルーザー100 | ランドクルーザー80 | |
---|---|---|---|---|
全長 | 4,760mm | 4,950mm | 4,890mm | 4,970mm |
全幅 | 1,885mm | 1,980mm | 1,940mm | 1,930mm |
全高 | 1,850mm | 1,870mm | 1,890mm | 1,860mm |
車両重量 | 2,080kg | 2,690kg | 2,370kg | 2,100kg |
エンジン型式 | 2TR-FE | 1UR-FE | 2UZ-FE | 1FZ-FE |
排気量 | 2693cc | 4608cc | 4663cc | 4476cc |
最高出力 | 163ps(5200rpm) | 318ps(5600rpm) | 235ps(4800rpm) | 215ps(4600rpm) |
仕様燃料 | レギュラーガソリン | プレミアムガソリン | プレミアムガソリン | レギュラーガソリン |
燃料消費率 | 9.0km/L | 6.7km/L | 6.5km/L | 5.7km/L |
自動車税 | ¥51,000 | ¥88,000 | ¥88,000 | ¥76,500 |
乗車定員 | 5~7人 | 5~8人 | 5~8人 | 5~8人 |
街中でも扱いやすいサイズで自動車税も手頃な150プラド
いかがでしょうか? ボディサイズから見ていくと高さこそ変わりませんが、幅や全長は10センチ前後の差があります。たかが10センチと思うかもしれませんが、実際に運転してみると違いは歴然です。都心部のパーキングは車幅で停められない場所もあります。
また、維持費も大きく変わってきてしまいます。V8エンジンを搭載したランドクルーザー100、ランドクルーザー200は共にプレミアムガソリン(ハイオクのこと)指定で、燃費は6km/L台です。一方の150プラドはレギュラーガソリン指定で9.0km/Lとなっていて、距離を走る人ほどガソリン代に差が出てきます。
比較対象となったランドクルーザーはどれも排気量が4500cc以上あり、毎年支払わなければいけない自動車税も150プラドよりも高額です。もちろん、V型8気筒エンジンの圧倒的な動力性能や、大型ボディのランドクルーザーに漂うプレミアム感は他に代えがたいものがあります。しかし、150プラド以外のランドクルーザーを選択するのはそれなりの覚悟が必要です。これが150プラドとそれ以外のランドクルーザーが、購入時にはあまり比較されない理由のひとつと言えるでしょう。
国産本格SUVで唯一選択できるクリーンディーゼルも魅力!
本格SUVとしての圧倒的な動力性能を余すことなく発揮するディーゼルターボエンジン
150プラドは、副変速機をもつ4WD車のなかでも、ディーゼルエンジンが選択できることが大きな魅力です。
SUVにディーゼルエンジンが好まれる理由は、何よりも低速トルクの力強さです。オフロードの走行は極めて低速で走ることが多く、エンジンの回転を上げて走ることは少ないものです。低速で急な坂を登る場面などは、低い回転でパワーが出るディーゼルエンジンの方が有利なため、「4WD車にはディーゼルエンジン!」と思うオフロードファンが多いのです。そしてオフロードだけではなく、オンロードでの力強い加速もディーゼルエンジンに軍配があがることも付け加えておきます。
環境にも優しく、高性能なディーゼルエンジンを採用する150プラド
トヨタの直列4気筒 2.8L 1GD-FTVディーゼルターボエンジンは、最高出力177ps、最大トルク45.9kgを発揮します。4.0Lクラスのガソリンエンジンと比較して、馬力では劣りますが、トルクは遥かに上回る性能となっています。ちなみにガソリンの2TR-FEエンジンは163ps/25.1kgです。
また、排気ガス中のPM(粒子状物質)を吸着する触媒を排気管の中に設置して、一定量になるとエンジン制御でフィルターの温度を上げ、堆積したPMを燃焼・除去するDPRシステムや、尿素を触媒内に噴射することで、有害なNOx(窒素酸化物)を化学反応により窒素と水に還元する排出ガスを浄化する尿素SCRシステムを採用することで、パワーと燃費を両立させながら、世界最高水準の環境性能を実現したエンジンです。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの新車価格はおよそ74万円と大きな差があります。新車販売が終了し中古のみとなった現在でも依然としてその差はあり、程度や走行距離、装備にもよりますが、50〜100万円ほどディーゼルの方が高くなっています。
なお、ランニングコストで気になる燃費についても見てみると、ガソリンの9.0km/Lに対しディーゼルは11.2km/Lと確かに高燃費です。燃料費自体が高騰している昨今ですが、燃費の差だけでは価格の差を埋めることはなかなかできそうにありません。かなりの距離を走るという人であれば回収できるかもしれませんが…。
というわけでディーゼルエンジンは、パワフルな動力性能に魅力を感じるという方にオススメです。
すべてがジャストサイズの150プラドはファミリーカーにもオススメ!
7人乗りも選べるので、大人数でのお出かけや家族が増えたときにも安心
ランドクルーザープラド150はファミリーカーとしてもオススメです。5人乗りだけでなく7人乗りのモデルもあるので、大人数で乗ることもできます。ラゲッジも広いので荷物もたっぷりと積むことができ、アウトドアやキャンプ、スポーツなどでも活躍してくれます。
もちろんタフなボディや走行性能はランドクルーザー譲りのオフロード性能は同クラスでも抜きん出ているので、もしもの災害時にも絶対の安心感があります。燃費や税金などの維持費もランドクルーザーほどかからないというのもポイントですね。
150プラドはリセールバリューも高い
150プラドはリセールバリュー(売るときの価格)も高いと評判です。なかには「2年乗って売るときの値段が購入した値段とほとんど変わらなかった」という例もあります。一般的に車は乗っていると価格が落ちていきますが、150プラドは中古車市場で高い人気を維持しているため、他車種と比べても落ちにくいとされています。ナンバーが付いただけで100万円近く値落ちする車もあるなか、かなり貴重な存在と言えるでしょう。
150プラドはフレックスにお任せください!
ランドクルーザー250が正式に発売されましたが、人気殺到のため、納車にはやはり時間が掛かるようです。同様にランドクルーザー70も日本へ割り当てられる台数が非常に少なく、ディーラーでもいつ入るかわからない状況です。そしてランドクルーザー300はというと、依然として受注停止が続いており、解除はマイナーチェンジ後で同時に値上げされると噂されています。
ランクル3001・ランクル2502・ランクル703という3モデルにランクルファミリーが再構築されたものの、納車がスムーズに行かない今、150プラドはピッタリのタイミングです。中古の物件は潤沢にあり、純正パーツの供給はもちろん、カスタムパーツも豊富に揃っています。
150プラドは、アウトドアやスポーツなどの趣味をサポートしてくれる相棒にもなり、ファミリーカーとしても優秀です。他車種と迷っている方は、お近くのフレックスのランドクルーザー販売店にお越しください。ご自身も、そしてご家族も気に入ること間違いなしの150プラド、オススメです!。
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