【基本情報編~part3~】ランクルQ&A 海外仕様やスペックについて、プロがお答え! | フレックス

【基本情報編~part3~】ランクルQ&A 海外仕様やスペックについて、プロがお答え!

ランドクルーザーのQ&A|,,

  • 投稿日:2019/12/29
  • 更新日:2023/6/29
ランクルQ&A基本情報編
ランクルに関する疑問についてお答えするコーナーです。この記事では、ランクルの基本情報についてご紹介しています!

ランクルミーティング(LCM)ってどんなイベント?

ランドクルーザーズ・ミーティング(LCM)は日本中のランクルが一堂に会するイベントです! キャンプをしながらランクル仲間たちとランクル談義を楽しんだり、他のオーナーのランクルはどんなカスタムをしているのかチェックできたり、ランクルオーナーなら一度は参加してほしいファンミーティングなんです!

2018年に静岡県裾野市の大野路ファミリーキャンプ場で開催された際には800台ものランクルが集結!岡山県真庭市のヒルゼン高原センター・ジョイフルパークで2019年に開催された際も、史上最強と言われた台風19号が接近したにもかかわらず300台以上のランドクルーザーが集合したんだとか。それだけランクル愛の深い人たちが集まるようですね!

ランクル70を販売してから、若い方のミーティング参加も多くなり、ランクルの輪が広がっているようです! フレックスでもLCMに参加しているときがありますので、ミーティングに参加された際はぜひ遊びに来てくださいね!

ランクルの左ハンドルって購入可能?

北米仕様の左ハンドルのランクル60や80は超希少です。一味違ったランクルを乗りたい、どうせなら目立つ、優越感を感じられるランクルに乗りたい、愛着が持てるオンリーワンな車に乗りたいという方にオススメです。

走行距離が多い場合でもタフなランクルであればへっちゃらですし、ランクル専門店FLEXであれば整備も安心です。

常とはいきませんが、FLEXでも在庫があることも。年を追うごとに入手が困難になっており、また海外での人気もあるため、なかなか確保ができないという状況になっています。我こそはという本物志向の方からの問いお合わせもお待ちしております。

ランクル70の再販モデルでも4ナンバー登録は可能?

1ナンバーと4ナンバーでは高速料金が大きく異なるため、遠出が多い方は4ナンバーのランクル70が欲しいというリクエストを聞くことがあります。2004年で生産終了となったランクル70であれば4ナンバーは存在します。

しかし出来れば新しいランクルに乗りたいという人も多いでしょう。では1年限定で販売された再販モデルのランクル70で4ナンバーにすることは可能なのでしょうか?結果から言いますと不可能なんです。

1ナンバーと4ナンバーの違いは車輛サイズと排気量にあります。

「車輌サイズ」 全長4.7m以下 全幅1.7m以下 全高2.0m以下

「排気量」 2,000cc以下(ディーゼル車は制限なし)

国内最終76モデルで、オーバーフェンダーの無いものであれば幅も4ナンバーの規定サイズに収まり、ディーゼル車は排気量が無制限であるため4ナンバー登録が可能でしたが、再販モデルはガソリン車のため、幅を規定内に収めても排気量がオーバーしてしまうのです。

4ナンバーのランクルが欲しい!という方は国内最終76モデルや78プラドなどの登録可能車もご用意可能なのでご相談くださいね。

ランクルが他車と比べて丈夫なのはどうして?

ランクルは「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を追求したモデルです。それはランクルが世界中のどこでも利用されるクルマであるため。たとえば周囲に何もない砂漠などで事故などのトラブルが起きた時に、自走が不可能となってしまうとそれだけでも命取りとなります。そのためランクルはどんな状況に陥っても自走ができることを目指して設計されているんですね。

ランドクルーザー40

そのタフさを実現しているのは初代ランクルから採用されているラダーフレーム構造によるものです。ラダーフレームはボディにダメージがあってもフレームさえ無事であれば問題なく走り続けられるような造りとなっており、それにより高い走破性を実現してきました。

また海外仕様のランクルに採用されているエンジンは熟成されてきたディーセルエンジン1VD-FTV型などが採用されており、多少のことでは壊れない信頼性があります。これらによって世界中のユーザーからランクルは丈夫だという評価をされているんですよ。

ランクル70の復刻版と海外仕様は何が違うの?

海外仕様のランクル70にはボディスタイルや搭載エンジンが日本仕様の旧ランドクルーザー70(バン)や再販モデルに設定のない仕様もあります。

たとえば再販モデルと海外仕様の大きな違いはエンジンです。再販モデルではディーゼルエンジンが選択肢がなく、1GR-FE型の4リッターV6ガソリンエンジンのみ。一方で海外仕様のランクル70は今でも世界を代表するグローバル4WDのため、ラインナップは輸出先の国や地域によって様々。たとえば、オーストラリア仕様のランドクルーザーには1VD-FTV型という熟成を重ねた4.5リッターV8インタークーラー付きターボディーゼルエンジンが載っています。

ちなみに国内仕様のディーゼルエンジンのランクル70は4.2リッター直列6気筒ディーゼルエンジンを積んだ1HZ型。2014年の再販モデルを除いた旧タイプの国内向け最終型で、国内販売終了の2004年7月まで生産されました。国内仕様のディーゼルエンジンが欲しいという場合はこちらのモデルを選ぶことになります。

ランクルの馬力が大きくないのはどうして?

ランクルには大排気量のエンジンが搭載されていますが、それよりも排気量の小さなスポーツカーと比べると馬力は大きくありません。ランクル200を例にあげれば、4.6リットルにも関わらず318馬力しかありません。

ランドクルーザー200系のエンジン

その理由は低回転の力強さと扱いやすさを重視したトルク型のエンジンだからです。トルクはアクセルのひと踏みあたりに湧き出る力。ダートや急な登り坂などを走る場合には、軽く踏み込んだとき(低回転)から大きな車体を動かす力が重要となってくるため、ランクルはトルクを重視したエンジンとなっています。

馬力とはエンジンを高回転まで回す事によって増大する推進力の集積の数値です。しかし低回転でのトルクを重視すると“回りにくい”エンジン特性になるので、数字上の最高出力を出すことはできません。そのためランクルに搭載されたエンジンは馬力という数字上ではどうしても高回転型のスポーツカーなどと比べれば小さく見えてしまうのです。

ランクルの在庫

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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