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【最新版】トヨタ ランドクルーザー100:100系の特徴

ランクル100の記事, ランドクルーザーの記事|,,,,

  • 投稿日:2015/12/6
  • 更新日:2023/1/18
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高級セダンを凌駕するに至ったランドクルーザー100系

卓越したタフネス、高い悪路走破性といったランドクルーザーの伝統を受け継ぎつつ、オンロードでの快適化や高級化を大きく推し進めたのがランドクルーザー100系です。ランクル60ランクル80と世代を追うごとにラグジュラリー化を進めてきたランドクルーザーシリーズですが、ランクル100でついに高級セダンを凌駕するまでに至ったと言えるでしょう。
エンジンは、新開発のV型8気筒ガソリンと、ブラッシュアップした直列6気筒ディーゼルターボの2種類。その他のメカニズムも先代から大幅に進化しましたが、トピックスは何と言ってもボディの大幅な拡幅化と、ランドクルーザー史上初となるフロントサスペンションの独立懸架化です。

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先代から大幅に進化したハンドリング

先代ランクル80までは伝統のリジッドアクスルを採用していましたが、このランクル100からはフロントサスペンションにダブルウイッシュボーンを採用しています。これによりハンドリングは従来モデルから大きく進化を遂げ、正確なライントレース性能を実現しました。ワイドトレッド化による安定性向上も相まって、オンロードでのドライビングが一層快適で楽しいものへと変わっています。

オン&オフ性能を高次元で両立するメカニズムを採用

もちろん、ランドクルーザー伝統のオフロード性能も忘れてはいません。副変速機&センターデフロック付きフルタイム4WD機構、コイルリジッド式リアサスペンションによる長大なホイールストロークといった四駆らしい造りもランドクルーザー100系が持つ魅力のひとつです。
さらに、車高を任意または自動で約90mm調整できるAHC(アクティブ・ハイト・コントロール)、路面状況に合わせてショックアブソーバーの減衰力を瞬時に調整するスカイフックTEMS(ともにVXリミテッド Gセレクションに標準装着、VXリミテッドにオプション設定)も秀逸な装備。オン&オフ性能をより高次元で両立する革新的メカニズムです。
また、リア電動デフロックや電動ウインチといった本格的なオフロード装備をオプションで選択できたのはさすがはランドクルーザーと言えるでしょう。

広く大きくなった室内はより高級路線に

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ランクル100は、これまでのモデルのようにオーバーフェンダーを装着することによるワイド化ではなく、ボディそのものを大きくすることで広大な車内空間を実現、室内幅はランクル80から10cm以上広がっています。
素材やデザインなども一新され、2トーンのダッシュボード、上質なモケットor本革シート、木目調フロントコンソール(VXリミテッド)など、インテリアにも高級感が演出されました。

エンジンはガソリンとディーゼルの2種類

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エンジンは新開発の4.7リッター・V8ガソリンエンジンおよび、4.2リッター・直6ディーゼルターボエンジンの2種類を採用しています。 前者は、クラウンやソアラなどに搭載されていた1UZ-FE型をベースに、SUVに向けたチューニングが施された2UZ-FE型で、235psの高出力と43kg・mの高トルクを実現しています。いっぽう後者は、ランクル80系に搭載されていた1HD-FT型をベースにインタークーラーの追加や電子制御化した1HD-FTE型で、馬力とトルクはそれぞれ205ps/44kg・mと、ガソリンエンジンに匹敵する性能を発揮しました。

▼ランクル100のディーゼルエンジンについてはこちらの記事もご参照ください

中古車の玉数も豊富

大ヒットしたモデルだけに、中古車市場でのタマ数も豊富で、価格も堅調に推移しています。初期モデルはすでに約20年以上(2023年現在)が経過していますが、頑丈な造りのおかげで整備次第ではまだまだ快適に乗ることができます。生産期間を通して、エンジンやサスペンション、4WD機構などの基本的な設計に大きな違いがないのも魅力です。

ランクル100の中古車相場は?

ランクル100は1998年1月から2007年9月まで販売されました。10年に及ぶモデルライフの間、2002年8月と2005年4月にそれぞれマイナーチェンジが行われています。前期・中期・後期の全モデルを通じて言えるのは、現時点(2023年)で走行距離が10万km以下の車両がかなり減ってきている状況にあるということです。ランクル100系はもちろんその他のランクルファミリーは耐久性の高い車種なので、中古車は全般的にマイレージが伸びる傾向にあります。
例えば、4.7リッターガソリンエンジンのVXリミテッドで中古車の相場を調べてみると、走行距離は2万〜22万km、価格は200〜450万円程度とかなりバラツキがあります。低走行(といっても5万km以上)で高年式の個体であれば400万円前後が相場のようです。同モデルの新車販売価格が399万8000円だったことを考えると、驚異的な価格と言えるでしょう。
また、低走行や年式の新しい車両は依然として人気が高く、中古車の相場は値上がり傾向にあります。一部安い車両も流通していますが、「補修歴がある」などそれなりの理由あります。購入を検討している方は、信頼できるお店に相談されることをオススメします。

▼前期・中期・後期モデルそれぞれの違いについてはこちらの記事もご参照ください。

ランドクルーザー100のボディカラー

サルーンをも凌ぐ高級路線をとったランクル100はボディカラーも上質なものが用意されました。従来のクロカン四駆の主流であったソリッドカラーだけでなく、メタリックカラーを採用するなど、上質なペイントが用意されました。

年代ごとに7色のカラーをラインナップ

ホワイトパールマイカ、ウォームシルバーメタリック、グレーマイカメタリックといった定番のモノトーン系カラーに加え、年代ごとに7色のカラーをラインナップしています。
前期〜中期モデルではミディアムグレーメタリック(ダークブルー)、ダークグリーンマイカ、レッドマイカなどのダーク系カラーも人気でした。中期〜後期モデルではゴールドマイカメタリック、グレイッシュブルーメタリック(ライトブルー)といった個性的な色も登場しています。

ランドクルーザー100の弱点・後悔するポイントは?

販売終了から15年ほど経過した今でも魅力たっぷりのランクル100ですが、特有の弱点や買って後悔したことはないのでしょうか? 実際に購入してオーナーとなった方の声をピックアップしてみました。

燃費がよくない

ガソリンエンジンのカタログ燃費は6.5km/Lとなっていますが、実燃費は5km/L前後ということで、燃費の悪さを指摘するユーザーが多いようです。ハイオク仕様ということもあり、ランニングコストに占める燃料費はそれなりに想定しておくことをオススメします。

部品代が高い

最近の車は部品代もあまり高くなく、メンテナンスパックなどが設定されているので工賃もあまり掛からないので、維持費を低く抑えることができますが、ランクル100はそのような設定がないので、部品代や工賃が高いと感じている人が少なくないようです。
トラブルでよく目にするのが、アクティブハイトコントロール(AHC)の故障で、修理は可能ですがそれなりに費用が掛かります。そこで車高調整機能のない社外のサスペンションに交換するという方法を採用している人も多いようです。

それでもやっぱりランクル100はいいと感じている人が多い

その他にも、ボディサイズが大きいため取り回しで困るときがあるなど、買って後悔したポイントはいくつかあるようですが、「もともとそういう車」と割り切っている人や、「デメリットを押して余りある魅力がある」と感じている人など、ランクル100のとりこになっているファンは非常に多いようです。 また、故障などのトラブルもあるランクル100ですが、専門店はいろいろなノウハウを持っています。ちなみにフレックスでは独自の保証もありますので、安心してお乗りいただけます。

カスタムするとカッコいいランドクルーザー100

ランドクルーザー100カスタム例

ランクル100は、これまでのランクルシリーズよりも都会的なスタイリングとなりました。そのため従来のランクルで主流だったオフロード性能を向上させる方向だけでなく、丸目ヘッドライトやドレスアップ系のホイールなどで、よりスタイリッシュなSUVに仕上げるようなカスタムも行われました。
また前述の通り、故障した純正パーツの代わりにアフターパーツで修理とカスタムを行う場合も多く、純正とは違った楽しみ方をしているランクル100オーナーも多いようです。
>>ランクル100のカスタム実例はこちら

ランドクルーザー100のスペック表

ワゴンVX
UZJ100W・2005年式
バンVXリミテッド
HDJ100W・2005年式
ワゴンVXリミテッド
Gセレクション
UZJ100W・2005年式
全長 4,890mm 4,890mm 4,890mm
全幅 1,940mm 1,940mm 1,940mm
全高 1,870mm 1,870mm 1,890mm
ホイールベース 2,850mm 2,850mm 2,850mm
トレッド 前/1,620mm 後/1,615mm
最低地上高 220mm
車両重量 2,290kg 2,490kg 2,430kg
乗車定員 5名 2(5)名 8名
形式 水冷V型8気筒DOHC
ガソリン・4,663cc
水冷直列6気筒OHC
ディーゼルターボ・4,163cc
水冷V型8気筒DOHC
ガソリン・4,663cc
圧縮比 9.6:1 18.5:1 9.6:1
最高出力 173KW(235PS)
/4,800rpm
144KW(196PS)
/3,200rpm
173KW(235PS)
/4,800rpm
最大トルク 422N・m(43.0kgm)
/3,600rpm
431N・m(44.0kgm)
/1,200~3,200rpm
422N・m(43.0kgm)
/3,600rpm
燃料/タンク容量 ガソリン/96L 軽油/96L ガソリン/96L
燃費(10・15モード) 6.5km/L –km/L 6.5km/L
変速比

1速:3.520

2速:2.042

3速:1.400

4速:1.000

5速:0.716

後退:3.224

1速:3.520

2速:2.042

3速:1.400

4速:1.000

5速:0.716

後退:3.224

1速:3.520

2速:2.042

3速:1.400

4速:1.000

5速:0.716

後退:3.224

駆動方式 センターデフロック付きフルタイム4WD
副変速比 1.000/2.488
最終減速比 4.100 3.909 4.100
ステアリング形式 ラック&ピニオン式
サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン式トーションバースプリング

後:リジッドアスクル式コイルスプリング

主ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後)
タイヤサイズ 275/70R16 275/65R17 275/65R17
新車時メーカー希望小売価格 4,032,000円 4,431,000円 4,956,000円

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執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

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