【最新版】トヨタ ハイエースの歴史とモデル紹介
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年間18万台も販売されている人気のワンボックスカー
“キングオブ4WD”がランドクルーザーなら、ハイエースは“キングオブワンボックス”と言えるでしょう。先代100系からフルモデルチェンジしてすでに11年が経った現行200系ハイエース(&兄弟車レジアスエース:以降ハイエースで統一)の年間生産台数は今も安定して約18万台で推移しています。このうち国内で登録されているのはおよそ4割の8万台にも及びます。さすがに国内登録台数の常連で年間30万台以上をキープする同じトヨタのアクアやプリウスには敵いませんが、ミニバンで人気のアルファード/ヴェルファイアの年間生産台数10万台に近く、ノア/ヴォクシーとほぼ同等の年間生産台数を誇っています。ハイエースの主力が4ナンバーの商用車であることを思えば、その年間生産台数の数値は幅広いユーザーに愛されていることの証明と言えるでしょう。
オススメのハイエース・レジアスエース
- 支払総額
- 568.1万円
- 車両価格
- 539.8万円
- 諸費用
- 28.3万円
年式 2021年(R03年)走行距離 2.9万km修復歴 なし車検 車検整備付色 パールホワイト
- 支払総額
- 243.1万円
- 車両価格
- 229.8万円
- 諸費用
- 13.3万円
年式 2016年(H28年)走行距離 12.9万km修復歴 なし車検 R7年06月色 ブラック
- 支払総額
- 616.4万円
- 車両価格
- 599.8万円
- 諸費用
- 16.6万円
年式 2024年(R06年)走行距離 3km修復歴 なし車検 R8年09月色 パールホワイト
ハイエースの特徴
徹底した合理主義で作られたワンボックス車
ワンボックス車のファンがハイエースに抱くイメージは「完成されたパッケージング」に尽きるでしょう。開発の基本となった4ナンバーの小型商用車のボディーサイズ規定の中でボディをムダなくスタイリッシュにまとめ上げ、広い車内空間を実現しました。徹底した合理主義で作られたワンボックス車なので、人や荷物をたくさんのせるのに非常に適しています。ハイエースのユーザー層の厚さはこういった使い勝手の良さが広く評価されているからでしょう。
スタイル、エンジン、駆動様式などバリエーションが豊富
現在、ワンボックス車であるハイエースには主力のハイエースバン(4ナンバー/1ナンバー)のほか、ハイエースワゴン(3ナンバー)とハイエースコミューター(2ナンバー:マイクロバス)という3つのスタイルがあります。ボディ幅は標準とワイド。ルーフの仕様は標準、ミドル、ハイの3つが揃っていて、フロア形状はリアタイヤハウスが出っ張る標準的なタイプのほかにフラットなジャストローも設定されています。エンジンは3リッターディーゼル、2リッターガソリン、2.7リッターガソリンがあり、駆動方式では2WDのほか、バンには4WDの設定もあります。スタイルからエンジン、駆動方式までのバリエーションの多さはさすがにハイエースですね。
ハイエースの歴代モデル
初代・H10系 1967年~1977年
初代ハイエースH10系が誕生したのは1967年です。経済発展がめざましかった当時の日本で高い人気を誇っていた商用車トヨエースの小型版というポジショニングでハイエースは登場しました。モデル時期を通して数えると、バン(3/6人乗り)、ワゴン(9人乗り)、コミューター(12/15人乗り)、トラックの4ラインナップが設定されています。エンジンは当初はコロナに搭載されていた1.3リターガソリン仕様でしたが、後に1.5リッター、1.6リッターへと発展、1975年の昭和50年排出ガス規制対応のマイナーチェンジで1.8リッターが追加されました。
2代目・H20/H30/H40系 1977年~1982年(トラック:~1985年)
スタイルはH10系と同じ4種類で2代目ハイエースは登場しています。ヘッドランプが丸型4灯から丸型2灯に変更されたことがデザイン上の目立つ特徴でした。時代の変化やニーズの拡大に対応し、ボディスタイルはバンが標準/ロング/スーパーロングの3種類、ワゴンは標準/ロングの2種類、コミューターは標準/ロング/スーパーロングのワイドバリエーションという展開でした。一方、トラックもシングルキャブ/ダブルキャブ/オープンバン/パネルバンが設定されていました。この頃、国内の排出ガス規制が厳しさを増す中、ワゴンの1.9リッターエンジンを大幅に見直して昭和53年規制に適合させたり、オイルショックを受けて経済性を重視、バンに2.2リッターディーゼルエンジンを初搭載したりと、エンジンが大きく変化した世代でした。
3代目・H50系 1982年~1989年
豊かな時代背景のもと3代目にフルモデルチェンジしたハイエースでは新開発エンジンに“LASRE”というシリーズ名が与えられ、クリーン化&ハイパワー化が推進されます。ガソリンエンジンは最新型を採用、ディーゼルエンジンは従来型を受け継ぎながらも改良が加えられました。高級化がさらに進んだのも大きな特徴です。ワゴンの最上級グレードにスーパーカスタム・サン&ムーンルーフを設定。4速ATも採用され、ターゲットユーザー層の拡大が一層推し進められました。
4代目・H100系 1989年~2004年
21世紀に向け、さらに近代化、高級化が進められたのがH100系です。トランスミッションのレバーが全車でフロアシフト化、パーキングブレーキのレバーもステッキ型からフロアへ変更されました。エンジンもリフレッシュされ、ガソリンエンジンは2リッターのほか2.4リッターが追加されています。なお4WDは2.8リッターディーゼル車だけで選べる仕様でした。拡大の一途をたどるユーザーニーズに対応してボディスタイルが拡大され、全長サイズで標準、ロング、スーパーロングを設定。ルーフはロー、ミドル、ハイが選べるようになっています。
装備面でも目覚ましい進化を遂げました。上位グレードではシートがゴージャスになり電動調整ができるモデルも登場。製氷機がついたクール&ホット・ボックスなどユーティリティー面でもレジャーでの利便性を拡大させています。しかし、2001年からはディーゼル排出ガス規制のあおりを受け、NOxやPMにまつわる法律や条例に従い。ディーゼル車は規制の指定地域での登録や運行ができなくなりました。
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5代目・H200系 2004年~
15年ぶりのフルモデルチェンジ。それまでの100系は幅が4ナンバー/5ナンバーの小型車サイズ(1.7m)でしたが、200系では長さで小型車サイズ(4.7m)を超える仕様はワイドボディ(1.88m)のみとなりました。ボディスタイルは、ファミリーから独立したトラックを除き、バン、ワゴン、コミューターの3種類です。主力モデルのバンはホディ幅で標準とワイドがあり、ルーフは標準/ミドル/ハイルーフが選べる4ナンバー/1ナンバーのラインナップでした。ワゴンはワイド&ミドルルーフの3ナンバー、コミューターはワイド&ハイルーフの2ナンバーという設定です。
エンジンの種類は当初、2リッターと2.7リッターのガソリンエンジンに加え、3リッターのディーゼルエンジンという設定でした。しかし、ディーゼルエンジンは排出ガス対策のために2.5リッターにダウンサイジングされました。その後、現行モデルのディーゼルエンジンはさらに新しいモノへと進化し、クリーンかつハイパワーの最新型3リッターとなっています。
6代目・海外向け H300系 2019年~
2019年2月18日に世界初披露された6代目モデルは、タイでは「マジェスティ」、オセアニアと台湾では「グランビア」の名で販売されています。そして、フィリピンの発売を皮切りに、新興国を中心とした国と地域で発売されていますが、市場環境が異なる日本市場では引き続き5代目モデルが継続販売されています。
6代目モデルは、TNGAに基づく新プラットフォームが採用され、キャブオーバータイプからセミボンネット化されたのが、外観上の従来型との大きなちがいになります。そして、ボディタイプはショート・標準ルーフ(全長5,260mm/全高1,990mm)とロング・ハイルーフ(5,915mm/全高2,280mm)の2種類が設定されています。なお、全幅は共通の1,950mmとなります。
ボディサイズを現行モデルと比較すると、ショート・標準ルーフ車でも全長で+570mm、全幅で+255mm、ホイールベースでは+640mmも長くワイドになり、より多くの貨物と人員を運べ、乗員も快適に過ごせるようになっています。
新型は、物流だけではなく、送迎、観光、乗合バス等の乗客の輸送を重視していて、バンの他にコミューターとツーリズムを設定しています。
「バン」は世界各国のパレットが搭載可能な荷室を確保し、「コミューター」は17人乗りのマイクロバス、「ツーリズム」は、LEDデイタイムランニングランプ・フォグランプ内蔵カラードバンパーなどのエクステリアに加え、大型ドアトリムポケットや大型シート下の収納等、ドライバーや乗員のニーズに対応し、快適な内装デザインが採用された、上級グレードの13人乗りとなっています。
エンジンは、2.8Lディーゼルと3.5Lガソリンが設定、安全性能では「トヨタセフティーセンス」が採用され、機能性も格段に向上しています。
なお、新型ハイエースがベースとなる高級ミニバンが、12月16日より「グランエース」として日本で発売されました。「グランエース」は3列シート6人乗りの「Premium」と4列シート8人乗りの「G」があり、エンジンには日本の事情に合った2.8Lクリーンディーゼルが採用されています。そのほか、全長5,300mm/全幅1,970mmと若干寸法が異なりますが、日本国内では最大のミニバンとなっています。そのほか、フロントフェイスがグランディアと違っています。
レジアスエース
100系の時代に誕生したハイエースの兄弟車です。構造や機構はハイエースと共通で、初代モデルは1999年から2004年までビスタ店で販売されました。多くの車型を抱えるハイエースに対し、レジアスエースは最多販売が見込めるバンモデルのみとなっています。ラインナップは2000年から拡大を開始。ガソリン車にルートバンを追加し、スーパーロングバンに2.4リッターガソリン仕様が追加されたほか、2001年にはスーパーGL-Eが新設定されています。
2004年にハイエースが200系になったのにともないレジアスエースも200系となり、販売店統合でネッツ店での扱いとなりました。ハイエース同様に、100系でのフロア設置型シフトレバー&パーキングブレーキレバーからインパネシフト&ステッキ型パーキングブレーキレバーに変わり、前席ウォークスルーが復活したのが大きな特徴です。その後の改良もハイエースに同調しながら繰り返され、実用性と快適性の向上策が多数盛り込まれています。
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