【気になる変更点は?】トヨタ ハイエースが一部改良(マイナーチェンジ)! 新型ハイエースはディーゼルエンジンとセーフティセンスPを搭載し大幅進化
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マイナーチェンジと言っても過言ではないほど進化した新型ハイエース
2017年11月22日、トヨタ ハイエースがマイナーチェンジ(一部改良)を実施しました。今回の一部改良のトピックスは大きく分けて2つ。「ランドクルーザープラドに搭載されている、1GD-FTV 2.8Lディーゼルエンジンを新設定」、「安全運転支援装置 トヨタ セーフティセンスPを全車に標準装備」、この2つになります。トヨタ自身がハイエースを「一部改良」と謳っていますが、マイナーチェンジと言っても過言ではないグレードアップとなりました! とはいえ、今回のハイエースで5型になったわけではありませんので注意してくださいね。(ハイエースはエクステリア変更がされると型が変わります。)それでは、2017年11月22日に発表されたハイエースの新型を詳しく解説していきましょう。
人気のハイエース・レジアスエース
- 支払総額
- 422.2万円
- 車両価格
- 409.8万円
- 諸費用
- 12.4万円
年式 2021年(R03年)走行距離 1.8万km修復歴 なし車検 R7年01月色 ブラック
- 支払総額
- 451.2万円
- 車両価格
- 429.8万円
- 諸費用
- 21.4万円
年式 2023年(R05年)走行距離 2.1万km修復歴 なし車検 車検整備付色 パールホワイト
- 支払総額
- 427.7万円
- 車両価格
- 405.8万円
- 諸費用
- 21.9万円
年式 2020年(R02年)走行距離 6.1万km修復歴 なし車検 車検整備付色 パールホワイト
運転支援システム TSSPを標準装備
新型ハイエースのTSSPは、レーダー・クルーズ・コントロール(DRCC)は非搭載
トヨタ セーフティセンスP(以下TSSP)とは、ミリ波レーダーと単眼カメラを併用した検知センサーによって、クルマだけではなく、歩行者の認識も可能な衝突被害軽減装置パッケージのことを指します。ちなみに、日産のNV350キャラバンに搭載されている「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」は、ミリ波レーダーのみを使用していますので歩行者の検知はできません。
TSSPは、前方の車両や歩行者をレーダーで検知し、衝突の可能性がある場合にメーター内のディスプレイや警告音によりドライバーに警告してくれます。さらに、衝突の可能性が高いとシステムが判断すると、ブレーキを踏む力をアシストして衝突回避を支援します。また、衝突が避けられないと判断すると自動ブレーキを作動させて、衝突の回避や被害の軽減を行ってくれます。歩行者に対しては、約10~80km/hの速度域で自動ブレーキが作動し、時速にして30km/h程度の減速が可能です。
少し惜しいのは、これらのセンサーを搭載していながら「レーダー・クルーズ・コントロール(DRCC)」が搭載されなかったことです。(レーダー・クルーズ・コントロールとは、あらかじめ設定した速度内で、適切な車間距離を保ちながら追従走行するシステムのこと。)長距離を走ることの多いハイエースですから、ぜひともシステムに組み込んで欲しかったのですが、200系ハイエースのプラットフォームは2004年のものと古く、このプラットフォームには技術的にDRCCを組み込むことができなかったという理由だそうです。
車線はみ出しを警告するレーンデパーチャーアラートを装備。ただしステアリング制御はナシ
レーンデパーチャーアラートは、幅が約3m以上ある車線を速度約50km/h以上の走行時に作動する車線逸脱警報装置です。道路上の白線や黄色線を窓ガラス上部の単眼カメラが認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、メーター内のディスプレイ表示と警告音により知らせてくれます。ただしハイエースのレーンデパーチャーアラートには、プリウスなどに搭載されているステアリング制御は付いていません。ハイエースのステアリングボックスは油圧制御なので、電気的なステアリングの制御ができないのが理由とのことです。これも少し残念なポイントではありますよね…。
夜間のドライブがラクになる! 安全性も大幅向上するオートマチックハイビーム
オートマチックハイビームは、単眼カメラによって周囲の明るさや対向車のヘッドランプ、前方の車のテールランプを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれるシステムです。自車速度約30km/h以上での作動になりますが、夜間走行時のライトスイッチ操作の煩わしさを軽減し、ドライバーの前方視界の確保をアシストしてくれます。
ちなみに道路運送車両法では、ハイビームを「走行用前照灯」、ロービームを「すれ違い用前照灯」と呼ぶのを知っていますか? 対向車や前走車、または歩行者などが居て相手を幻惑させてしまう可能性がある場合を除き、夜間の走行では基本ハイビームを使用するというのが法律により定められています。 これを守らない場合は、最悪法律違反となり取り締まり対象となってしまう可能性もありますよ。しかし、市街地などでハイビームとロービームを頻繁に切り替えるのは少々手間ですよね…。この切り替えの煩わしさ軽減し、安全運転をサポートしてくれるのがオートマチックハイビーム機能という訳です。
一部改良(マイナーチェンジ)ハイエースには150プラドと同じディーゼルエンジンを搭載
プラドのエンジンと同じなのに、最高出力はとっても控えめ! その理由は…?
今回の一部改良(マイナーチェンジ)で行われた2つ目のトピックスは、今まで搭載されていた3.0リッターディーゼルターボエンジンに代わって、既にランドクルーザー150プラドに採用されている2.8リッターの新型ディーゼルターボエンジンに置き換えられたことです。このディーゼルエンジンはランドクルーザープラド150と同様の尿素SCRシステムを採用しており、NOx(窒素酸化物)を最大99%浄化。EURO6ならびに平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制などに対応した、これからのトヨタ クリーンディーゼルの主力エンジンとなっています。
ひとつ注意しなければいけないのが、今までのディーゼルエンジンとは違い尿素(アドブルー)の補充が必要になったこと。軽油とは別に、一定の走行距離(約5000km~7500km)を走るたびに尿素水溶液の補充が必要となるため、少し手間だと感じるユーザーさんも出てくるかもしれません。
また一部の方は気付いたかもしれませんが、ランドクルーザー150プラドと同じエンジンのはずなのに、最高出力と最大トルクの数値がハイエースでは大幅にダウンしていることです。ランドクルーザー150プラドの最高出力177PSに対し、ハイエースの最高出力は151PS、最大トルクはプラドの45.9kgf.mに対して30.6kgf.mと、60%ほどの数値に抑えられています。このことを開発担当者に聞いたところ、「駆動系の耐久性を考慮して、あえて出力ダウンを施しています」とのことでした。150プラドと同じようなスペックにするには、耐久性を保つためにデフケースの大型化が必要です。しかし、ハイエースのフロアと最低地上高のクリアランスにはほとんど余裕がなく、デフケースの大型化が難しかったので、やむなく出力を下げる措置を取ったとのことでした。
ちなみに、ランドクルーザープラド150の1KD-FTVの最大トルク発生回転数は1600rpmとなっていますが、ハイエースの1KD-FTVの最大トルク発生回転数は1000rpmからと、かなり低回転よりにチューニングされています。ハイエースのキャラクターに合わせて、より低回転で力強いフィールになる改良がされていると思って良いでしょう。
一部改良(マイナーチェンジ)ハイエースのディーゼルエンジンには、6速ATを採用
従来の4速ATが6速ATに進化したことで、走行フィールや燃費性能を向上させた
今回ガソリンエンジンに変更点はありませんでしたが、新型ディーゼルエンジンでは6速ATが新たに採用されています。従来の3.0リッターディーゼルエンジンと4速ATの組み合わせでは、JC08モード燃費で11.2km/L(標準ボディ バン スーパーGL 2WD)。それに対し新型ディーゼルエンジンと6速ATの組み合わせでは、JC08モード燃費で12.4km/Lと、リッターあたり1.2km/L改善しています。走行距離が多くなりがちなハイエースですから、この燃費改善は嬉しいポイントですよね。ちなみにこの燃費の差は、100,000キロ走ると約90,000円ほど維持費に差が生まれてくる計算ですよ(軽油1リッター単価を130円とした場合)。
モデリスタから特別仕様車も登場! その名も”リラクベース”
ハイエース リラクベースのコンセプトは、ネオ・レトロ・ファン・ボックス
トヨタのハイエース発売50周年となる今年、トヨタ モデリスタ インターナショナルから、一部改良をしたハイエースをベースとしたコンプリートカー“Relaxbase”(リラクベース)が発表されました。車名の“Relaxbase”とは、リラックス(Relax)とベース(Base)を組み合わせた造語で、ゆるく自由に楽しむ西海岸のスローライフのイメージと、拠点になる「基地」として充実したカーライフを体験してほしいという思いが込められているそうです。
外装には、ホワイトのパーツを中心としたレトロ感あふれる装備をはじめ、特別設定のボディカラーやリラクベースの世界観をイメージしたパーツをオプションで選択することができます。内装にはツートンカラーのオリジナルシートや、白木目調のインテリアパネル、2列目以降のフロアには床張り仕様を設定。ハイエースならではの広いラゲッジスペースを車中泊に活用できる、専用のベッドキットや補助バッテリーも設定されます。
ちなみに、こちらの“Relaxbase”(リラクベース)は新型のハイエースがベースとなっていますが、グリルがリラクベース専用のものとなりますので、TSSPは装備されませんのでご注意ください。(ハイエースのTSSPのミリ波レーダーはグリル内部に設置されています)
ハイエース モデリスタ“Relaxbase”(リラクベース)の画像ギャラリー
フレックスはRenoca(リノカ)のCoastLines(コーストライン)をオススメします!
多彩なシートアレンジや、より個性を主張したい方にはRenoca(リノカ)!
ハイエースの楽しみ方の新しい可能性が感じられるリラクベースですが、より自分らしいスタイルを求めておられる方には、フレックスのオリジナルブランド『Renoca(リノカ)』が手掛けるハイエース200ベースのモデル『Coast Lines(コーストライン)』をおすすめします! よりデザイン性を重視してオリジナルの鉄ボンネットやフロントグリルなど、こだわり抜いた顔周りが印象的なコーストラインは、2017年3月の発表以来、アウトドアが好きな方や、サーフィンやスノーボードなどのX-sportsファンの方、おしゃれなファミリーカーを求めておられる方などなど、より自分のライフスタイルに合ったクルマを探しておられる方たちから大変ご好評を頂いております。内装も、ベッドキットやテーブルが囲めるモデルをはじめとした、フレックスオリジナルのさまざまなシートアレンジをご用意しておりますので、仕事にも遊びにも車中泊にも対応できる「見た目も良し」、「使い勝手も良し」の最高の相棒となること間違いなしです。リノカの専用サイトに設けられたシミュレーションページでは、あなた好みのコーストラインをつくることが出来ます。ボディカラーやホイールをはじめ、内装もシートアレンジからシートの生地まで、全部一から選ぶことが出来るので、ぜひ試してみてくださいね! リノカはオーダー受注生産が基本ですが、店舗には完成車も在庫しておりますので、こちらも併せてご覧ください。
人気のリノカ・コーストライン
- 支払総額
- 418.3万円
- 車両価格
- 399.8万円
- 諸費用
- 18.5万円
年式 2015年(H27年)走行距離 13.1万km修復歴 なし車検 車検整備付色 ブラウンツートン
- 支払総額
- 526.7万円
- 車両価格
- 509.8万円
- 諸費用
- 16.9万円
年式 2021年(R03年)走行距離 5.6万km修復歴 なし車検 車検整備付色 グリーン
- 支払総額
- 383.7万円
- 車両価格
- 359.8万円
- 諸費用
- 23.9万円
年式 2011年(H23年)走行距離 6.8万km修復歴 なし車検 車検整備付色 グレー
新型ハイエース ディーゼルと一部改良(マイナーチェンジ)前ハイエース ディーゼルの比較
標準ボディ バン スーパーGL 2WD(2017.11.22~) | 標準ボディ バン スーパーGL 2WD(~2017.11.21) | |
---|---|---|
エンジン型式 | 1GD-FTV | 1KD-FTV |
エンジン種類 | 2.8リットルディーゼルターボ | 3.0リットルディーゼルターボ |
最高出力 | 111kW(151PS)/3,600rpm | 106kW(144PS)/3,400rpm |
最大トルク | 300Nm(30.6kg・m)/1000~3,400rpm | 300Nm(30.6kg・m)/1200~3,200rpm | 燃料消費効率(JC08) | 12,4km/L | 11,2km/L | 車両重量 | 1,930kg | 1,920kg | 駆動方式 | 後輪駆動 | 後輪駆動 | トランスミッション | 6速AT | 4速AT | 価格 | 3,562,920円 | 3,380,914円 |
一部改良(マイナーチェンジ)ハイエース ディーゼルモデル(標準ボディ バン スーパーGL)の画像ギャラリー
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