【車好き必見】ディーゼルモデルのトヨタ ハイエース エンジン&インジェクターのカーボン除去のススメ | フレックス

【車好き必見】ディーゼルモデルのトヨタ ハイエース エンジン&インジェクターのカーボン除去のススメ

ハイエースの記事|,,,,

  • 投稿日:2016/10/19
  • 更新日:2018/10/10
ディーゼルモデルのハイエース エンジン&インジェクターのカーボン除去のススメ

ディーゼルモデル専用 ハイエースエンジンクリーニング

世界中のメーカーと比較してもトヨタ車のエンジンは非常に信頼性が高く、タフなことで知られています。フレックスが各店で販売しているハイエースやランドクルーザーのエンジンも同様ですね。しかし、ハイエースやランドクルーザーは高品質でタフだからこそ、走行距離がグングン伸びますし、距離に応じたメンテナンスがおろそかになりがちです。今回はそういったクルマにオススメなエンジン内部やインジェクターのクリーニングシステム「ディーゼルエンジンリフレッシュサービス」をご紹介します。フレックスではまた一部店舗で導入しはじめたばかりで、現在はディーゼルエンジンのハイエースのみを対象としたサービスになります。将来的にはガソリン車への対応も検討していますし、ランドクルーザーのお客様にも施工できるようにしたいサービスです。それではディーゼルエンジンリフレッシュサービスがどういったサービスなのか、ご紹介させていただきますね。

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ディーゼルエンジンリフレッシュサービスって何?

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距離を重ねると汚れてくるエンジン内部のクリーニングサービス

まずは「ディーゼルエンジンリフレッシュサービス」というサービスの紹介から。どんな車であっても、走行距離を重ねるほどエンジン内部やインジェクター(エンジン内部にガソリンを霧状にして噴射する装置)、オイルライン(エンジン内部の潤滑・洗浄などの役割を果たすエンジンオイルの通り道)が汚れたり、カーボンが蓄積したりして、徐々に新車時の性能が維持できなくなってきます(そういった状況でもドライバーに不具合を感じさせることなく、走ることができるトヨタ車はスゴイと思いますが…)。エンジン内部が汚れてくると、燃費性能が低下したり、エンジンがうるさくなったりするので性能低下に気づくことができます。それを放置し続ければいずれは故障に繋がるのですが、早いタイミングでメンテナンスをしてあげれば後々の高額な修理代を抑えることが可能です。

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燃料噴射を制御するインジェクターの不調

エンジン内部の汚れが原因で調子を崩す箇所を具体的に説明しましょう。ガソリンやディーゼルエンジンには燃料を噴射するインジェクターという精密部品が採用されています。インジェクターは燃料をエンジン内部で燃えやすいよう霧状にして噴射するのですが、1秒間に数十回も噴射を行い、走行状況に応じて適切な噴射量をコンピューターで制御しています。ハイエースのエンジンはガソリン車、ディーゼル車ともに4気筒エンジンが採用され、簡単に説明すると4つの燃焼室(ガソリンと空気を混ぜ、爆発させ駆動力を発生させるエンジン内部のスペース)をもっています。インジェクターは燃焼室それぞれに必要で、4気筒エンジンでは4つのインジェクターが必要となります。この4つのインジェクターから適切な量の燃料を適切なタイミングで燃焼室に噴射することで、エンジンの調子が維持されているんです。

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燃料の不完全燃焼が主な汚れの原因です

走行距離を重ねるにつれ、インジェクターに汚れが付着し、最適な燃料噴射ができなくなり、その結果、パワーや燃費の低下が始まります。汚れの主な原因は燃料が不完全燃焼することで発生する燃えカス、カーボンです。燃料が燃焼室内で完全に燃えるのが理想ですが、100%の燃料を理想的に燃焼させることはできません。その過程で発生した燃えカスの多くは排気ガスとともにエンジン外に排出されるのですが、一部は燃焼室内に蓄積されたり、インジェクターの噴射口周辺に汚れとしてこびりついたりしてしまうんです。大雑把な説明ですが、これがエンジン内部が汚れる仕組みです。

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燃焼室に蓄積するカーボンもハイエースの性能を低下させます

上記ではインジェクターの汚ればかりをお話しましたが、カーボンは燃焼室内部にもたまります。ディーゼルエンジンは高圧縮され熱を持った空気に燃料を噴きかけ自然発火させています。ガソリンエンジンと少し違う仕組みですが、その結果、燃焼室内で爆発力を発生させ、駆動力に変換しています。燃焼室にカーボンが蓄積されることで、エンジンが設計されたときの理想的な空気の圧縮比率(圧縮比)から徐々に外れてしまいます。ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べて圧縮比が非常に高く、カーボンが原因で圧縮比が下がった結果の性能低下はガソリン車以上に感じられるでしょう。ちなみにディーゼルエンジンリフレッシュサービスは一部のハイエース店で先行して導入を進めていますが、ハイエースだけではなくランドクルーザーのディーゼルエンジンにも施工可能です。ランドクルーザー60や70、80などでは走行距離が10万km、20万㎞を超えているのも珍しくないですよね。そういった車両のオーナー様も遠慮なく施工をご依頼ください。

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エンジン内部のカーボンを除去すれば新車時のような性能が甦ります

インジェクターや燃焼室のこういった汚れを除去し、新車時のような性能に復帰させるのがディーゼルエンジンリフレッシュサービスです。なお、ガソリン車とディーゼル車で別の機器が必要なのはエンジンの仕組みが違うから。同じ機械でどちらも対処…ということができません。なお、オイルラインを綺麗にするのも別の機械が必要で、そちらもいずれはフレックス各店に導入できればと考えています。

ディーゼルエンジンリフレッシュサービスの施工動画

上記は先日ハイエース千葉北本店で走行距離18万㎞のディーゼルモデルのハイエースにディーゼルエンジンリフレッシュサービスでエンジンクリーニングを行った際の動画になります。注目していただきたいのは施工前後でエンジンから伝わる振動が明らかに変わっていることです。ドリンクホルダーに置いた水の揺れ具合でどれほどエンジンの調子が安定したのかの参考にしてみてください。

ディーゼルエンジンリフレッシュサービスのサービス内容

  • 作業時間:約1時間
  • 適合車種:ディーゼルエンジンすべて(ハイエースだけではなく、ランドクルーザーのディーゼルエンジンも可)
  • 施工価格:30,000円
    ※スタートしたばかりのサービスのため価格は変動する可能性があります。
  • 施工店舗:ハイエース札幌店ハイエース千葉北本店ハイエースさいたま中央店
    ※上記は先行してサービスを導入した店舗になります。施工店舗は今後、増えていく予定。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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