どんな使い方ができる？ 標準ボディのハイエース・キャンピングカー MOBY DICK NH#01とNH#02を比較

ハイエースを熟知したフレックスが独自に企画・設計・製造するキャンピングカーシリーズ「MOBY DICK（モビーディック）」。5つのラインアップのなかから、普段使いもしやすい標準ボディ・ハイルーフのハイエースバンをベースにしたNH#01とNH#02を比較してみました。

＞＞ワイドボディ・スーパーロング・ハイルーフのハイエースバンがベースのMOBY DICK SH#01 or SH#02の比較はこちら

モビーディックNHシリーズは標準ボディ・ハイルーフのハイエースがベース

モビーディックってなに？ という方に、まずはブランドのラインアップから簡単にご説明します。モビーディックはハイエースをベースにしたキャンピングカーのシリーズで、標準ボディ・ハイルーフのNHシリーズ（NH#01とNH#02）と、ワイドボディ・ハイルーフのSHシリーズ（SH#01とSH#02）、そしてコミューターのCOMCAMという、3種類のボディ、5つの車種で展開をしています。

その中でも、日常の普段使いから休日のお出かけまで、マルチに使いやすいのが、標準ボディ・ハイルーフのNHシリーズです。

使い勝手のいいサイズ感

ボディサイズは、全長4,695mm x 全幅1,695mmと、人気のミニバンであるアルファード（全長4,950mm x 全幅1,850mm）よりも小さく、最小回転半径もハイエースは5.0mとかなり小回りが効くので、スクエアなボディの見切りの良さもあって、実はかなり取り回しがいいのです。キャンプでは、狭い未舗装路を走るようなシチュエーションもあるので、この取り回しの良さは助かるはずです。また、コインパーキングにも収まるサイズということもポイントです。

いっぽうで気になるのは車高の高さでしょう。モビーディックのNHシリーズはハイルーフのハイエースがベースなので車高は2,285mmです。立体駐車場は高さ制限が2,100mmでは入れない場合もあります。しかし、その分車内の頭上空間は広く取られているので、開放感はミニバンの比ではありません。

エンジンと駆動方式が選べる

使い方によって、エンジンの種類や駆動方式が選べるのも、モビーディックの特徴です。長距離を走ることが多いのであれば、燃料費が抑えられるディーゼルエンジンの2WD、ウインタースポーツが好きだったり未舗装路も走ることがあるのであれば、同じくディーゼルの4WDも選べます。普段使いはするけどあまり距離は乗らないし、静かな方がいいということであればガソリンの2WDが最適です。

このように経済的な要素や快適性などオーナーに最適な組み合わせができるのが、新車コンプリートの特徴です。

冷蔵庫やシンクなどの標準装備が充実しています

モビーディックのキャンピングカーは、購入した状態のままでも使えるように標準装備が充実しています。40Lの大容量冷蔵庫や給排水タンクにシンク付きのキッチンカウンター、さらにカセットコンロなどが備わっているので、車内で簡単な調理が可能です。

オプション追加でさらに便利に

自宅と同じように車内で家電を使うことが最近では当たり前になってきましたが、そんな人のためにソーラーパネルやインバーターなどの電装系をオプションで追加することができます。走行中にサブバッテリーへ充電するシステムを組むことも可能です。

また、エンジンを掛けずに暖房できるFFヒーターや、室内の空気を換気するベンチレーター、日陰を簡単に作るサイドオーニングなど、充実したオプションを用意してます。

モビーディック NH#01とNH#02の違いは？

モビーディックのキャンピングカーNH#01とNH#02、それぞれどのような特徴を持っているでしょうか。

乗車定員5名のキャンピングカー「モビーディック NH#01」

全員前向きで乗車できる

まず、定員5名全員が前向きに座れるというのがポイントです。運転席・助手席に加えて、2列目に3名掛けのシートを用意しているので、普通のミニバン同様に前を向いた状態で移動できます。車に乗っていると酔いやすいという人も、横向きや後ろ向きで座るよりは安心できるのではないでしょうか。

もちろんこの2列目シートは、3点式シートベルトを装備しているので安全面でも問題ありませんし、チャイルドシートの取り付けも可能です。またフルフラットにも展開できるので、しっかりとベッドスペースも確保することができます。

ゆったりとくつろげるL字型ダイネット

食事やくつろぎの空間として車内を使うときは、2列目シートを後ろ向きにしてテーブルを設置すればOKです。L字型に座ることができ、スライドドアやリアゲートからのアクセスも簡単。後部のベンチシートなら寝転がって休憩することも可能です。キッチンでの作業スペースも確保しているので、料理や飲物を作りながら会話を楽しむことができます。

就寝定員は3名（大人2名・子ども2名）

ベッドモードにする場合は、テーブルを格納してキッチンの間にベッドマットを展開し、2列目シートを倒せばフルフラットのベッドが完成します。標準ボディですが、大人2名＋子ども2名、または大人3名が寝ることができるスペースを確保しています。

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乗車定員8名のキャンピングカー「モビーディック NH#02」

大人数で楽しめる

NH#02は、車両後部に片側3名ずつ乗車可能なベンチシートを備えているので、運転席・助手席と合わせて8名での乗車が可能です。後部は横向きに対面で座ることになりますが、家族や気の合う仲間たちとならば楽しい空間になるでしょう。もちろん全席にシートベルトが備わっているので、目的地まで安全に移動することができます。

広々ベッドは大人3名が就寝可能

ベンチシートの間をベッドマットで埋めれば、大人3名が寝ることができるフルフラットベッドが完成します。ベッドの形が長方形なので、どのように横になってもくつろぐことができます。

ベッドとキッチンは独立タイプ

NH#02は、本来2列目シートがある位置に独立型のキッチンを備えているのがポイントです。後部にベッドを展開した状態でもキッチンを使えるので、眠い目をこすりながらベッドを収納しなくても大丈夫。2名ならばベッドのままでも移動できるというわけです。

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NH#01とNH#02、それぞれどんな人にオススメ？

標準ボディ・ハイルーフのハイエースをベースにしたキャンピングカーのNH#01とNH#02ですが、シートやキッチン、ベッドや収納などの配置が異なります。また、乗車定員や就寝定員も違います。それぞれどのような使い方に向いているでしょうか？

NH#01：普段もミニバンのように使いたい人向け

NH#01は、5名が前向きに座ることができるので、普段も送り迎えなどで後席を使いたいという人にオススメします。スライドドアを開けるとすぐに後席に乗り込むことができるので、ミニバンのように使うことができます。もちろんベッドやキッチンなどを備えているので、休日はキャンピングカーとして活躍してくれます。

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NH#02：休日にみんなでワイワイしたり、広々とゆったり過ごしたい人向け

NH#02は、8人乗りというところが最大のポイントです。みんなでくつろぎながら移動したりキャンプで過ごすことがメインになるのであれば、こちらがオススメです。前席と後席の間には収納がありますが、高さを低く設計することで、会話などが共有しやすい空間となっています。またベッドを展開したままでもキッチンが使えるので、ちょっと面倒くさがりな人にもぴったりです。

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ハイエースのキャンピングカー「モビーディック」はフレックスのお店で

取り回しのいい標準ボディ・ハイルーフのハイエースをベースにしたキャンピングカー、モビーディックNH#01とNH#02を紹介してきました。普段はミニバン的にも使えて、キャンプや車中泊でも楽しめる2台です。家族や遊び方にあわせて選んでみてください。

NHシリーズをはじめ、ハイエースをベースにしたキャンピングカーが気になっている方は、ぜひお近くのフレックスのハイエース店にご相談ください。スタッフ一同、お待ちしております。