ピックアップトラックは北米では定番。しかし日本では今後人気が上昇する!
現在、人気が集中しているSUV。元々SUVは北米がルーツです。黎明期のSUVはピックアップトラックをベースに作られていました。現在日本市場で販売されているピックアップトラックはタイで生産され、輸入されているトヨタハイラックスしかありません。
そういう事情もあり、多くのピックアップトラックは本場北米で生産されたクルマを並行輸入し、販売しています。フレックスが取り扱っている逆輸入ピックアップトラックの中で人気が高いのがトヨタタンドラです。ココでは、トヨタタンドラについて詳しく紹介しましょう。
タンドラとは
タンドラはピックアップトラックの本場で人気のトヨタ車
ピックアップトラックの本場、北米市場ではビッグ3と呼ばれるアメリカンブランドのモデルが高いシェアを占めていました。その高いアメリカンブランドの牙城を崩し、高い人気を誇っているのがトヨタタンドラです。
車名は、厳しい自然環境でも高いパフォーマンスを発揮することを主張するため、北極圏の気候である「ツンドラ」がルーツ。これを英語読みの「タンドラ」と表記しています。
タンドラは全長5mを超えるフルサイズピックアップトラックで、北米で開催されているピックアップのレースのベース車両として使用されています。
6グレード用意されているが、6人乗りのベンコラ仕様のあるSR5が人気
タンドラはピックアップトラックの本場で人気のトヨタ車※画像はイメージです
全長5mを超えるピックアップトラックのトヨタタンドラの初代モデルは、それまで日本から輸出していたT-100に変わるモデルとして2000年に登場しました。開発はT-100同様に日野自動車が担当し、北米のインディアナ工場で生産されました。
SUVのセコイアと共通のプラットフォームに3.4LV型6気筒エンジンと4.7LV型8気筒エンジンを搭載。2005年には3.4LV6が廃止され、4L V6エンジンに変更。同時に4.7LV8エンジンはVVTi化されパワーアップしています。
また組み合わされるトランスミッションは4速ATから5速ATへと換装されています。北米市場はピックアップトラックのビッグマーケットですが、ビッグスリーを刺激しないようにボディサイズやエンジン排気量を抑えたことで、セールス面で苦戦しました。
タンドラは2007年にフルモデルチェンジを行い、2代目モデルが登場しました。現在、日本へ逆輸入されているのは、2007年~2013年に販売された2代目モデルと2014年~2021年まで販売されている3代目モデルとなっています。
タンドラの大きな荷台は特徴的※画像はイメージです
ボディはキャビンスペースがレギュラーキャブ、ダブルキャブ、クルーマックスの3種類。そしてベッドと呼ばれる荷台が標準とロング、ショートの3種類を用意。全長は最もコンパクトなレギュラーキャブ+標準ベッドの組み合わせで5330mm。レギュラーキャブ+ロングベッドとダブルキャブ+標準ベッド、クルーマックス+ショートが5810mm。最大のダブルキャブ+ロングベッドは6270mmという圧倒的なサイズとなっています。全幅は2030mm、全高は2WD車が1930mm、4WD車は194mmです。
さらにエンジン排気量も拡大され、フルサイズピックアップトラックへと進化しました。搭載されるエンジンは4LV6、4.7LV8さらに5.7LV8も追加されたことで、一気に販売台数が伸びました。そして2010年モデルからは4.7LV8エンジンが4.6LV8エンジンへと変更されています。
人気のタンドラ
逆輸入車のタンドラを日本で乗るユーザーも年々増えている※画像はイメージです
2代目タンドラのグレード構成はエントリーグレードのSR(レギュラー/ダブルキャブ+ロングベッド)、SR5(ダブルキャブ+スタンダード/ロングベッド、クルーマックス+ショートベッド)。リミテッド(ダブルキャブ+スタンダードベッド、クルーマックス+ショートベッド)そして、プラチナム(クルーマックス+ショートベッド)の5グレードとなっています。
荷台にはカバーも用意されていて、カスタマイズしているユーザーも非常に多くなっているのが特徴※画像はイメージです
2013年のシカゴモーターショーで、ビッグマイナーチェンジを行った2014年モデルの3代目タンドラが登場。大型化されたフロントグリルとマッチョ化したフェンダーデザインが特徴で、さらにリア周りのデザインも変更されています。この2014年モデルからは従来の5グレードに加えて、豪華装備が特徴の1794エディションを加えた6グレードでの展開となります。そのグレードの中でフレックスが取り扱うのは、5人乗りに加えて、ベンチシート&コラムシフトを採用した6人乗りも設定されているSR5が中心。その後悪路走破性を高めたTRDプロが追加されました。搭載するエンジンは2015年に4L V6そして2020年に4.6LV8エンジンが廃止され、現在は5.7LV8エンジン+6速ATというパワートレインのみとなっています。
日本ではビジネスモデルのイメージが強いピックアップトラックは、北米市場ではSUVの一モデルと考えられている※画像はイメージです
日本ではビジネスモデルのイメージが強いピックアップトラックですが、北米市場ではSUVの一モデルと考えられています。したがって荷物を積むために購入するだけではありません。荷台にはカバーも用意されていて、カスタマイズしているユーザーも非常に多くなっているのが特徴です。その北米でのピックアップトラックのカスタマイズというカルチャーが海を渡って日本にもやってきており、逆輸入車のタンドラを日本で乗るユーザーも年々増えている状況です。
フレックスでもユーザーのニーズに合わせて多彩なカスタマイズプランを用意しています。
タフさもしくはスポーティどちらにでもカスタム可能
アウトドアに使用するだけでなく、様々なカスタマイズを施して街で圧倒的な存在感を演出するということにも適したモデル※画像はイメージです
トヨタタンドラを選ぶユーザーはアウトドアライフを楽しんでいる人で、キャンプや釣りといったアウトドアアクティビティに参加するユーザーにとって、ピックアップトラックセグメントで最上位モデルとなっています。もちろんアウトドアに使用するだけでなく、様々なカスタマイズを施して街で圧倒的な存在感を演出するということにも適したモデルです。
ピックアップトラックのタンドラは、スタンダードモデルも人気ですが、北米で高い人気を誇っているのがTRD仕様です。日本ではスポーツカーの純正カスタマイズブランドとして知られているTRDですが、ピックアップトラックの本場北米市場では、フルサイズピックアップトラックのレースが開催されていることに関連して、タンドラの中でも高い悪路走破性を実現したTRDプロというモデルが用意されています。標準モデルよりもストローク量を増量した大容量のビルシュタイン製ショックアブソーバーを採用するなど走りに対するこだわりが窺えます。
ピックアップトラックはタフギアに演出できるだけでなく、スポーティにもカスタマイズ可能という奥行きのあるカルチャー※画像はイメージです
先日販売開始された新型ランドクルーザーのGR-SPORT同様に、ボディ同色のフロントグリルにはTOYOTAのロゴを採用するなどスポーティさを纏ったモデルも用意されています。ピックアップトラックはタフギアに演出できるだけでなく、スポーティにもカスタマイズ可能という奥行きのあるカルチャーとなっています。
5mを超える存在感抜群のボディに大排気量の自然吸気エンジンを搭載
5mを超える存在感抜群のボディに大排気量の自然吸気エンジンを搭載※画像はイメージです
では、トヨタタンドラのスペックについて紹介しましょう。まずは、2007年~2013年式の2代目モデルです。キャビンスペースと荷台の組み合わせにより、全長は5330mm、5810mm、6270mmの3種類。全幅は2030mm、全高は2WD車が1930mm、4WD車は1940mmとなります。クルーマックスモデルはタイヤサイズ2インチアップの標準車で2000mm、35タイヤ装着車で約2030mmとなります。搭載されているエンジンはデビュー時~2009年までが4LV6、4.7LV8そして5.7LV8の3種類ですが、2010年からは4.7LV8エンジンに代わって4.6LV8へと変更されています。トランスミッションは6速ATが組み合わされています。駆動方式は2WDと4WDを用意しています。
タンドラはピックアップトラックの本場で人気のトヨタ車※画像はイメージです
続いては2014年に登場した3代目モデルです。2代目のビッグマイナーチェンジモデルですが、レギュラーキャブ+標準ベッド仕様がなくなり、全長は5820mm、6300mmの2種類。全高2030mm、全高は2WD車が1930mm、4WD車は1940mmと2代目モデルと同じ数値です。搭載するエンジンは最高出力310psを発生する4.6LV8と最高出力381psを発生する5.7L V8エンジンの2種類でしたが、2020年に4.6LV8が廃止され、現在は5.7L V8に1本化されています。組み合わされるトランスミッションは6速ATで、シーケンシャルシフトモードや上り・下り坂で威力を発揮するシフトロジックを備えています。駆動方式は後輪駆動と4WDの2種類。4WDシステムは電子制御のアクティブロラクションコントロール(A-TRAC)を採用したパートタイム4WDです。後輪駆動の2WDそして4WDともにオートマチックLSDを採用しています。
サスペンション形式はフロントがコイルスプリングとショックアブソーバーを採用したダブルウィッシュボーン式※画像はイメージです
サスペンション形式はフロントがコイルスプリングとショックアブソーバーを採用したダブルウィッシュボーン式。リアはショックアブソーバーを備えた大径マルチリーフを採用したライブアクスルとなっています。
人気のタンドラ
タンドラを選ぶ際のポイント
新車時価格の高いグレードほどボディバリエーションが狭くなる
年式が新しいクルマのほうが価格が高くなる傾向がある※画像はイメージです
年式が新しいクルマのほうが価格が高くなる傾向があります。グレードは価格の高い順に1794エディション、プラチナム、リミテッド、SR5となります。タンドラはグレードによってキャビンがレギュラーキャブ、ダブルキャブ、クルーマックス、荷台は標準、ショート、ロングとそれぞれ3種類用意されており、上級グレードになるとキャビンスペースの広いクルーマックス+ショートという組み合わせしか選べないようになるのが特徴です。駆動方式はほとんどのグレードで後輪駆動の2WDと4WDを用意していて、フレックスが多く取り扱っているSR5が最もボディバリエーションが豊富となっています。
フレックスが取り扱うタンドラはカスタム済車が主流
フレックスではご利用シーンに合わせた豊富なカスタマイズを取り扱い中※画像はイメージです
ピックアップトラックのタンドラはカスタマイズの幅が非常に広いのが特徴です。最も多いカスタマイズがリフトアップ。サスペンションによって最低地上高をより高くして20インチなどの大きなアルミホイールを装着するカスタマイズです。また、ハードトノカバーも人気の高いカスタマイズです。ピックアップトラックにハードトノカバーを装着すると見た目はSUVに早替わりします。そのほか、乗り降りに便利なサイドステップ、より存在感が増すオーバーフェンダー、レザーへのシート表皮張り替えなどユーザーの好みに合わせて仕上げることが可能です。
2015年モデルから運転支援システムを標準装備化
3代目のトヨタタンドラは2015年モデルから、アクティブさを前面に押し出したスポーツグレードのTRDプロを設定。また、利便性や安全性を向上させるため、運転支援システム「トヨタセーフティセンスP」を標準装備としました。そして2019年モデルのエンジンは4.6L&5.7LV8の2種類のままですが、グレードはスタンダードのSR、日本でもカスタムのベース車として人気のSR5、レザーシートなどが標準装備のリミテッド。サンルーフなど豪華装備が魅力のプラチナム。オフロードパッケージが標準装備となる最上級グレードの1794エディション。そして2018年モデルから加わったTRDプロの6種類となっています。
タンドラはピックアップトラックの本場で人気のトヨタ車※画像はイメージです
そして2020年モデルでは4.6LV8エンジンが廃止され、全モデル最高出力381psを発生する5.7L V8エンジンが搭載されています。2021年モデルはメカニズムの変更はなく、TRDプロの新色追加や売れ筋グレードのSR5をベースに大容量燃料タンクの採用やアウトドアライフでの利便性を向上させた特別仕様車を設定しています。
高い走行性能に加えて、けん引能力も求めるならば4WDがオススメ
高い走行性能に加えて、けん引能力も求めるならば4WDがオススメ※画像はイメージです
2代目そして3代目のトヨタタンドラは、駆動方式は後輪駆動の2WDとパートタイム式の4WDを用意しています。SR、SR5、リミテッド、プラチナムの各グレードでは2WDと4WDをチョイスすることができ、SR5とリミテッドではダブルキャブ、クルーマックスという2つのボディで駆動方式を選ぶことができます。
後輪駆動の2WDと4WDどちらを選ぶかというポイントですが、やはりアクティブなユーザーにとっては4WDの駆動方式を選んだほうが、よりフィールドが広がることでしょう。また、ボートなどをけん引するというのであれば、断然4WDがオススメです。また日本市場に逆輸入されているタンドラを見てもほとんどが4WD車となっています。フルサイズピックアップのタンドラを選ぶユーザーの多くは走行性能の高い4WDを選んでいます。
フレックスではUSトヨタ逆輸入車を取り扱っています
フレックスではトヨタ逆輸入車を取り扱っています
フレックスでは、タンドラやタコマなど、様々な逆輸入車をEC店舗にて取り扱っています。フレックスで取り扱いする中古並行車両はカーFAXとオートチェックで本国出庫時の走行距離を確認し、日本に入ってきた時点で距離改善されていないものを販売しているので安心です。
在庫をぜひこちらからご覧ください!
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