【最新版】トヨタ ランドクルーザー100:中古車購入ガイド
ランドクルーザー100とは?
約10年に渡って販売されたロングセラーモデル
ランドクルーザー100はランドクルーザー80の後継として1998年1月に誕生しました。半世紀にわたり世界の悪路を走ってきたランドクルーザー・ファミリーの中で、極めてタフで実用性の高い4輪駆動車から、さらにタフネスさを高めつつ高級車の素養をも身につけたプレミアム4WDへと大きな飛躍を遂げたモデルです。現行モデルのランドクルーザー200にバトンタッチした2007年8月までの約9年7か月にわたって販売され、高い人気を保持したまま惜しまれつつ生産終了しています。
ランドクルーザー100は歴代初のV8ガソリンエンジンが載り、先代ランドクルーザー80で初採用されたフルタイム4WD方式に電子制御の磨きがかかり、さらに悪路走破性と乗り心地を高次元で融合させたスカイフックTEMSを導入。その上でインテリアに本革のシート&トリムや木目調パネルを多用するなど、最新技術と高級装備のオンパレードでファンを魅了し市場を拡大しました。そのため中古車市場ではランドクルーザー・ファミリーの中でも特に豊富なストックがあり、好みの仕様やボディカラーが比較的容易に見つかるのも中古車ランドクルーザー100の大きな特徴です。
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ランドクルーザー100 歴代主要モデルとのサイズ比較
車種 | ランドクルーザー80 | ランドクルーザー100 | ランドクルーザー200 |
---|---|---|---|
販売時期 | 1989年12月~1997年12月 | 1998年1月~2007年8月 | 2007年9月~ |
全長 | 4,980mm | 4,890mm | 4,950mm |
全幅 | 1,930mm | 1,940mm | 1,980mm |
全高 | 1,860mm | 1,890mm | 1,870mm |
最小回転半径 | 6.0m | 5.9m | 5.9mm |
車両重量 | 2,190~2,310kg | 2,290~2,490kg | 2,430~2,690kg |
乗車定員 | 5~8名 | 5~8名 | 5~8名 |
エンジン種類 | ガソリン:4.5L(直6:3F-E) ディーゼル:4.2L(直6ターボ:1HD-FT) |
ガソリン:4.7L(V8:2UZ-FE) ディーゼル:4.2L(直6ターボ:1HD-FTE) |
ガソリン:4.7L(V8:2UZ-FE)/4.6L(V8:1UR-FE) ディーゼル:設定なし |
4WD方式 | フルタイム/パートタイム | フルタイム | フルタイム |
新車時価格 | 318~403万円 | 403~569万円 | 472.8~585.5万円 |
※ボディーサイズは代表的最終モデル(オプション装備等を除く)
※車両重量はオプション装備等を除く
※新車時価格は最終型(200は最新型)のメーカー希望小売価格(税込)
プレミアム路線へと進化したランドクルーザー100
ランドクルーザーはモデルが新しくなるたびに少しずつボディーが拡大しています。ランドクルーザー・ファミリーの中で、ステーションワゴンとしては初のモデルとなったランドクルーザー55から、北米市場で急速に市場を拡大したランドクルーザー60、高級4WDとして世界で認められ始めたランドクルーザー80、そしてプレミアム路線に大きく舵を切ったランドクルーザー100へのボディーサイズの変化は、まさに輸出先国の数が次第に増えた時代の流れであり、多くのユーザーの要望に応え続けた結果とも言えるでしょう。しかしながら、ランドクルーザー80からランドクルーザー100に変わった時こそやや大きめにサイズアップしたもののホイールベース(前後車軸間の長さ)は変わりません。しかも、最小回転半径は逆に小さくなっています。
サスペンション構造を変更し、現代的な足回りを獲得
最小回転半径の縮小は主にフロントサスペンションの違いに理由があります。ランドクルーザー80はスプリングこそコイルですが、構造は初代ランドクルーザーから伝統のリジッドアクスルとしています。それがランドクルーザー100ではスプリングが省スペース性に優れたトーションバー式となり、構造はダブルウィッシュボーン式の独立懸架になりました。足まわりがトラック然としたものから、操縦性と乗り心地でより優れた現代スタイルに変わったわけです。こうした構造の進化によってハンドルの切れ角が増したというわけなのです。したがいまして、ランドクルーザー100の取り回し性はランドクルーザー80よりも向上しています。リアにスペアタイヤを背負っているスタイルでは後方視界が狭くバック時に注意が必要なのはランドクルーザー80もランドクルーザー100も同じですが、中古車市場におけるランドクルーザー100はスペアタイヤを床下収納としているモデルが多数派。ランドクルーザー80からランドクルーザー100に乗り換えると、狭い市街の道などで取り回しがよりイージーに感じられるでしょう。
ランドクルーザー100 仕様&装備の変遷
1998年1月
ランドクルーザー100がランドクルーザー80の後継車として登場
1998年8月
オプション装備がさらに充実。V8ガソリン仕様ワゴンのVXリミテッドと同GセレクションにアクティブTRC(トラクションコントロール)とVSC(ビークルスタビリティコントロール)がオプションで新設定された。これにより安全性と快適性の両面で走りに磨きがかかった。
2000年5月
カーセキュリティー性能が向上。イモビライザーや防犯性の高いキーシリンダーなどが標準装備となったほか、全グレードに撥水フロントガラスを新設定。
2002年8月
初のマイナーチェンジ。インパネのデザインが全面変更を受け、センター部マルチインフォメーションディスプレイの視認性&操作性が向上したほか、トランスミッションが全車とも4速ATからスーパーインテリジェント5速オートマチック(5Super ECT)に変更。さらに操縦性と走行安定性を向上させる可変ギア比ステアリングシステム(VGRS)が新採用となった。また近赤外線による夜間の視界確保を目的としたナイトビューがオプション設定に。エンジンはV8ガソリン、直6ディーゼルターボともに最新の排出ガス規制に適合し燃費も向上。グレード構成では、V8ガソリンのワゴンVXは3列シートの8人乗りから2列シートの5人乗りに。直6ディーゼルのバンはVXリミテッドと同Gセレクションのみのラインナップとなった。
2003年8月
ナビゲーションシステムが高性能化。渋滞情報を受けるVICSが性能アップし、バックガイドモニターも付加された。安全性能ではアクティブTRCとVSCの両システムがワゴンだけでなくバンにも拡大設定された。
2005年4月
二度目のマイナーチェンジ。エクステリアではヘッドランプに対向車への眩惑を軽減するマニュアル式光軸調整用レベリング機構を備えたほか、フロントグリルやリアのコンビネーションランプ(LED化)、さらにアルミホイールが大幅なデザイン変更を受けた。V8ガソリンエンジンはさらに改良されて燃費がわずかに向上し、平成22年度燃費基準に適合した。特別仕様車も新設定され、VXリミテッド・ツーリングエディション、VXリミテッド・Gセレクション・ツーリングエディションが発売された。
ランドクルーザー100は、およそ9年7か月のランニングタイムの中で二度の大きなマイナーチェンジに加え、その間に1〜2年ごとの小変更を受けています。中古車を購入する上で注目するべきはやはり変更点の多いマイナーチェンジの前後で、特に2002年8月に実施された最初のマイナーチェンジには目を向けるべきでしょう。ランドクルーザー100の進化の要素は、高級感アップとスタイリングのリフレッシュを目的としたインテリア&エクステリアのデザイン変更と、走りや安全性を向上させるメカニズムの進化に二分されます。車内に入るとインパネの操作性や質感の向上にまず大きな変化を感じるでしょう。そして走り出すと、4速ATの5速化に加えて可変ギア比ステアリングシステム(VGRS)と夜間走行の視界確保を狙ったナイトビューによってランドクルーザー100の大きな進化を痛感します。こうした便利で安全な機能は中古車でも車両価格に反映される部分なので、昨日の内容をよく吟味し、自分の走りやライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。さらに最後のマイナーチェンジとなった2005年4月の変更は、マスクとテールのデザイン変更によってエクステリアをリフレッシュした、いわばモデル末期のカンフル剤と捉えられます。2005年4月以降の後期モデルはその直前の中期モデルとの差が少ないため、この時期のモデルでは少しでも新しい方が・・・などと、あまり年式にこだわる必要はなさそうです。
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ランドクルーザー100 エンジンの種類
ランドクルーザー100に搭載されたエンジンには、V型8気筒ガソリンの2UZ-FEと直列6気筒ディーゼルターボの1HD-FTEのふたつがあります。詳細については下記リンクをご覧くいただくこととして、ランドクルーザー100の中古車購入を検討する前に覚えておきたいことについて簡単に解説します。
ガソリンエンジンのV8はランドクルーザー100のために新開発された4.7リットル仕様です。先代ランドクルーザー80までは伝統の直列6気筒というスタイルでしたが、大きな出力を得ることやランドクルーザーの新世代にふさわしいプレミアム性の確立を目的に設定されました。静粛性に優れ、なめらかに高回転まで吹け上がる素直さが特徴です。モデルサイクルの終盤までに二度ほど改良されて、その都度燃費が向上しています。
一方の直6ディーゼルターボエンジンは、先代ランドクルーザー80に搭載されていた4.2リットル仕様の発展型で、インタークーラーを装備し燃料噴射装置に電子制御技術が盛り込まれたことなどにより、静粛性、出力特性、排気ガスのクリーンさ、そして燃費が改善されています。どちらを選ぶべきかと悩むのであれば、V8ガソリン仕様をオススメします。燃費やトルクはディーゼルエンジンに分がありますが、国内の排出ガス規制の強化によって登録や走行ができる地域が限定されているからです。こうした規制が及ばない地方では問題ありませんので、走りと予算を考慮の上でディーゼルエンジンを選んでもまったく損はありません。
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ランドクルーザー100 グレード解説
ランドクルーザー100のグレード構成は年式によって少しずつ異なりますが、モデルサイクルを通してレギュラーグレードとなっているのは、下位から順にVX、VXリミテッド、VXリミテッド・Gセレクションの3グレードです。いずれのグレードにもV8ガソリンエンジンと直6ディーゼルターボエンジンが設定されていて、それぞれの差別ポイントはエクステリアではボディーカラーの仕様や種類、タイヤサイズ&ホイールデザインなどにあり、インテリアではシートを含むトリム類の種類、各種メーターやディスプレイの仕様、そして電子制御を駆使した便利で快適な装備(標準装備やオプション設定の有無)となっています。
基本となるVX、VXリミテッド、VXリミテッド・Gセレクションの3グレードのほかには、年代によって装備がシンプルでランドクルーザーのマニアやオフロード愛好家に好まれるGXや、特別仕様車としてモデル後期にラインナップされたVXリミテッド・ツーリングエディション、VXリミテッドGセレクション・ツーリングエディションのほか、2001年に発売されたランドクルーザー50周年モデルもあります。
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ランドクルーザー100の派生モデル
北米モデルのレクサスLX470と日本仕様のシグナス
プレミアム路線へと進化したランドクルーザー100ですが、北米でのSUVの盛り上がりに合わせてアメリカでレクサスブランドで投入されたのがLX470です(ランドクルーザー80系をベースにしたLX450がそれ以前に存在)。専用デザインや装備が与えられたLX470は好評で日本国内への導入が待望されました。その期待が実現し、日本モデルとして導入されたのがシグナスになります。日本の中古車市場には北米仕様で左ハンドルのLX470も一部輸入されていますが、滅多に中古車市場で見かけることはありません。また、シグナス自体、中古車の数は少なく、全国でも数十台しか中古車は販売されていません。シグナスやLX470に興味がある方は「コレ!」という車両を見つけたら迷わずに購入するのをオススメします。
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ランドクルーザー100 試乗インプレッション&レポート
オールマイティーな4.7L V8ガソリン、燃費や低速トルクが魅力の直6ディーゼルターボ
ランドクルーザー100の走りでは、それまでの他のランドクルーザーでは決して体感できなかった静粛性の高さ、加速のスムーズさ、乗り心地の良さを堪能できます。これはV8ガソリンエンジン仕様でも直6ディーゼルターボ仕様でも概ね同様で、古くからランドクルーザーを知る者としてはランドクルーザーの大きな時代の変化を痛感するところです。
特にV8ガソリンエンジン仕様では、走り全般にわたる4WDとは思えないほどの優れた静粛性、高速回転までストレスなく吹け上がる心地よい加速性が魅力です。直6ディーゼルターボエンジン仕様では、V8ガソリンエンジン仕様ほどのスムーズさはありませんが、その代わり驚くほど太い低速回転でのトルク特性に驚きます。エンジンだけで考えると、オフロード走行を重視するなら断然直6ディーゼルターボ、高級乗用車のような快適性を走り全般で望むならV8ガソリンをチョイスすべきでしょう。
サスペンションはモデルサイクルを通じてスタイルは同じフロント・ダブルウィッシュボーンの独立懸架式+リア・リジッド式です。ランドクルーザーのフラッグシップらしいタフな構造で、オフロードをたくましく、かつオンロードを快適に走るのにとても適しています。2トン超の重いボディーながらステアリングは思うようにスムーズに利き、しかもリジッド式のリアサスペンションはコーナーでのロールを自然にコントロールして、腰高なクルマにありがちな不安感はありません。
こうした性質は上位モデルに搭載されたスカイフックTEMSが盛り込まれたサスぺンションでは特に顕著です。電子制御の油圧装置を駆使してサスペンションの動きを上手にコントロールしてくれるおかげで、プレミアムSUVとしての厳かな乗り心地と高い安定性をもたらしてくれています。スカイフックTEMSはオフロードでも気の利いた仕事をしてくれます。荒れた路面では快適性が損なわれることがないダンピングの効いたソフトライド。ギャップの激しいオフロードではサスペンションのストローク量を大きめに取って走破性を高めるように働きます。スカイフックTEMSはオンオフ両刀使いの、まさにランドクルーザーにふさわしいサスペンションシステムなのです。
個人的にはV8ガソリン+スカイフックTEMS仕様がイチオシ
年式やグレードによって少しずつ仕様や装備の異なるランドクルーザー100ですが、走りの性能や快適さを重視するならV8ガソリンエンジン仕様でスカイフックTEMSを搭載したVXリミテッド・Gセレクションをイチオシのモデルとしたいところです。ランドクルーザーならではのオフロード走破性を強く求めるなら、直6ディーゼルターボのスカイフックTEMSレス仕様もアリ。電子制御に頼らないサスペンションをカスタムすればスカイフックTEMS仕様よりもパフォーマンス性をアップできますし、何より直6ディーゼルターボの図太いトルクはとても魅力的です。
ランドクルーザー100 中古車選びのポイント
後期型のガソリンエンジンが人気高し
ランドクルーザー100に限らず、中古車選びでは一般的に年式の新しいデルを選びたいものです。その方が装備が充実しているケースが多いですし、全体のコンディションが良いことが多いためボディーの美しさが損なわれておらず、走行距離が少ないものが多い傾向にあるため故障もしづらく、メンテナンス費用が抑えられるからです。 と考えると、ランドクルーザー100では後期型のV8ガソリンエンジン仕様の中から中古車を選びたいものですが、玉数は豊富ですが人気が高いためモデル時期の隔たりが大きい前期型に比べると100〜180万円ほどアップの高価格帯に入ります。タフネスさとプレミアム性を兼ね備えたランドクルーザー100を手軽に乗りたいなら、前期型の中からコンディションの良いものを探すのもアリでしょう。前期型はトランスミッションが4速ATになりますが、価格は手頃で平均的な価格帯は100~400万円。5速ATでインパネデザインが変わった中期型であれば130~460万円の予算で希望の車両が見つかるでしょう。
デザインも機構も成熟した最終型モデル
2005年4月生産以降のモデルが最終型です。ランドクルーザー100のモデルサイクルの中で、あらゆる面で最も充実しています。この期間のラインナップはある程度車種整理が行われて、V8ガソリンを積んだモデルはVX、VXリミテッド、VXリミテッド・Gセレクションとそれまでどおりの3グレード構成ですが、直6ディーゼルターボモデルはVXリミテッドとVXリミテッド・Gセレクションの2グレードとなっています。これは人気が高く最量販となるモデルが最上級グレードのVXリミテッド・Gセレクション(V8ガソリン仕様)であるための構成です。V8ガソリン仕様のベースグレードとなるVXは2列シートの5人乗りとしたシンプル装備かつ実用性重視の仕様と割り切っています。この最終型を他の中期型や初期型と見分けるためのポイントは、ワイドデザインになってより存在感が強調されたヘッドランプ、横軸の太さが強調されたフロントグリル、立体感のある5本スポークのアルミホイール、そしてリアコンビネーションランプがLED仕様となっているところです。
犯罪対策でイモビライザー等装備モデルは人気が高い
ランドクルーザー100は世界中の市場で人気が急上昇したため、日本では車両盗難に遭うユーザーが続出しました。そのため当時自動車保険料(車両保険付き)も急激に高騰し、保管場所などの条件次第では車両保険に加入できなくなるなどユーザーには非常に酷な時代があったのです。
そうした車両盗難被害を食い止めるため、ランドクルーザー100では2002年8月のマイナーチェンジの際に車両盗難防止装置を標準装備するに至っています。その内容は、クルマとキーのマッチングを電子的に行うイモビライザーシステム、そして正規のキー以外でドアロックを解除した時に鳴るセキュリティーホーン、そしてハザードランプの点滅などで警告するオートアラーム機能です。2002年8月のマイナーチェンジ以前の前期モデルにはこのような盗難防止装置はオプションでも装備されませんでした。現在、ランドクルーザー100の盗難発生件数はだいぶ減っていますが、駐車場が自宅から離れていたり、自宅敷地内の保管でもガレージに扉がないなどで盗難が心配なファンなら、前期モデルの購入の際は社外のカーセキュリティーシステム装着車を探すべきでしょう。
ディーゼルエンジン車は登録できないかも
日本では自動車NOx・PM法の施行とともに、2002年以降、対象のディーゼル車は規制地域内(東京や大阪をはじめとする都市部)での登録ができなくなっています。残念ながらランドクルーザー100のディーゼルエンジン車もこの対象に入ります。 さらに今後は排気ガス規制の締め付けが強化されることが予想され、2002年以前に規制地域内で登録できたモデルでも車検を受けられなくなる(つまり規制地域内での登録を継続できなくなる)可能性も出てきます。詳しくは下記をご覧ください。
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ランドクルーザー100 購入後のカスタム・メンテナンスについて
カスタムパーツは現在も購入可能
ランドクルーザー100が登場してそろそろ20年が経ち、最終型の生産が終わってからは10年目に差し掛かりました。しかしランドクルーザーならではのタフネスさゆえに、まだまだ現役で走っている車両をたくさん見かけます。少々古くてもこれからユーザーになろうとしている予備軍が多いのもランドクルーザー100の魅力ゆえと言えるでしょう。 そのため、カスタムパーツは今も豊富に販売されています。新品だけでなく中古パーツも比較的容易に手に入る環境が整っています。また、ネットオンライン上におけるファンのつながりも密度が濃く、カスタムに関して不自由はあまりないと考えるべきでしょう。週末のレジャーやオフロード走行をさらに楽しむために、ランドクルーザー100のカスタムにチャレンジするのは容易なのです。
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深刻なトラブルはまだ少ない
日本では10万kmも走ればかなりコンディションが落ちてしまうと思われがちですが、北米や豪州などの海外市場では30万kmを超えても毎日元気に走っているランドクルーザーは珍しくありません。もちろん新車から10〜20年を経過したランドクルーザー100も同じです。ランドクルーザーの世界市場には、明らかに乗用車とは異なるタフな用途があるため、トヨタでは想定する耐用年数をランドクルーザーでは別格扱いとし長く設定して開発しているのです。 また、オイル管理や消耗部品の交換を励行していれば、10万km程度の走行距離でエンジンが不調になったり、オイル漏れなどのトラブルを起こすことはまずないでしょう。ギアボックスやデフなど駆動系のユニットから異音が出たりオイルが漏れたりといったことも珍しいトラブルと言えます。 たとえトラブルに見舞われても整備環境やパーツの供給体制が整っているのも、長く乗られることが多いランドクルーザーだからこそ。ユーザーは安心してランドクルーザーライフを続けられます。
最後に・素晴らしいランドクルーザー100の世界
ランドクルーザー100の中古車を購入しようとするとき、新車から10年以上も経過している割には価格が高いと思うかもしれません。確かに最終型の後期モデルなどでは当時の新車価格とあまり変わらないモデルがあったりするので無理のないことではあります。中古車は人気の度合や台数の多少などによって価格が決められますが、ランドクルーザー100はそれを無視してもなお決して高価ではない、とも言えるのです。
ランドクルーザー100を他のクルマと同類と見てはいけません。よほど乱暴に扱わない限り、新車から10年を過ぎても10万kmを走ったぐらいでもヘタることはまずありません。とにかくタフに作られている。理由はそれに尽きます。保管方法や走り方に多少左右されますが、オイルや消耗パーツの交換などユーザーとして最低限のケアを欠かさなければ、新車時からの、あるいは中古車として購入した時のコンディションを長年保持することは不可能ではありません。
壊れにくいから毎日乗れる。タフネスだからハードなオフロードでも走り続けられる。さらに言えば、人気が衰えないからリセールバリューも高く維持される。ランドクルーザー100の魅力は、優れた走行性能や快適なプレミアム装備ばかりではないのです。
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