【いいとこ取りな車】トヨタ ランドクルーザーシグナス:中身はレクサスLXというお買い得車 | フレックス

【いいとこ取りな車】トヨタ ランドクルーザーシグナス:中身はレクサスLXというお買い得車

シグナスの記事|,,,,

  • 投稿日:2015/11/9
  • 更新日:2018/8/5
ランドクルーザーシグナス

ランドクルーザー100のデビューは1998年。その約1年後に追加されたプレミアムバージョンがランドクルーザーシグナスです。ランドクルーザーシグナスは北天に煌々と輝く白鳥座を意味し、ランドクルーザー100系の中でさらに上質でジェントルなSUVを目指した専用装備が散りばめられています。エクステリアで100系と決定的に異なるのはフロントマスクです。4灯式ヘッドランプに加え、逆台形グリルやバンパー、ボンネットまで専用デザインとなっています。他に16インチ×8JJの専用アルミホイールも目立ちますが、リア回りのナンバープレートのガーニッシュやリアコンビネーションランプのデザインなどにも若干の違いがありました。シルエットはランドクルーザー100系ですが、ひと目で違いがわかる仕様です。

人気のランドクルーザーシグナス

装備

ランドクルーザーシグナス

100系の上を行くプレミアムSUV、ランドクルーザーシグナス

ランドクルーザーシグナス専用となった標準装備品および仕様について、デビュー当初の内容を列記すると次のようになります。

安全装備

  1. メモリー付き電動格納式カラードドアミラー(自動防眩式)
  2. ヒーテッドドアミラー
  3. 自動防眩式インナーミラー
  4. プロジェクター式ヘッドランプ(ロービーム)
  5. プロジェクター式フォグランプ
ランドクルーザーシグナスのシート

インテリア&計器板、操作系まわり

  1. メモリー付き電動チルト&テレスコピックステアリング
  2. 本革シート
  3. メモリー付きパワーシート
  4. 助手席パワーシート
  5. シートヒーター(運転席・助手席)
  6. 本木目フロントコンソールパネル
  7. 本木目センタークラスターパネル
  8. 本木目パワーウインドゥスイッチベース&オーナメント
  9. 本革ドアトリム
  10. 革巻きリアコンソールボックス
  11. 専用ルーフヘッドライニング(ニット)
  12. スライド式ダブルサンバイザー(運転席・助手席)
  13. パワークォーターウインドゥ
  14. CYGNUSロゴ入りスカッフプレート
  15. CYGNUSロゴ入りリアセットプレート

空調

デジタルプッシュ式ヒーターコントロールパネル

その他

寒冷地仕様

マイナーチェンジ

ランドクルーザーシグナスのインテリア

ランドクルーザーシグナスのマイナーチェンジは2回

シグナスはランドクルーザー100系が200系にフルモデルチェンジされる2007年まで存在し、その間に2度マイナーチェンジしています。大きな変化があったのは2002年8月に行われた変更で、インパネのデザインが変わりセンタークラスターが大型化されました。この時、メーカーオプションで新設定されたオーディオが注目されました。それが、アメリカの高級ホームオーディオ・ブランドのマークレビンソンです。もともとシグナスにはスーパーライブサウンドシステムという7スピーカーの高級AVが標準装備されていましたが、マークレビンソンはEMV(エレクトロマルチビジョン)仕様で11スピーカーとしており、メーカーオプション価格は53万6000円でした。

価格

500万円台で買えたレクサス。仕様はレクサスLX470に相当

シグナスはランドクルーザー100系のさらに上を行くプレミアムバージョンとして誕生し、数々のぜいたくな専用装備をまとっていました。しかし、高級で快適なだけでなく、安全面や走りの面でも充実度の高い装備が追加されていました。たとえば、ヘッドライトが届きにくい前方の障害物をいち早く確認できるナイトビュー(メーカーオプション:30万円)や、速度域によってステアリングの操舵フィーリングが変わる便利なVGRS(標準装備)など、プレミアムSUVとしての品格を名実ともに進化させていったのです。

シグナスは当時、一部の海外仕様にのみ存在したレクサスLX470と同等のクルマでした。国内で発売された当初は500万円以内に収まっていたランドクルーザー100系の中にあって、シグナスは515万円(最終モデルは556万円。ともに税別)でした。しかし、これをレクサスとしてみるととてもリーズナブルな価格設定だったのです。そのため中古車市場でも珍重され、今も高価格を維持しています。

ランドクルーザーシグナス オススメの中古車在庫

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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