【最新版】トヨタ ハイエース 200系:特徴と解説 | フレックス

【最新版】トヨタ ハイエース 200系:特徴と解説

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  • 投稿日:2015/11/25
  • 更新日:2019/2/26
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ハイエース200系はワンボックス車の完成形

200系のそれぞれのモデルに共通している特徴を挙げると、ワンボックス車として完成した、究極のスタイルの車だということでしょう。ユーティリティーの高さ、高級で高品質な装備群、そして経済性や安全性の高さなど、すべてが高次元でバランスされています。デビュー後15年を過ぎてもモデルチェンジをしないのは、そうした理由があるからなのでしょう。

どうにでもカスタムできるハイエース200系の自由度の高さ

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ワンボックス車の強みとして、広い室内空間を自由に使えることが第一に挙げられます。15年間もベストセラーを続けているハイエース200系だけに、ファンならその自由な使われ方をあらゆるシーンで目撃しているはずです。例えば、アウトドアを楽しむユーザーがキャンプ道具をたくさん積み込んで自然の中で過ごす姿を見かけることもあるでしょう。広い室内空間をそのまま使っているだけでなく、豊富な実用グッズで荷物を上手に積み込んでいたり、釣りなどにも対応する収納アイテムを使い、手際よくアクティビティーを楽しんでいたりする賢いユーザーも目立ちます。200系は純正やサードパーティーによる用品が豊富なのですが、そうしたアイテムが後から販売されることも想定して室内が作り込まれている点にもハイエース200系の強みがあります。

ハイエース200系は商用車ナンバーゆえの弱みもある

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主力車種のバンの自動車税の低さなど、商用車の4ナンバーであることの経済的メリットもあるのですが、ウィークポイントもあります。ひとつは毎年の車検で整備費用が発生すること。事業者によって4ナンバー車の基本整備料金を3ナンバー車などより低く設定しているところがあります。しかし、2年ごとの車検の3ナンバー車より費用がかかるのが1年車検の4ナンバー車の宿命です。商用車として毎日重い荷物を積んで走っているなど、酷使している車なら1年車検は納得できるでしょう。しかし、マイカーとして週末の趣味のために使うユーザーなら、割高に思うのは当然です。低い自動車税率まで合わせて1年後との維持費を見ると、決して費用がかさむとも言えないのですが…。

ハイエースはボディサイズが大きく、慣れるまでは注意が必要

ボディーが大柄にできていることも大型車になれていないドライバーにはデメリットとなります。主力車種のバンは4ナンバーの小型車枠を最大限に使ったボディーなので、同様の寸法のセダンなどに比べて格段に容積が大きくなっています。四角いことで運転席からの見切りが良く、取り回しがしやすい一方で、上方やコーナー部分の張り出しには取り回しの際に注意が必要です。さらに大きな1ナンバー車となるワイドボディーのハイルーフ車や2ナンバーのコミューター(普通免許では運転不可)は一般的なクルマのサイズを超えるので、乗用車からの乗り換えでは運転に慣れるまでに時間がかかるかもしれません。

セキュリティも万全に

最も気をつけたいのが、ハイエースは国内のみならず海外でもとても人気が高いため、盗難や車上荒らしに遭いやすいということ。最新の200系ではセキュリティー装備が高級乗用車並みに充実してきていますが、完全な防犯性能とは言えません(完全な防犯性を備えたクルマなど存在しませんが)。ただし、アフターマーケットにはカーセキュリティー製品が豊富にあります。そうした予防策を幾重にも講じるには費用がかかることを覚えておいてください。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。

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