拭えない不安
Expedition CANADAが始まる2週間前、メンバーの武井明日香(あすか)さんからチームのみんなに相談したいことがあるということで田中さんを含めた5人で緊急ミーティングを行いました。 一言でいうと、あすかさんからの相談はレースが近づくにつれ大きくなっていった「不安」です。チームの足を引っ張っていないか、自分は貢献できていないのではないか、レース中皆んなについていけるか等の不安を僕たちに打ち明けてくれました。 僕としては驚きでした。あすかさんはこのレースに向けて現地オーガナイザーとのやり取りを率先的に行い、トレーニングでも男性メンバーよりも持続的にパフォーマンスを落とさずできているのに。僕にとっては1番チームに貢献してくれている人です。 周りからしたらそこまで不安に思わなくてもいいのにと思っても、あすかさん本人にとってはレースに対してのプレッシャーや何かしらの要因で不安が溜まっていしまったのかもしれません。それをチームに共有してくれたことにより僕自信色んな気づきがありました。
受け入れる事
当然ですが、僕もレースが近づくにつれ不安が募ります。とにかく僕は緊張をします。 特に舞台が大きければ大きいほど緊張して言葉数が少なくなりとんでもなく不安になります。 緊張を楽しめとはよく言いますが、僕は楽しめないです。むしろ逃げて家に帰りたいと思う方です笑。 でもこの自分に抗うのはやめるようにしています。抗って「俺はできる!」「どんな舞台でも堂々と!」としてしまうと自分を大きく見せようとしてしまい空回り。パフォーマンスが下がりチーム競技であるアドベンチャーレースではメンバーに迷惑をかけてしまいます。 だから緊張して不安を抱える自分を受け入れるように努力しています。 自分自身の経験を積み自分の中に枠を広げて抱える不安を解消していく必要があります。 時間はかかりますが一歩一歩着実に枠を広げていきます。