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2023.2.8

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【Vol.87】何のために

2023.2.8

連載:Renoca Adventure

2023年がスタートして早2か月を迎える。チームは次なるレースに向けて準備を進めています。一つとして簡単なレースはなく、そんな中で僕たちは優勝することをコミットしています。

なぜアドベンチャーレースなのか

アドベンチャーレースは個人の力ではどうにもならないチーム競技だと思います。優賞する為にメンバー全員がサイボーグのように強靭な肉体と技術のような個の力を持っていればよいかと言われたら、僕はNoと答えます。付け加えて言うと「そのような優勝はいらない。」というでしょう。実際サイボーグはいないので僕たちは助け合わないと勝てないのです。そして余裕のない人が人に手を差し伸べることは容易ではない。だからこそアドベンチャーレースは面白いと思うのです。そして重要なのが、誰もが手を差し出すことができるということです!ただ、たいていの人はそれをしません。

「人より優位でいたい。良く見られたい。自分なんかが…。悪く思われたくない。かえって逆効果では…。嫌われたくない。気分を害したくない。面倒くさい。むしろ自分の方が疲れている。」などなどたくさんの理由で差し出せるその手を引っ込めてしまうのです。そしてたいていは自分自身と会話しているわけです。アドベンチャーレースはチーム競技でありながら究極的には自分との対話なんだと思います。本当の意味で自分を承認できないと、自分を変えようと思っても長続きしない。自己承認から自己を拡大し、過去の自分からは考えられないような自分になる(変化するではなく)ことができる。だからこそ僕はアドベンチャーレースを続けています。

唯一無二のリーダー集団でありたい!

唯一無二のリーダー集団でありたい!

チームには素晴らしいメンバーが揃っている。全員が本当に頼りがいのある大好きな面々だ。そんなメンバーが自己承認に満ちていて、どんなことにも止められないパワーを持っていたら、そして、リーダーとしての立場をとっていたら、最強なのでは?とよく考えています。もちろんリスクを冒すし、Noと言われる中で立場をとり続けるのがリーダーの仕事なので居心地は悪いかもしれない。でも、チームのコミットがはっきりしていればやり続けるだけ!達成できないことを恐れることに意味はないのだと思います。だからこそ僕たちは「世界一」を言葉にして戦うリーダー集団でありたいなと思うのです。それに必要なのはやっぱりコミュニケーションだ!いっぱいしゃべろうと思います♪

米元 瑛さん

著者:米元 瑛YONEMOTO AKIRA

通称ヨネ。幼少期から登山を始め、大学時代は探検部でラフティングに没頭。子どもの頃に観たアドベンチャーレースに憧れ、イーストウインドのトレーニング生となる。明るい性格と若い力でチームを盛り上げる。現在はカッパクラブでリバー技術を学びながら、世界レースの舞台でナンバーワンになるための修練に日々励む。