ひょっとして、私イケてる!?
世間の諸学校は間もなく夏休みに入る。我が娘も間もなく夏休みを迎えるが、その前に期末試験という試練があった。結果は言わずともがな。 気持ちを切り替えて、次、頑張ろう(涙) ちなみに娘は典型的に私似で理数系が不得手(おまけに運動も苦手)。理科が全体的な評価を下げている。それでも数学はそこそこの成績を維持。 娘は中学入学直後、数学が苦手だった。 しかしある時、ある難問がスルッと解けた事をきっかけに"私って数学が得意かも!?"と勘違いし始めたらしい。 そこから数学が好きと勘違いし、今では数学において、そこそこの得点を維持しているという。
イメージなんてのは勝手についてくるさ
そもそも私と娘の性格は正反対の部分が多い。
私は心配性、娘は呑気。私は朝型、娘は夜型。私は感情的、娘は理論的。私はネガティブ思考、娘はポジティブ思考。そして私の心は弱く、娘の心は強い。(性格は父親似すぎ!!)
先日、娘に「どうしてそんなにハートが強いの?」と聞いてみると、娘はこう返した。
「世の中にはね、強い人も弱い人もいないんだよ。いるのは"強いと勘違いしている人"だけ。そういう意味では、私は自分自身を強いと勘違いしているんだと思う。でもね、本当の私は強くも弱くもない。
ただ、自分を強いと勘違いしているから周囲もそう勘違いしている。お母さんも私が強いって勘違いしてるんだよ。だからね、お母さんも勘違いすればいいんだよ。"自分はめっちゃ美人だ!"とか、"私って強い!"とか。周りのイメージなんて勝手についてくるからさ」
壁なんてのは、越えるためにあるんだ
アドベンチャーレースも然り。苦手な種目も、どのみち練習すべきなら“この種目、自分に合うかも!?”と勘違いすれば、その種目を楽しめるし、もっと前向きになれる。
想定外の悪天候に見舞われたら“これを楽しみしてたんだ!かっこいいだろ~、俺!”と勘違いすれば、辛い状況の中でもがんばっている自分がイケてるように思えてくる。
そう、「越えられる!」と思えば越えられるし、「無理だ!」と思えば無理なのだ。
どうせ困難にぶつかるなら最初から「自分は強い。どんな壁でも越えられる」くらいの勘違いをした方がいいのかもしれない。
かの有名なルパン三世も言っていた。
「な~に、壁なんてのはな、越えるためにあんだよ」
そして数学を得意と勘違いしている娘よ。平均点をかなり下回る理科においても勘違いすることを、母は静かにススメる。