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2021.3.3

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【Vol.40】今までの自分

2021.3.3

連載:Renoca Adventure

夢にも思わない

夢にも思わない

ほとんどの人がそうかもしれませんが、子供の時、将来の自分が何をやっているのか想像もつかないと思います。 私が小学校の卒業アルバムに書いた将来の夢は「公務員」でした。 小学生らしくもない可愛げのない夢で、子供の時から安定を求めていました。 そんな私も工業高校を卒業して、大学には行かずに就職の道を選びました。 就職先は電鉄会社です。理由は、安定しているからでした。

働きながら心のどこかでずっと悶々としたものを抱えていましたが、実際に働いてみると、同僚にも恵まれ、この会社で私は定年まで勤めると決めていました。 それなのにどういうことでしょうか? 私は9年間勤めていた電鉄会社を辞めてしまいました。 EAST WINDでアドベンチャーレースに挑戦したいと思ったからです。
安定を求めていた自分が会社を辞めて何かにチャレンジしている。 小学生の自分に想像ができていたでしょうか? おそらく、1mmたりとも想像してなかったと思います。

人として成長したい

以前の職場でもそうでしたが(今でもそうかもしれません)、私は人に甘えてばかりで、失敗を恐れるあまり前に出られない性格なのです。
だからこそ、EAST WINDと共にアドベンチャーレースを通して成長したいと考えています。

体力、知識、経験、協調性など、チーム競技には不可欠なスキルの向上はとても重要です。しかしそれよりも重要なことが私にはあります。
自分との勝負に勝つ、ということです。
私はまだまだ未熟な人間です。
甘えが許されないアドベンチャーレースという世界に身を置き、ひとりの人間として大きく成長したいのです。

人として成長したい

目標があるという事

目標があるという事

小学校の時の自分が今の自分を見たらどう感じるのだろう? と考える時があります。
もしかしたら馬鹿にするかもしれません。
電鉄会社を退社してEAST WINDに入ることを決めた時、周りの人たちはそれと同じようなことを私に助言してくれました。
ただ私は、やらない後悔よりもやる後悔を選びました。
10年先で「若かったあの頃にチャレンジしておけばよかった」と、振り返れない後悔はしたくなかったからです。

今思うことは、後悔ではありません。
何よりも人生においての目標が明確にできたという喜びがあります。
今まで特別な目標も目的もなく過ごしてきましたが、ひとつの大きな目標ができると、それに向けて継続できる小さな目標もできました。
まだ何も達成できていない自分ですが、小学生の頃の自分に「よくやったね!」と言ってもらえるようなそんなアドベンチャーレーサーになります。

小倉 徹さん

著者:小倉 徹TOORU OGURA

通称テツ。令和元年度よりトレーニング生となる。学生時代はラグビーに励む。イーストウインドに来るまでは、電鉄会社の写真で運転手。アウトドアや陸上の経験はほとんどない中で新しい世界にチャレンジする姿勢は、まさにアドベンチャーレーサーにふさわしい。現在、カッパクラブでリバー技術を取得中。