利根川で朝練!
アドベンチャーレースはアウトドアスポーツの複合競技であるため様々なアクティビティを練習する。今回はクライミング装備を使ったロープの上り下りの練習をした。
アウトドアツアー会社のカッパクラブに朝5時に集合し、仕事前のいつもの朝練スタイル。
利根川に架かる小さな橋からロープを垂らしてアッセンダーという器具を使ってロープを上る。
操作に慣れるため、繰り返し練習
正確な手順を踏まないと落下してしまったり、立ち往生するトラブルの危険性があるため器具の使い方、いろいろな手法の確認、操作の慣れを繰り返し練習する。
上ったら、ロープにぶら下がったまま下降のシステムに切り替えて懸垂下降に移る。それも手を放しても落下しないバックアップシステムもセットする。ひたすら上り下りを繰り返したら、更なる難題を加えてみる。ロープの途中に結びこぶを作り、それを通過するには、自己確保をしてからシステムを移し替えなければならない。しかも、上りと下りでは架け替えのシステムも手順も違うので、慣れないうちは戸惑うことが多い。
常に考え続け、柔軟に対応していく心構えが大切
繰り返し練習して体で覚えることも重要だが、システムの意味や器具の特徴を理解して各々のメリットデメリットを把握することが特に大切になる。ロープアクティビティでは多種多様なシステムが存在し、このシステムはこういうときだけ強みを発揮できるとか、これは便利だけどこういうトラブルを起こしやすいとか、自然環境の様々なシチュエーションに対応するのに決まった答えは存在しないものだ。
ただ、物事の本質を捉えていれば応用が利く。常に考え続け、柔軟に対応していく心構えが大切であることも、こうした日々の練習から学ぶことになる。世界を目指して日々精進あるのみ!