コンバージョンEVプロジェクト、はじめます
Renocaはこの度、様々な特殊・特装車両の車体架装メーカーである「TONOX」さんと、特殊車両の改造やEVの研究開発など様々なものづくりを手がけるエンジニア集団の「NSビークルインダストリー」(以下、NSビークル)さんと共に、「ランドクルーザー60コンバージョンEV」の製作に挑みます。
皆さんは「コンバージョンEV」をご存知でしょうか?「コンバージョンEV」とは一言でいえば、「ガソリンエンジンやディーゼルエンジンといった、クルマにある従来のエンジンを電気モーターに置き換えた電気自動車」のことです。
本記事では[メイキング・オブ・ ランクル60CEV]と題して、TONOX × NSビークル × Renoca(FLEX) 3社合同によるランクル60コンバージョンEVプロジェクトの過程をご紹介していきます。
お気に入りのクルマを電気自動車へ生まれ変わらせることができれば、そのクルマは最初の持ち主の子供、さらにその孫へと、思い出とともに次の世代へ受け継がれていくことも可能です。
クルマの見た目は”あの時”と変わらぬ昔のまま、だけど動力源はエンジンではなくモーター。つまり、この新しいプロジェクトは、これまでリノカが大切にしてきたテーマ「古くてもいいクルマに手を入れて長く乗る。」の延長線上にあるものです。ランドクルーザー60という1台の古いクルマを通して、ヒトとクルマの新しい関係性を模索していくそのさまをお届けできれば幸いです。
ヒトとクルマの新しい関係性を模索する
本プロジェクトにおける車両製作は、図面ではなく、手と言葉によってつくるものです。パソコンで図面を引けば、あとはその通りに進めてゴール! というような簡単なものではありません。
実際にクルマの中に手を入れ、じかに触り、ああでもないこうでもないと言葉を交わしながら、まだ見ぬ課題自体をあぶり出すことで、完成への道筋をつくっていく。そういった手と言葉を交わしてつくるものづくりの過程にこそ、人とクルマの新しい関係を考えるヒントがあるものだと私たちは考えています。
今回はここまで。次回からは、実際に今どんな感じで作っているのか、写真を交えて現場レポートしていきます!