Renoca by FLEXRenoca by FLEX

2023.7.25

cev1_1

TONOX × Renoca × NSビークル共同企画、ランクル60コンバージョンEVプロジェクト【#1】

2023.7.25

連載:メイキング・オブ・ランクル60CEV

コンバージョンEVプロジェクト、はじめます

Renocaはこの度、様々な特殊・特装車両の車体架装メーカーである「TONOX」さんと、特殊車両の改造やEVの研究開発など様々なものづくりを手がけるエンジニア集団の「NSビークルインダストリー」(以下、NSビークル)さんと共に、「ランドクルーザー60コンバージョンEV」の製作に挑みます。
皆さんは「コンバージョンEV」をご存知でしょうか?「コンバージョンEV」とは一言でいえば、「ガソリンエンジンやディーゼルエンジンといった、クルマにある従来のエンジンを電気モーターに置き換えた電気自動車」のことです。
本記事では[メイキング・オブ・ ランクル60CEV]と題して、TONOX × NSビークル × Renoca(FLEX) 3社合同によるランクル60コンバージョンEVプロジェクトの過程をご紹介していきます。
お気に入りのクルマを電気自動車へ生まれ変わらせることができれば、そのクルマは最初の持ち主の子供、さらにその孫へと、思い出とともに次の世代へ受け継がれていくことも可能です。
クルマの見た目は”あの時”と変わらぬ昔のまま、だけど動力源はエンジンではなくモーター。つまり、この新しいプロジェクトは、これまでリノカが大切にしてきたテーマ「古くてもいいクルマに手を入れて長く乗る。」の延長線上にあるものです。ランドクルーザー60という1台の古いクルマを通して、ヒトとクルマの新しい関係性を模索していくそのさまをお届けできれば幸いです。

cev1_2

ヒトとクルマの新しい関係性を模索する

本プロジェクトにおける車両製作は、図面ではなく、手と言葉によってつくるものです。パソコンで図面を引けば、あとはその通りに進めてゴール! というような簡単なものではありません。 実際にクルマの中に手を入れ、じかに触り、ああでもないこうでもないと言葉を交わしながら、まだ見ぬ課題自体をあぶり出すことで、完成への道筋をつくっていく。そういった手と言葉を交わしてつくるものづくりの過程にこそ、人とクルマの新しい関係を考えるヒントがあるものだと私たちは考えています。
今回はここまで。次回からは、実際に今どんな感じで作っているのか、写真を交えて現場レポートしていきます!

CEV1_1
CEV1_4
CEV1_3
TONOX

TONOX

   

様々な特殊・特装車両を製造している働く車の専門メーカー。主に官公庁向け警察車両や緊急車両、企業・個人向けに福祉車両や冷凍車・保冷車・宣伝車・移動販売車・現金輸送車・移動ATM車・バスの架装やトラックの荷台製造などの特装車の企画・開発から製造まで行っている。

NSV

NSビークルインダストリー

   

旧車のレストアや特殊車両の改造、EVの研究開発、プライベート潜水艇の製作など様々なものづくりを手がけるエンジニア集団。元大手自動車関連企業や石油化学コンビナートの建設などの実績を重ねてきたプロのエンジニア達で構成されている。