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2022.11.16

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【Vol.82】段取り8割!

2022.11.16

連載:Renoca Adventure

何事も準備が大切

「物事段取り8割ですよー!」パラグアイで行われた世界選手権を前に女性メンバーの神谷さん(あーちゃん)は口酸っぱく言います。 彼女は都内でバリバリ働く超タフな女性です。レース前に各々に課されたタスクをマルチに管理して期限を設けてレース本番までの準備を円滑に進めていきます。 アドベンチャーレースにおいて準備というのは想像を絶するほど大変なものでした。何か不備があるとレースに支障を与えてしまいます。 それもまたアドベンチャーレースなのかもしれませんが、100%の状態で挑むにはやはり準備というのはとても大切です。

レースはもう始まっている

海外レースとなると大体5日間を想定します。とにかく持っていく荷物の量はとてつもなく多くなります。(今回のパラグアイのレースは少ない方らしい。)大会前の毎日は午前中トレーニングを行い、午後は夜遅くまで準備の時間に使う日々。一日中準備に使う日もありました。 チームメンバーと準備を進めていくうちにメンバーごとにおもしろい特徴が見えてきました。ヨネくんはとにかくやる事が早い。彼自身の経験が蓄積されて彼なりのルーチンがあり早く準備を終わらせて心のゆとりを作っているように思えました。
かたや陽希さんはとにかくゆっくり確実に準備を行います。しっかり時間をかけてミスが起こらないよう全てを丁寧にパッキングします。陽希さんのレース中の集中力は完璧な準備があるからこそだと感じます。

レースはもう始まっている

準備から積極的に

準備から積極的に

海外のレースはとても華々しい印象があり最高の舞台だとずっと前から思っていましたし今も思っています。ただその場所に立つにはと色んなものを犠牲にしてレース前の準備をしてきた人だけだと思います。それこそ長いレース期間で海外に行ってる間仕事は休まなければならないし家族の理解が必要です。それも事前の準備に含まれるのではないでしょうか。
今回のレース前の準備と言うところでは私自身の課題も見つけることができました。 まだ、自分は準備の段階でチームに貢献ができていないと。一つの海外レースに出場するのに1人では抱えきれないほどの準備があります。その準備を人任せにするのではなく自分から積極的に仕事をもらわなければならないと思いました。した事がないことかもしれませんし失敗する事もあるかもしれませんがその経験をまた蓄積し次回のレースの準備の糧にしていきます。プレーするだけがアドベンチャーレーサーではないです。準備もできてこそ真のアドベンチャーレーサーではないでしょうか。

小倉 徹さん

著者:小倉 徹TOORU OGURA

通称テツ。令和元年度よりトレーニング生となる。学生時代はラグビーに励む。イーストウインドに来るまでは、電鉄会社の写真で運転手。アウトドアや陸上の経験はほとんどない中で新しい世界にチャレンジする姿勢は、まさにアドベンチャーレーサーにふさわしい。現在、カッパクラブでリバー技術を取得中。