サイトアイコン 中古車・中古車検索ならFLEX<フレックス>

法定12ヶ月点検とは? 受けないと罰則はある? ランクルやハイエースに安心して乗るために【点検と車検について】

フレックスの12ヶ月点検

愛車はいつも快適に運転したいものです。不具合があったり調子が悪いと、気持ちの面でも心配ですし、故障して路上で動けなくなってしまったり、万一のときには事故に繋がる可能性もあります。そんなトラブルをできるだけ少なくするためには、やはり事前に車をチェックすることが必要です。不具合や故障を未然に防ぐ「点検」、今回はとくに12ヶ月点検(法定12ヶ月点検)に焦点を当てて解説します。

法定12ヶ月点検とは

車に安心して乗りたいならば、点検をするのがいいでしょう。点検にはいくつか種類があり、それぞれ意味合いが異なります。今回は12ヶ月点検について解説していきます。車検との違いやメリットなど、12ヶ月点検のもつ重要性をお伝えしましょう。

そもそも12ヶ月点検とは?

12ヶ月点検とは一体どのような点検なのでしょうか? 1年点検とも呼ばれるこの点検は、道路を安全に走行するための定期点検整備のことで、車の不具合を事前に発見し、故障を未然に防ぐために行われるものです。点検の対象は、小型特殊自動車を除く自動車となっています。

6ヶ月前に点検を受けていても12ヶ月点検は必要?

新車の場合は、納車後に1ヶ月点検と半年後に6ヶ月点検を受けています。また中古車で購入した場合でも、納車前点検や6ヶ月点検があります。いずれの点検も任意ですが、半年前に点検を受けている人からすると、まだそれほど時間が経っていないから大丈夫だろうと考えるかもしれません。

しかし、日本は車にとって厳しい気候が年に2回やってくる国です。真夏には40度に迫り、真冬は零下にもなります。地域によっても差がある日本ですが、気温の上下は車にとってダメージを与える要因となります。また都心部では渋滞が多く、エンジンは低回転でストップ&ゴーが繰り返されるため、それほど走行距離が伸びていないのに油脂類がくたびれていたり、機関部分の劣化が起こっていたりします。

12ヶ月点検はどんな車でも必須なの? それとも任意なの?

自家用車(普通車と軽自動車)は、12ヶ月ごとに点検を受ける義務があります。これは道路運送車両法の第48条に定められているものです。

12ヶ月点検を受けないと罰則はある?

12ヶ月点検は法令で定められていますが、受けなくても罰則はありません。しかし、車は乗っていると可動部分が消耗したり、負荷が高い部分が劣化したりします。複雑な機構の集合体なので、定期的な点検と整備を行うべきです。これは車を利用するユーザーの義務であり、ドライバーはもちろん、同乗者や周囲に対する影響を考えると、罰則こそありませんが受けることを強くオススメします。

12ヶ月点検を行う意義

罰則がないので受けなくてもいいと考えるかもしれません。しかし、12ヶ月点検でチェックや適切な整備を怠ったことで、路上で止まってしまったり、重大な事故に繋がるような故障が起きる可能性も否定できません。

路上で動けなくなってしまうと、用事のある無しに関わらずとても困ります。また、故障が原因で、車線を塞いだ状態で止まってしまったり、他の車と接触事故を起こしてしまったら、自分だけでなく、道路を利用する他の人にも大きな迷惑が掛かります。

致命的な故障やそれに繋がる可能性の高い不具合を発見し、リスクを未然に減らすことができるのが12ヶ月点検の最大のメリットです。

1年車検と間違わないようにしましょう

12ヶ月点検は、法定とはいえ罰則はなくあくまでも点検なので、車検と間違わないようにしましょう。両者を混同してしまい、知らないうちに車検が切れていたら大変です。車検のタイミングは、新車と中古車、登録ナンバーにより異なります。

車検のタイミング

ナンバー車検有効期限
中古車1ナンバー/4ナンバー1年
中古車3ナンバー2年
新車1ナンバー/4ナンバー2年
新車3ナンバー3年

12ヶ月点検の費用と所要時間

新車の場合、1ヶ月点検や6ヶ月点検は無料でしたが、12ヶ月点検に費用は掛かるのでしょうか? 有料の場合はいくらくらい掛かるのでしょうか?

有料? それとも無料?

一般的に12ヶ月点検は有料となります。費用は10,000〜20,000円が相場となっています。

メンテナンスパックに含まれる場合も

新車を購入するときに、3年後の初回車検までの点検や消耗品(一部)の費用をパッケージにしている場合があります。これは一般的には「メンテナンスパック」や「点検パック」などと呼ばれています。

納車後のランニングコストでは、整備に掛かる費用がいくら掛かるかが分かりにくいのですが、その不安を解消してくれるのがこのパッケージです。メーカーによっては2回目の車検(新車購入から5年後)までのメンテナンス費用を含む長期間の設定を用意しているところもあります。

点検に掛かる時間は?

12ヶ月点検は、1ヶ月点検や6ヶ月点検と内容が異なります。作業は内装、外装、下回り、エンジン関係など多岐に及ぶため、一般的には1〜2時間程度掛かります。

フレックスのお店で行う12ヶ月点検

この記事をご覧になっている方は、以前にフレックスでハイラックスやランクルなどを購入された方か、もしくは購入を希望されている方だと思います。フレックスで12ヶ月点検を受けるにはどのようにしたらいいでしょうか?

フレックスでの予約方法

フレックスでは、点検が近くなったお客様に対して、店舗からハガキでご案内をお送りしています。お手元に届いたご案内に記載されている店舗に、ご来店可能な日時をお伝え下さい。ご連絡はLINEやお電話で承っています。

また、購入された店舗が遠方のフレックスの場合は、現在お住まいの近くの店舗で点検を受けることができます。※日曜日・祝日は除きます

12ヶ月点検の点検内容

法定点検である12ヶ月点検は、重要度の高い箇所を点検する内容となっています。点検の項目を見ていきましょう。

点検項目

フレックスのハイエース店、ランクル店それぞれで実施している12ヶ月点検の具体的な箇所は次の通りです。1ヶ月点検や6ヶ月点検と重複するところもありますが、車に乗る上で重要な部分のチェックが含まれています。

室内点検

室内でチェックするのは、ブレーキ周りとなります。ブレーキペダルを踏み込んだときに、正しくブレーキが作動するか。ペダルの踏み込みに遊びがないかをチェックします。または、傾斜地に駐車をしたときにパーキングブレーキの効きが甘いことが原因で車が動いてしまったり、それが元で事故に繋がってしまったという報道を目にします。そのようなことが起きないように確実に作動することを確かめる必要があります。

エンジンルーム点検

車を安全に走行させるためには、エンジンルームのチェックも欠かせません。走行した距離や走り方によって違いはありますが、トランスミッションやトランスファなど、複数のギアが組み合わせられた場所を潤滑するために使われるオイルは、量が適切でなかったり漏れていたりすると、振動が出たり、変速ができなかったり、最悪の場合は動かなくなります。

また、エンジンオイルが漏れていたりするとエンジン内部の潤滑が保てなくなり、重大な故障の原因となります。さらに、しっかりと点火ができているかや、吸気排気周りのチェック、さらに冷却水の状態もチェックします。これらの項目は、エンジンを健康な状態に保つためには欠かせないものです。

下回り点検

リフトアップを行うことで、普段は確認しづらい車両の下回りを点検します。内容は、ブレーキや駆動系です。室内点検で行ったブレーキに関連したチェックが行われます。ブレーキが摩耗していると、ドライバーがブレーキペダルを踏んでも制動が掛かりにくかったり、止まることができなくなってしまいます。

また、駆動力を伝えるプロペラシャフトやドライブシャフトが緩んでいると、振動の原因となります。

そしてタイヤが偏摩耗していないか、空気圧は適切か、タイヤを留めているナットやボルトの緩みはないかを点検します。

いずれも路面に動力と制動力を伝える重要な部分なので、下回りの点検もしっかりと行う必要があります。

フレックスだけの特典もあり!

フレックスで12ヶ月点検を受けると、カスタムパーツの価格が10%オフになる特典があります。快適度をもっと上げたい、もっとかっこよくしたい、もっと気持ちよく走りたいと考えているオーナーには大きなチャンス! 気になっていたカスタムパーツを手に入れて、もっと自分だけの1台にしてしまいましょう。またお友達のご紹介キャンペーンも実施中です。詳しくはお店のスタッフにお問い合わせください。

12ヶ月点検はフレックスにお任せください

愛車をいい調子のまま保ちたい。安全に乗りたい。そう考えている人は、定期的に点検を受けましょう。我々自身が1年に1回健康診断を受けるように、車も定期的に診てもらうことで、安心してハンドルを握りたいものです。

突然路上で立ち往生したり、整備の問題で事故に繋がらないように、転ばぬ先の杖としての12ヶ月点検をオススメします。

ランクルやハイラックスのオーナーの皆様、お手元に届いたハガキをご持参のうえ、ぜひフレックスのお店までお越しください。お待ちしております。

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。