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【売れてるのはコレ】トヨタ ランドクルーザープラド120と150。今更だけど徹底比較!

120プラドと150プラド

中古車価格が手ごろになってきたランドクルーザー120プラド

トヨタのランドクルーザープラド120といえば、ミドルクラスSUVの高級化路線に拍車をかけるキッカケを作ったモデルとして有名なクルマです。どちらかというとクロカン志向だった先代のランドクルーザー90プラドから路線変更をして、当時の高級セダンにも負けない内装の質感や静粛性を手に入れました。トヨタの高級ブランドであるレクサスにも、ランドクルーザープラド120をベースにしたLX470というモデルが投入されるなど、日本だけではなく海外でも大成功を収めたモデルでもあります。

エンジンラインナップやボディタイプも豊富で、ボディにはロング(5ドア)とショート(3ドア)の2種類のボディが用意されました。エンジンには、直4 3000cc コモンレール式直噴ターボの1KD-FTV、V6 3400cc ガソリンエンジンの5VZ-FE、直4 2700cc ガソリンエンジンの3RZ-FEの3タイプが選択できました。(海外の一部では、V6 4000ccの1GR-FE型やV8 4700ccの2UZ-FEも搭載されています)ヨーロッパを意識したスタイリング、内装の質感や静粛性能、さまざまなニーズに対応するモデルラインナップで、中古車のタマ数も多く魅力的なSUVです。生産終了から早くも10年が経ちましたが(2018年現在)、まだまだ現役で通用する120プラドは値段が落ち着いてきたこともあり、フレックスのランドクルーザー販売店でもじわじわと人気が出てきています。お客様から「ランドクルーザープラド150と何が違うの?」という質問を頂くことが増えてきましたので、現行モデルのランドクルーザープラド150とランドクルーザープラド120を比較してみたいと思います!

人気のランドクルーザー120プラド

ロング(5ドア)とショート(3ドア)から選べる120プラド

ランドクルーザープラド150よりも全体的に丸みを帯びたデザインのランドクルーザープラド120の内装

ランドクルーザープラド150では無くなってしまいましたが、ランドクルーザープラド70からランドクルーザープラド120まで続いていたショート(3ドア)ボディがラインナップにあるのも120プラドの大きな魅力です。全幅こそロングボディと変わりませんが、3ドアのショートは5ドアのロングと比べて375mmも短く、最小回転半径も0.6m小さい非常に扱いやすいボディサイズになっています。街中や駐車場で取り回しが良いのはもちろんですが、オフロードシーンでもショートボディの方が有利に働きます。うっそうと茂る木の間をすり抜けるのが得意ということもありますが、ショートボディの方がランプブレークオーバーアングル(前タイヤと後ろタイヤの下端から、ボディの中央下部までの角度のこと)が深いため、下回りをヒットしてしまう確率も減ってくるからです。ロング(5ドア)ボディに関しても、ランドクルーザープラド150より全長と全幅が小さく、一回り小さい扱いやすいボディサイズになっていますよ(全高はランドクルーザープラド150の方が低いです)。それでは、各ボディサイズを表にしてみましたのでご覧になってください。

車種 ランドクルーザー120プラド(ショート) ランドクルーザー120プラド(ロング) ランドクルーザープラド150
全長 4,340mm 4,715mm 4,760mm
全幅 1,875mm 1,875mm 1,885mm
全高 1,870mm 1,855mm 1,835mm
最小回転半径 5.1m 5.7m 5.8m
車両重量 1,790~1,830kg 1,880~2,060kg 2,040~2,300kg
駆動方式 フルタイム4WD フルタイム4WD フルタイム4WD

※ボディサイズは代表的最終モデル(オプション装備等を除く)
※車両重量はオプション装備等を除く

120プラドと150プラドのインテリアの違い

本革シートやベージュの内装など、ランドクルーザープラド120の内装は今見ても高級感たっぷり

ランドクルーザープラド120の内装は、世界中に高級化路線を示すことを目的として、ランドクルーザープラド90から比べて大幅な質感アップが図られています。当時のトヨタ最高級セダンであるセルシオの内装によく似たデザインで、曲線を多く用いたダッシュボードのデザインや、センター上部に埋め込んだディスプレイ、各部の色使いや木目パネルの配置などは高級車そのもので、ベージュ内装では本革シートもオプションで選ぶことができました。当時のSUVといえばどちらかというと泥臭いイメージだったので、なかなかユーザー層を広めることができませんでした。しかし、ランドクルーザープラド120のラグジュアリーな内装デザインは高級車を求むユーザーにも響き、今までにないユーザー層を取り込むことにも成功しました。

ランドクルーザープラド150の内装は、直線を多く用いたデザインと大きなダイヤル類が特徴的で、ラグジュアリーと言うよりはスタイリッシュな印象です。ランドクルーザープラド150の内装が洗練されていることは言うまでもありませんが、120プラドの内装は10年経ったいまでも十分高級感を感じる仕上がりになっていますよ。ちなみに、ランドクルーザープラド150よりも全高が高い120プラドの室内は、室内高も若干高いので居住空間も広く感じることができます。参考にランドクルーザープラド120の室内サイズと、ランドクルーザープラド150の室内サイズを表にしてみましたのでご覧になってください。

車種 ランドクルーザー120プラド(ショート) ランドクルーザー120プラド(ロング) ランドクルーザープラド150
室内長 1,805mm 2,520mm 2,520mm
室内幅 1,535mm 1,535mm 1,565mm
室内高 1,260mm 1,260mm 1,240mm
乗車定員 5名 5~8名 5~7名

最新モデルの150プラドにも負けない高い性能を誇る120プラド

アクティブTRC&トルセンLSD搭載で、強力なトラクションを発生する両車の駆動系

ランドクルーザープラド120やランドクルーザープラド150には、悪路での走破性を高めるためにさまざまな技術が盛り込まれています。まず、両車に付いている装備から説明させていただきますね。センターデフには空転が少ないトルセン式のLSDが採用され、センターデフロックも装備しています。ランドクルーザープラド120の上級グレードには、リアサスペンションに電子制御エアサスペンションが採用されたほか、アクティブTRCと+VSCも採用されました。また、120プラドは全グレードで2速のサブトランスファーを備えていて、ランドクルーザープラド150よりも車体が軽量なこともあり、極低速時の登坂性能や悪路走破性はランドクルーザープラド150を上回るのではないかと言われています。

ランドクルーザープラド150のドライブトレーンは、ランドクルーザー200から譲り受けた電子制御技術のかたまりになっています。KDSSは路面状況に応じて前後スタビライザーの効きをコントロールすることで、車両姿勢を最適に保つ機能です。クロールコントロールは、エンジンの出力とブレーキの効き具合を自動的にコントロールして、低い速度での走行時にトラクション(タイヤが路面に食いつく力)を最適化するシステムです。そしてマルチテレインセレクトは、路面の状況に合わせて5つのモードをダイヤルで切り替え、最適な駆動状態に自動的に変えてくれる機能です。これらの機能を両車比較してみると、サブトランスファーを備えたランドクルーザープラド120は低速寄り、ランドクルーザープラド150はある程度高速での悪路走破性に軍配が上がるでしょう。どちらのプラドも、日本で使用する分には必要以上の機能を搭載しているとハッキリ言い切ることができますよ。

色あせない魅力がある120プラドvs最新技術の要塞150プラド

お手頃価格のランドクルーザープラド120も現行車のランドクルーザープラド150も、どっちも捨てがたい!

ここまでランドクルーザープラド120とランドクルーザープラド150の比較をさせていただきましたが、どっちも違う魅力を備えているクルマだと分かっていただけたと思います。走行性能や快適に移動するための装備もほとんど変わりませんから、どちらを選ぶかはスタイリングの好みになってしまうかもしれません。ランドクルーザーシリーズすべてに言えることですが、売却時の値段も高いので普通車のように損をした気分になることもありませんよ。

普段走っているときは性能の違いを感じることの少ない両車ですが、ランドクルーザープラド120は生産終了から10年が経っていますので価格が大変お手頃になっています。ランドクルーザープラド120とランドクルーザープラド150の最上級グレード同士で比べてみても、100万~300万円ほどの差が出ることもありますから、ご予算にあわせて選ぶのも良いですね。フレックスは、ランドクルーザープラド120とランドクルーザープラド150の中古車や新車をたくさんご用意していますよ。お手頃な価格になってきたランドクルーザープラド120に関することも、最新型のランドクルーザープラド150のこともすべて、全国のフレックスランドクルーザー取扱店までお気軽にご連絡くださいね。

ランドクルーザー120プラド オススメの中古車在庫

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。