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ついに発表! 新型ランドクルーザー 250は丸目と角目! 14年ぶりのフルモデルチェンジで全面的に進化! さらにランクル70が日本再上陸!

新型ランドクルーザー250デビュー

新型ランクル250デビュー

2023年8月2日、新型ランドクルーザー2501がデビューしました。4代目ランクルプラド150の発表から14年ぶりとなるフルモデルチェンジです。「原点回帰」をコンセプトに、新しいデザインと新しいプラットフォームにより、ランクルファミリーに魅力的なモデルが誕生しました。

やはりプラドの名前は継承せず

モデル名はランドクルーザー250。ランクル300とランクル70(後述)の中間、ランクルの中核モデルという位置づけです。250はアメリカにも再上陸をすることになり、グローバル展開をするモデルとして数字のみとなったようです。シンプルで覚えやすいですが、プラドファンの方はちょっと残念かもしれませんね。

丸目と角目の2つの顔 ゴツゴツと角張ったボディデザイン

最大のトピックは、2種類のフェイスデザインがラインアップされるということです。ランクル40や70、FJクルーザーを思わせる丸目ヘッドライト仕様と、ティーザーでもチラ見せされていた角目ヘッドライト仕様です。

デザインのキーワードは、「Reliability」、「Timeless」、「Professional」。スクエアなシルエットは力強さやタフさ、そして生きて帰ってこれるという信頼性を感じさせます。奇をてらわない実直さと道具感もあり、プロの使用にも耐える機能美を備えているデザインと言えるでしょう。

また、丸目は偉大なる祖先からの継承とともに、愛らしさも感じさせる表現で、永く相棒として寄り添ってくれるクルマというデザインになっています。発表時点ではプロトタイプとのことでしたが、おそらくここから大きく変更されることはないでしょう。丸目と角目、どちらを選ぶか、悩んでしまいそうですね。

ランクル300に迫るボディサイズ。ランクル250のサイズスペックは?

新型ランクル250は、全長4.925mm(+100) x 全幅1.980mm(+95)、全高1,870mm(+20)、ホイールベース2,850mm(+60)と、従来モデルであるランクルプラド150よりも大幅に大型化されました。この数値はプロトタイプのため、実際の登録時の数値とは異なる可能性がありますが、かなり大きくなったと言えるでしょう。

しかし、ミラー全幅は従来型以下と発表されているので、すれ違いなどではそれほど大きさを感じないかもしれません。※()内は従来型ランクルプラド150との比較です。

車種 全長 全幅 全高 ホイールベース
ランドクルーザー250(プロト) 4,925mm 1,980mm 1,870mm 2,850mm
ランドクルーザープラド150 4,825mm 1,885mm 1,850mm 2,790mm
ランドクルーザー300 4,950mm 1,980mm 1,920mm 2,850mm

7人乗りは継続? インテリアは?

ランクルプラドは7人乗りモデルが人気でしたが、今回のランクル250でも3列シート、7人乗りモデルは継承されています。室内は、エクステリアの直線基調を取り込みつつ、角を落とした多角形をモチーフに、メーターやエアコンには円形を取り入れて構成されています。

しっかりとしたステアリングやシフトノブ、タッチパネルではなく物理ボタンを残したエアコンの操作系、センターコンソール側面のパッドなどは、オフロードでの使用を考えたものでしょう。

伝統のラダーフレームは進化

ランクル250は、300同様にGA-Fプラットフォームを採用しています。このプラットフォームは、トヨタの設計思想「TNGA」でランクル伝統の強固なラダーフレームを進化させたものです。従来型のランクルプラド150よりも、フレーム剛性で50%、車両全体では30%の向上。同時にサスペンションも改良されており、悪路走破性の指標となるタイヤの浮きづらさを向上させています。

また、電動パワーステアリングや、フロントスタビライザーをスイッチで制御できるSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を採用して、オンロードとオフロードの走行性能を引き上げています。

ランクル初のハイブリッド搭載。日本向けのエンジンラインアップは?

エンジンは、ディーゼルターボが2種、ガソリン、ガソリンハイブリッド、ガソリンターボハイブリッドの5種類をラインアップ。

日本市場では、1GD-FTV型2.8リッターディーゼルターボ(150kW/500Nm)+8速ATと、2TR-FE型2.7リッター直列4気筒ガソリン(120kW/246Nm)+6速ATの2モデルが販売されます。最上位モデルとなるT24A-FTS型2.4リッター直列4気筒ガソリンターボハイブリッドエンジンと同ノンターボのハイブリッド、そして48Vシステムを搭載した1GD-FTV型は、現時点では日本での販売はされません。

ランクル70国内再販決定!

ランドクルーザー250と同時に発表されたのが、ランドクルーザー70です。ファミリーではヘヴィデューティのポジションとなるランクル70は、日本での販売を2004年に終了していますが、現在も海外では生産と販売が続けられています。2014年には1年限定で再販がされましたが、その当時もかなりの人気が集中しました。

今回発表されたランクル70は、外装面ではヘッドライトとフロントグリルに変更が加えられましたが、基本的なスタイルやプロポーションは従来型と同じ。もちろんラダーフレームも継承されています。対してエンジンは、1GD-FTV型の2.8リッターディーゼルターボに変更されました。6速ATを組み合わせて、タフなオフロード性能と、オンロードの走行性能を向上させました。

ランクルファミリーの完成

ステーションワゴンの300に、今回発表されたライトデューティの250、そしてヘビーデューティの70が加わり、ポジションの異なる3車種によるランクルファミリーが完成しました。

ランクル250はまだプロトタイプということで、価格などの詳細は発表されていませんが、スタイリングだけでも大ヒット間違いなしと言っていいでしょう。車両に関する情報が入り次第、こちらでもフォローしていきます。

ランクル250とランクル70は、フレックスでももちろん取り扱いをする予定です。「ランクル250が欲しい!」「ランクル70に乗りたい!」という方はぜひお近くのフレックスのランクル店にご相談ください。

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

出典

  1. トヨタ・ランドクルーザーブランドサイト【トヨタ公式】