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King of SUVに乗る! 今こそ狙い目! ちょっと懐かしいランクル80&ランクル100が面白い

ランクル80系とランクル100系が面白い!

今こそ注目のランクル80とランクル100

最強のオフローダーという地位を確立しているランドクルーザーですが、現行モデルであるランクル300系の特徴であるプレステージ性や、オンロードの快適性とオフロードの走破性の超ハイレベルでの両立は、ランクル80系とランクル100系の時代から形作られたと言えるでしょう。シチュエーションを問わない無敵感、キングオブSUVの祖である80系と100系について解説していきましょう。

道を問わない走行性能の高さ

ランクルはシリーズを通じて、堅牢さや高い信頼性、耐久性に優れた車種です。80系や100系も、その頑丈なフレームや駆動システム、そして強靭なエンジンで知られており、走行距離が10万kmではまだまだ低走行車の領域と言えます。なかには30万km以上でも元気に走行している個体もあり、圧倒的な耐久性の高さを証明しています。もちろんメンテナンスは必須ですが、『帰ってくることができる車』として、世界中で人気があります。

ランクルは、その名の通り「大陸のクルーザー」としてオンロードからオフロードまで、道を問わない走破性能の高さが魅力です。そのため、とくにアウトドアやオフロード走行が好きな人々から高い支持を受けています。また、ランクル100系はサルーンに比肩する乗り心地を備えており、ラグジュアリーな移動体験を味わえるSUVとしてデビュー当初は稀有な存在でした。現在人気の高い高級SUVの先駆けとなった車と言っても過言ではないでしょう。

今の時代にも馴染むクラシックなデザイン

現在のSUVは過剰とも思えるスタイリングが与えられています。これは現在、他を圧倒するような威圧的なデザインが求められているからですが、なかには数年前に発売されたモデルでもすでに古く見えてしまう車もあります。

いっぽうランクル80系や100系は、それぞれの時代に合わせたスタイリングでありながらも、独特のクラシックなデザインが魅力的です。ひと目でランクルとわかる、優しさと力強さを兼ね備えたオーセンティックなデザインこそ、ランクル80系、ランクル100系の魅力と言えます。そのため車好きはもちろん、ファッションが好きな人にも人気があるのです。

専門店とコミュニティの存在

ランクルには熱心な「ランクル好き」のオーナーによるコミュニティが存在しています。また、フレックスを始めとする多くのノウハウをもつ専門店では、ランクルの修理やメンテナンス、カスタマイズに関する情報や技術を提供しています。ランクル80系は発売から四半世紀以上が過ぎ、ランクル100系も20年以上が経とうとしていますが、愛着を持って所有できる環境が整っている車種と言えるでしょう。

ランドクルーザー80(1989〜1997年)

2023年現在、ランドクルーザーの現行モデルは300系です。ランクル80系は3世代前に当たり、1989年〜1997年に販売されていたモデルです。ちょっと古いのでは? と思うかもしれませんが、2世代目の60系から格段にモダンになったモデルであり、発売から20年以上経過した今でも日本はもちろん世界中で愛されていることは間違いありません。

1989年10月の東京モーターショーで発表されましたが、ランクル60の駆け込み需要から、発売自体は1990年1月からとなりました。60系から大きく変わったのは、より乗用車的になったということです。ボディは大型化されて居住性は向上しましたが、ルーフはロールーフのみの設定となりました。

エンジンは、4リッターガソリンと、4,2リッターディーゼル/ディーゼルターボという3種類でスタートしました。その後、1992年のマイナーチェンジで中期モデルとなり、ガソリンエンジンが4.5リッター直列6気筒DOHCへ変更されました。同時にATは電子制御となっています。

続いて1995年には再びマイナーチェンジが行われ、後期モデルとなります。ディーゼルターボエンジンは改良型となりました。排気量等に変更はありませんが、若干の出力アップを図りつつ、排気ガス中のNOxを低減しています。

ランクル80系は、バンやワゴンなどのグレードも多く、前期・中期・後期と約8年に渡ってロングランを続けましたが、好評のまま1997年12月に終売。ランクル100系へとバトンを渡すことになります。

なお、1996年にはランクル80のコンポーネンツを使い、独自の意匠を与えたレクサス LX450が北米市場向けに発売されています。

人気のランドクルーザー80

ランドクルーザー100(1997〜2007年)

ランドクルーザー80系に続いて1997年にデビューしたのが、ランドクルーザー100系です。高級SUVの先駆けとも言えるポジションを確立したモデルと言ってもいいでしょう。クロカン色の残っていたランクル80系とは違い、より高級路線へとシフトしたことがこのモデル最大の特徴です。

先代同様にバンとワゴンの構成ですが、ワゴンには4.6リッターV型8気筒DOHCのガソリンエンジンを採用しています。これは当時の国産車のなかでは、センチュリーの5リッターV型12気筒エンジンに次ぐ排気量で、100系がラグジュアリーな存在であることを示しています。

とくにワゴンにはより多くの電子制御が導入されたことも注目です。これは長らく続いてきたリジットアクスル方式のサスペンションが廃止され、ランクル100系ではダブルウィッシュボーンによる独立懸架方式へと変更されたことも要因のひとつと言えます。

上位の派生車種であるランドクルーザーシグナスは1998年にデビュー。これは北米で販売されていたレクサスLX470の国内版で、4灯ヘッドライトなど外装デザインが変更され、インテリアには各部にライティングが追加されています。また、遮音材が追加されたことにより、さらに上質な走行体験が得られる車両となりました。

2002年には1回目のマイナーチェンジが行われ、トランスミッションが4速ATから5速ATへと変更されています。同時にV8ガソリンエンジン、直6ディーゼルターボエンジンともに環境性能が引き上げられましたが、同年に施行された自動車NOx・P法により、バンモデルの全車は、規制対象地域での登録が不可能になりました。

2回目のマイナーチェンジは2005年です。フロントグリルやアルミホイールのデザインが変更され、より高級感がアップしました。同時に背面タイヤが廃止され、リアのテールランプがLED化されています。

その後、特別仕様車が追加されますが、2007年8月に生産終了、同年9月には後継となるランクル200系へとバトンを渡すことになります。

人気のランドクルーザー100

ちょい古ランクルもフレックスにお任せください!

ここまでランクル80系とランクル100系について紹介してきました。お読みいただいた方の中には、「当時は憧れたよなぁ」とか「今見るとレトロ感があっていいな」と思う人もいるかもしれません。しかし、「新しい車ではないから維持できるか心配」というのが実情でしょう。

もちろん現行モデルのように乗りっぱなしでOKというわけにはいきません。適切なメンテナンスが必要ですが、専門知識が豊富なフレックスならば安心です。距離や年数、状態を見極めて、事前に整備のご提案をしたり、トラブルが発生した場合でも対処することができます。

また、フレックスで販売するランクルの中古車には独自の保証があります。新車並みの充実した対応が可能な保証ですので、安心してお乗りいただけます。

ランクル80系とランクル100系は、色褪せない魅力を備えたSUV界のアイコンとも言えるモデルです。大柄でゆったりとした存在感のある乗り味は、今のモデルにはない優しさに溢れています。ランクル80系と100系が気になるという方は、この機会にぜひフレックスのお店にご相談ください。

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。