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SUVより注目度大! 実は狙い目! トヨタ ハイラックスだからこそ楽しめるピックアップトラックの世界とは?

トヨタ・ハイラックス

トヨタ ハイラックスはこんなにオススメ!

四輪駆動の車というと、今ではSUVが主役ですが、道具感の強い4WDピックアップトラックという選択肢はいかがでしょうか?

アメリカでは大きなシェアを占めるピックアップトラックというカテゴリー

日本ではあまりなじみのないジャンルであるピックアップトラック。しかし海の向こうであるアメリカでは古くから非常に人気の高いジャンルのひとつであり、かの有名な名作映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中でも主人公のマーティの憧れの車種として登場するほどなのです。

そのため、アメリカではカーラインナップを担う重要なジャンルのひとつに位置付けられており、現地の自動車メーカーはもちろんのこと、日本メーカーでもトヨタからはタコマやタンドラ、日産からはフロンティアやタイタン、ホンダからはリッジラインと日本のラインナップには存在しないピックアップトラックが多く揃っています。ちなみにアメリカでは一番売れているカテゴリーだったりするのです。

ハイラックスは日本で唯一正規販売されているピックアップトラック

これは裏を返せば日本でピックアップトラックに乗りたいと考えると海外メーカーのものか国産メーカーのものでも並行輸入車という選択肢しかないということになりますが、実は唯一日本で正規販売されている国産メーカーのピックアップトラックが存在します。それこそがトヨタ ハイラックスです。

ハイラックスの名前は1968年から使用されている歴史のあるもので、現在日本で購入できるモデルは通算8代目となるモデル。日本では6代目の終了後しばらく販売がストップしていましたが、2017年9月から再び販売がスタートしました。日本では仕事用のイメージが強いピックアップトラックですが、トヨタ・ハイラックスは、ハイラックス・サーフも含めて、プライベートでも楽しめる車です。

この8代目ハイラックスこそ、「アウトドアレジャーで使い倒せるクルマが欲しいけど、SUVはみんな乗ってるしなあ……」と悩んでいる、個性を出したい人にピッタリの1台と言えます。

人気のハイラックス

ピックアップトラックが流行りそうな気配も

日本でピックアップトラックというと、並行輸入のアメ車が思い浮かびますが、Jeepグラディエーターは正規に輸入されています。 また、先ごろタイで発表された三菱トライトンは2024年に日本導入が予定されています。

SUV人気の影に隠れて、ピックアップトラックはマイナーなカテゴリーではありますが、一度乗るとその魅力にハマる人が多く、ずっと乗り継いでいるという人も少なくありません。SUVは街に溢れてしまいましたが、ピックアップトラックなら存在感も抜群。しかも荷物もいっぱい積めるので、遊びに仕事に思い切り使えそうです。

ハイラックスだからこそ楽しめる世界がある

信頼性の高いディーゼルターボ+パートタイム4WD

8代目ハイラックスのパワートレインは、すでにハイエースやランドクルーザープラドでも高い評価を集めている2.4Lのディーゼルターボエンジンである1GD-FTV型に6速ATの組み合わせ。

駆動方式はパートタイム4WDシステムを採用しており、ダイヤル式のトランスファー切替スイッチによって、通常のオンロード走行は低燃費な2WDモード、滑りやすい路面ではH4、低速で更なる駆動力が必要なシーンではL4と任意に切り替えることが可能となっており、アウトドアレジャーで不整路に入り込んでしまっても難なく走り切ることができるのです。

シャシーには本格的なラダーフレームを採用しており、ヘビーデューティーにもしっかり対応。最大積載量も500kgと仕事に遊びに活躍してくれることは間違いないところ。

ダブルキャブだから5人乗車可能

またピックアップトラックではあるものの、後部ドアを備えたダブルキャブとなっているため、しっかり5人分の座席を確保。ボディサイズも相まって下手なコンパクトSUVよりも広い後席スペースを実現しているほか、リアシートの座面を跳ね上げることによってリアも荷室スペースとして活用することができるのも嬉しいポイントです。

最大の魅力は荷台スペース!

そしてピックアップトラックとして最大の魅力が荷台スペースであることは間違いでしょう。屋外で使用することがメインのため、どうしても汚れてしまいがちなアウトドアギアを室内に積み込むのは抵抗がある人も多いかもしれませんが、ピックアップトラックの荷台であればそんなことも気にすることなくガンガン積載することができますし、荷台も水洗いすることができるため簡単にきれいな状態にすることもできます。

さらに純正、社外を問わずさまざまなオプションアイテムがリリースされており、荷室への雨水などの進入を防ぐトノカバーや荷物の飛散を防ぐネットなどの定番アイテムはもちろんのこと、荷室部分をシェルで覆うことでステーションワゴン的な使い方を可能とするものや、ルーフトップテントのベースにもすることができるほどの強度を持ったカーゴパイプなど、アイデア次第で荷台をよりオリジナリティ溢れる空間に仕立てる楽しみもハイラックスならではの魅力と言えるでしょう。

フレックスでハイラックスを買うメリット

ハイエースやランドクルーザーのイメージが強いフレックスではありますが、もちろんハイラックスについてもスペシャリストが多く揃っていることが挙げられます。

また一部情報では昨今の世界情勢の影響もあってハイラックスの受注が停止となっているという話もありますが、在庫を確保しているフレックスであれば条件さえ合えば即納も可能。

もちろん同時にカスタマイズを実施することも可能ですし、その費用も含めた総額でローンを組めば、月々の支払いもある程度見通すことができるため、“車両を購入したのはいいけれど、支払いに追われてカスタマイズできない”という事態も避けることができるのです。

そしてフレックスならではの手厚い保証も嬉しいポイントのひとつで、無料保証のほか、保証上限額にあわせた3つのプランが用意されているので、自分にあったものを自分の意思で選ぶことができる点も見逃せません。

人気のハイラックス

ハイラックスにはデメリットはないの?

全方位向かうところ敵なしの雰囲気を持つハイラックスではありますが、もちろんデメリットがないわけではありません。なかでもそのボディサイズはネックになる可能性の高いものと言えるでしょう。

全幅は1855ミリ(標準モデル)と今となっては極端に大きいわけではありませんが、全長は5340ミリ(標準モデル)とかなりの長さとなるため、都心部などでは駐車場を選ぶ可能性が否定できません。

また1ナンバー登録が基本となるため、車検が1年毎(新車時の初回は2年)となるほか、高速道路では中型車の区分となって価格が若干上がり、休日割引の対象外になるという点も挙げられます。

とはいえ、ハイラックスはこれらの点を補って余りあるほどの魅力をもっているとも言えますので、“こういった面もあるんだな”程度に心に留めておいていただければと思います。

ハイラックス 主要諸元

GRスポーツ Z X
全長x全幅x全高(mm) 5,320×1,900×1,840 5,340×1,855×1,800
ホイールベース(mm) 3,085
トレッド前/後(mm) 1,535/1,550
最小回転判型(m) 6.4
最低地上高(mm) 215
荷台長/荷台幅/荷台高(mm) 1,520/1,535/480
最大積載量(kg) 500
車両重量(kg) 2,110 2,100 2,080
エンジン型式 2GD-FTV
最高出力(ネット) 110kW(150ps)/3,400rpm
最大トルク(ネット) 400Nm(40.8kgf・m)/1,600〜2,000rpm
使用燃料 軽油
燃費(WLTC総合) 11.7km/L
乗車定員 5名

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。