ランクル70の復刻モデルと旧モデルとの違いは?
ランドクルーザー70系は質実剛健という言葉がよく似合う、現行ランドクルーザーきっての実用モデルです。国内では熱心なオフロードファンの相棒として、世界各国では過酷な状況に耐えて活躍しています!
そんなランドクルーザー70には、1984年から生産され、日本ではディーゼル規制に伴い2004年に生産が終了したモデル(海外向けの生産および輸出は継続)と、2014年にランドクルーザー生誕30周年を記念して1年限定で復刻したモデルがあります。2004年に生産終了したモデル(旧モデル)と2014年復刻モデルはどのような違いがあるのでしょうか。
ランドクルーザー70としての基本部分は何ひとつ変わっていませんが、2014年時点の日本国内の規制やトレンドに合わせていくつか変更点があります。
・ボディタイプ:バンに加えダブルキャブ仕様のピックアップ
・フロントグリル、フードの形状変更
・エンジンルームの拡大
・最新の4リッターV型6気筒ガソリンエンジンを採用
(旧型ランドクルーザー70バンは4.2リッター直6ディーゼルエンジンはノンターボ仕様)
・インパネ:水平基調となり、スパルタンな仕様から安全性重視へと変化
再販したモデルは2004年に終了したモデルからの変更点も少ないため、古いパーツ・輸入パーツを含めて豊富なカスタム環境が整っています。再販モデルはもちろん、ちょっと古いランドクルーザー70を購入しても部品は沢山あるため長く楽しめるモデルといえるでしょう!
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ランクルにはどんな種類がある?
「ランドクルーザー」という車名は1954年6月より使用されており、一つの車名で継続生産されている日本製の自動車としては65年を超える最も長い歴史を持ちます。
年代によって姿を変え、多種多様なモデルを生み出してきたランドクルーザーですが、派生モデル・分家を含めると下記のように多くの種類が存在します。
モデル | 年代 |
---|---|
BJ型 | 1951~1955年 |
ランドクルーザー20系 | 1955~1960年 |
ランドクルーザー40系 | 1960~1984年 |
ランドクルーザー55系 | 1967~1980年 |
ランドクルーザー60系 | 1980~1990年 |
ランドクルーザー70系 | 1984年~ (復刻版2014年~2015年) |
ランドクルーザー プラド | 1984年~ |
ランドクルーザー80系 | 1989~1998年 |
シグナス | 1998~2007年 |
ランドクルーザー100系 | 1998~2007年 |
FJクルーザー | 2006年~2018年 |
ランドクルーザー200系 | 2007年~ |
「ランドクルーザー」の名前を冠する車が生まれたのは1954年のことになります。「ジープ」という名称が米国ウィリス・オーバーランド社(当時)の商標権に抵触するため、トヨタ・ジープBJ型からランドクルーザーへ改名されたという経緯があります。その翌年、官公庁や企業だけでなく民間への供給も狙って開発されたのがランドクルーザー20系。ジープ然としていた先代から構造、外観とも大きく進化し、愛らしいルックスとなりました。1960年に登場したランドクルーザー40系は24年にわたるロングセラーとなり、現在も海外向けに生産され続けている超人気モデルのランドクルーザー70系へと正当進化。実用路線の40系を販売しながら、時代のニーズに即してラグジュラリー路線のランドクルーザー55/56、55型の後継車種として登場した本格ステーションワゴンの60系など派生モデルもつくられました。そこから80系、プレミアムSUVとして飛躍した100系、100系を上質でジェントルにしたSUVのシグナス、そして現行モデルの200系へと繋がります。またプラドやFJクルーザーという分家も登場しました。
質実剛健、硬派、無骨と評されることもあるランドクルーザーですが、実際にはユーザーのニーズの変化に合わせ柔軟に姿を変えてきました。それだからこそ今日までブランドを維持し続けることができたのでしょう!
各モデルについてはランクルの歴史とモデル紹介にて写真付きで解説していますよ!
ランクル70のボディタイプは何種類あるの?
ランドクルーザー70には1984年11月~2004年7月生産モデルで3種類、発売30周年記念復活モデル(2014年8月~2015年6月)で2種類のボディタイプが日本では用意されました。
1984年11月~2004年7月生産モデル
車種 | ランドクルーザー70ショート | ランドクルーザー70ミドル | ランドクルーザー70セミロング |
---|---|---|---|
全長 | 4,045mm | 4,485mm | 4,835mm |
全幅 | 1,690mm | 1,790mm | 1,790mm |
全高 | 1,895mm | 1,950mm | 1,935mm |
ホイールベース | 2,310mm | 2,600mm | 2,730mm |
車両重量 | 1,920~1,930kg | 2,010~2,080kg | 2,120~2,160kg |
発売30周年記念復活モデル
車種 | ランドクルーザー70ミドル(バン) | ランドクルーザー70ロング(ピックアップ) |
---|---|---|
全長 | 4,810mm | 5,270mm |
全幅 | 1,870mm | 1,770mm |
全高 | 1,920mm | 1,950mm |
ホイールベース | 2,730mm | 3,180mm |
車両重量 | 2,120kg | 2,220kg |
1984年11月~2004年7月生産モデルは当初ホイールベース2310mmの2ドアショートと同2600mmの2ドアミドルの2車種のみでした。最初の大きな変更はランドクルーザー80デビュー直後の1990年にラインナップにホイールベース2730mmの4ドアセミロングモデルが追加されました。ちなみに「セミロング」という呼称は、海外仕様にさらにホイールベースの長い「ロング」があったことからそう呼ばれています。
ランドクルーザー70の誕生30周年を記念して期間限定で発売された「発売30周年記念復活モデル」は、4ドアのバンと、ダブルキャブピックアップの2車種です。バンはホイールベース2730mmの「セミロング」で、ダブルキャプピックアップはホイールベース3180mmものロングモデルでした。
仕様比較の詳細については、トヨタ ランドクルーザー70:中古車購入ガイドをご覧ください!
復刻版のランクル70バンとピックアップはどこが違うの?
ランドクルーザー70の30周年記念モデルは4ドアの「バン(GRJ76K型)」と、堅牢なデッキスペースを備え、日本国内でのランクルでは初のダブルキャブ仕様となる「ピックアップ(GRJ79K型)」がラインナップされています。大きな違いはホイール/タイヤサイズ/ホイールベースです。
バンはアルミホイールを採用しているのに対し、ピックアップは一般市販車として採用されることが希少となった鉄リングホイールのチューブ入りタイヤでソリッドな仕様です。
また、タイヤはバンが265/70R16、ピックアップが7.50R16とサイズが異なります。バンの265/70R16はタイヤの直径が約777mmであるのに対して、ピックアップの7.50R16は直径が約805mm。そのタイヤ径の違いからピックアップのほうが目線も高くなっています。最低地上高もバンは200mm、ピックアップは225mmとなっています。
さらに、ホイールベースもそれぞれ異なります。バンのホイールベースは2730mm。このホイールベースはセミロングとも呼ばれ、かつてランドクルーザー70が国内販売されていた時代にもカタログに設定されていたものと同一です。一方のピックアップは3180mmとこれまで国内向けには設定されたことのないロングなホイールベースとなりました。これらの違いは最小半径と乗り味に影響します。
ピックアップの荷室は荷室長が1520mm、荷室幅は1600mm、荷室高さは400mmです。テールゲートは90度開いたところで、それ以上開かないようチェーンがストッパーになります。ロープフックは荷台外側にそなわっており、近年のスタイリッシュかつ空力抵抗の少ないピックアップトラックとは一線を画しています。無骨で機能的なところがランドクルーザーらしいですね。
それぞれインテリアは共通で、エクステリアはバンが豪華仕様、ピックアップはトラックらしい武骨で機能的な仕様となっています。
ランクルは盗難されやすい?
盗難されやすい国産車のワースト3位以内に挙がる代表的なクルマのひとつがランドクルーザーです。なぜ盗まれやすいのでしょうか・・・その理由は「世界中に需要のあるタフさ」なんです。
ランドクルーザーはトヨタQDR(Quality : 品質、Durability : 耐久性、Reliability : 信頼性)の象徴であると同時に「世のため、人のため」というトヨタのクルマづくりの原点でもあります。仕事、生活を営むための心強い相棒として、「人の命や物を運び、移動の夢を叶える」クルマ、「行きたいときに、行きたいところに行って、必ず帰って来られる」がコンセプトです。
世界には悪路走破性能を備えるSUVが他にもありますが、機械的信頼性の高さではランクルが頂点に立ちます。砂漠の荒野など周囲に何もない場所で、故障などの機械的トラブルで止まってしまったら命にかかわります。地域を走る場合、多くの人がランクル選びます。
ランドクルーザー70とランドクルーザー70プラド それぞれの違いは?
ランドクルーザー70バンは貨物車登録(1・4ナンバー)で働く4WD、ランドクルーザー70プラドは乗用車としての快適性とオフロードスタイル・性能を望むファミリー層などに向け、ランドクルーザー70バンをベースにしながら開発されました。
それぞれ狙った市場が異なる兄弟車ですが、70バンは貨物車なのでサスペンションのスプリングは重い積載に耐えられるように硬くてタフなコイル+リーフが装着され、乗用車の70プラドはランクルとしてのタフネスさを保持したまま乗り心地に配慮した仕様です。
それぞれ狙った市場が異なる兄弟車ですが、70バンは貨物車なのでサスペンションのスプリングは重い積載に耐えられるように硬くてタフなコイル+リーフが装着され、乗用車の70プラドはランクルとしてのタフネスさを保持したまま乗り心地に配慮した仕様です。
ランドクルーザー70バンは中低速型、ランドクルーザー70プラドは実用性重視のエンジンで、性格も大きく異なります。貨物車であるランドクルーザー70バンは積載量が多い状態でも低中速度域で力強く走れるようエンジンがセッティングされていました。一方、ランドクルーザー70プラドは乗用車ですので、低速から高速に至るまでフラットなトルクが発揮されるセッティングです。市街地から高速道路までの様々なシチュエーションで高い実用性が確保されているのです。どちらに優劣があるわけではなく、自分の用途に合わせて選んでくださいね!
詳細はこちら:トヨタ ランドクルーザー70バンと70プラドは何が違う?
ランクルとレクサスLXは何が違うの?
トヨタのフラグシップSUV「ランドクルーザー」、レクサスのフラグシップSUV「LX」はプラットフォームを共有しています。ランドクルーザーの高い基本性能に、高級さや舗装路での走行が快適となるセッティングを加えたものがレクサスLXです。
レクサスLXのボディはかなり大柄で、全長5,065mm×全幅1,980mm×全高1,910mm。ランドクルーザー200と比較しても全長は115mm長く、全高は30mmほど高く日本のSUVでは最大サイズです。そして21インチ径の大径ホイール・扁平タイヤ、レクサス車に共通するスピンドルグリルを備えるなど、外観上でランドクルーザーとの差別化を行っています。内装も同様に、レクサスLSのような高級感のあるデザインと本革・本木目を各部に使った仕上げによって優雅な作りとなっています。
またエンジンもランドクルーザーとレクサスLXでは異なります。ランドクルーザーは信頼性の高い熟成されたエンジンを用いていますが、LXではさらに余裕を感じさせられるV型8気筒の5.7リッターの大排気量のエンジンを採用しています。同じくミッションもランドクルーザーの6速ATに対してLXは8速ATを備えています。ランクルよりも多段となったミッションにより、レクサスLXでは滑らかな走行と静粛性を獲得しています。さらに走行性能を高めるメカニズムや安全装備も追加されております。
上記のようにランドクルーザーとレクサスLXはパワートレインや内外装の質感に違いがあります。 しかし、決してランドクルーザーが劣っているわけではなく、どちらもフラグシップモデルと呼ぶにふさわしい十分な性能・質感があります。走破性を重視する人はランクル、高級感を重視する人はレクサスLXと自分の用途や好みで選んでくださいね。
ランクル200のボディサイズはいくつ?一般的なサイズの駐車場には停められる?
ランドクルーザー200のボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mmです。トヨタ 新型RAV4、トヨタC-HRと比較するとランクルのボディの大きさが良くわかります。
車種 | ランドクルーザー200 | RAV4 | C-HR |
---|---|---|---|
全長 | 4950mm | 4610mm | 4390mm |
全幅 | 1980mm | 1865mm | 1795mm |
全高 | 1870mm | 1690mm | 1550mm |
ホイールベース | 2850mm | 2690mm | 2640mm |
ボディサイズの大きいランクルの購入を検討する際、気になるのは『駐車場に停められるか』ではないでしょうか。一般的な駐車場1台分のスペースは5m×2.5m程度を設定していますので、ランクルのボディサイズならなんとか収まります。一般的なショッピングモールの屋内駐車場での高さ制限はアルファードやノアなどのミニバンが入れるような高さ設定となっているため、1.87mのランドクルーザーであれば高さ制限も気にする必要はありません。しかし都心部や立体駐車場では1.55m以下を設定しているところもありますので、注意が必要です。
ランクルのサイズについてはランクル歴代モデルのボディサイズ比較の記事をご覧ください!
ランクルの在庫
- 支払総額
- 322.2万円
- 車両価格
- 299万円
- 諸費用
- 23.2万円
年式 2001年(H13年)走行距離 14万km修復歴 なし車検 車検整備付色 ワインレッド
- 支払総額
- 383.6万円
- 車両価格
- 359.8万円
- 諸費用
- 23.8万円
年式 1999年(H11年)走行距離 15.1万km修復歴 なし車検 車検整備付色 ブラック
- 支払総額
- 412.2万円
- 車両価格
- 389.8万円
- 諸費用
- 22.4万円
年式 2000年(H12年)走行距離 12.3万km修復歴 なし車検 車検整備付色 ブラック