【知ってお得】トヨタ ランドクルーザー　歴代モデルの中古車相場と特徴の紹介

世代によって違うランドクルーザーの中古車相場

ランドクルーザーは年式に関係なく人気が高いモデルです。中古車もたくさん流通していて、FLEXランドクルーザー取扱店では車種も台数も豊富にストックしています。ちょっと古くなっても新車時より極端に安くなることはありませんが、一世代前、二世代前と旧式になると価格がこなれていくのは他のクルマと同じです。丈夫で長持ちだから、古いモデルを購入しても長く乗れるのがランドクルーザーの良いところ。もちろんランドクルーザーの中古車の魅力はそれだけではありません。ランドクルーザーにはカスタムを好むファンが多いことで、中古車市場ではカスタム車もたくさん揃っています。さらにFLEXではランドクルーザー用のオリジナルパーツや、オリジナルカスタムが施されたコンプリート車両も販売しています。古い車種から新しい車種まで、ノーマルもあれば様々なカスタム車もある。ここではそんな中古ランドクルーザーの価格やコンディション、カスタムの内容などについてガイドしていきます。気になるあのランドクルーザーはいくらぐらいで買えるのか。どんなカスタムがあるのか。ランドクルーザーの中古車選びにぜひ役立ててください。また、過去に紹介した記事にはランドクルーザーの歴代モデルのボディサイズ比較や200万円以下で購入できるランドクルーザー、などがありますのでよろしければそちらもご覧ください。

ランドクルーザーの中古車相場と特徴をモデル別に紹介

ランドクルーザー200　キングオブSUV

ランドクルーザー200は2007年9月にランドクルーザー100の後継としてデビューしたランドクルーザーの現行フラッグシップです。発売から9年が経とうとしていてそろそろフルモデルチェンジのウワサが聞こえてきそうですが、人気は衰えるところを知りません。エンジンは初期モデルの4.7リットルV8からマイナーチェンジで4.6リットルV8へと切り替わったガソリンエンジンのみ。グレードは上からZX、AX・Gセレクション、AX、GXがあり、ボディスタイルは4ドアロングのみとなっています。新車価格はおよそ470万円～680万円です。新車がさほど多く出回っていないため、中古車市場で流通している台数も極めて少なく、FLEXでは30台ほどをストックしています。その中古車の相場価格は初期モデルの中間グレードで340万円から。最新の最上級グレードZXでは新車価格と同様の670万円からとなっており、最新で装備が充実したモデルは700万円を超える場合もあります。新しいだけにコンディションは非常に良好なものばかり。装備も仕様もプレミアム感が極まっていることもありノーマル状態の取り扱いがほとんどですが、ホイールをインチアップしたものも多く、リフトアップやエアロバンパー装着といったカスタムもあります。まだまだ数少ない中古車ですが、カスタム車は割安なので、お気に入りのタイヤ＆ホイールを装着した車が見つかればとてもお買い得と言えるでしょう。

ランドクルーザー100 中古車市場で一番人気のランドクルーザー

ランドクルーザー100は現行モデルのランドクルーザー200の一世代前のモデルです。新車としての販売期間は1998年1月～2007年6月で、ランドクルーザー初となった4.7リッターV8ガソリンエンジン（3ナンバー車）の搭載に加え、プレミアムな装備や仕様が充実していることが大きな特徴です。エンジンには他に4.2リッターのディーゼルターボ（1ナンバー車）もあり、どちらのエンジン搭載車もVXリミテッドGセレクション、VXリミテッド、VXの3グレードがレギュラーモデルとなっています。新車時の価格はおよそ400万円～570万円でした。中古車の台数は豊富で、FLEXでは全国の店舗で常時150台ほどをストックしています。中古車の相場価格は90万円～440万円。また、ランドクルーザー100にはシグナスという兄弟車が存在します。こちらは北米などで販売されたレクサスLX470と同じ内容でランドクルーザー100とはマスクやランプまわりが異なり、内装がさらに上質な作りになっていることで特に高い人気を誇っています。FLEXでは30台ほどのシグナスを取り扱っていて、相場価格は160万円～320万円ほど。シグナスの中古車はノーマル状態のものが多く、ランドクルーザー100ではカスタム車の存在が目立ちます。カスタム車の多くはホイールをインチアップするなどして大径タイヤを履かせたものですが、スプリング等の交換による2インチ程度のリフトアップを組み合わせたスタイルが人気を集めています。

ランドクルーザー80 中古車が豊富でカスタム車も充実

ランドクルーザー80は現行ランドクルーザー200の二世代前のモデルです。新車としての販売期間は1990年1月～1997年12月で、フルタイム4WD、コイルスプリングのリジッドアクスル、新開発DOHCの4.5リッター直6ガソリンエンジン（3ナンバー車）、そして丸と角を融合させた近代的なデザインのボディで発売当初は大きな話題になりました。エンジンは他に直6ディーゼル（直噴ターボ、ノンターボ：1ナンバー車）もあり、グレードはVXリミテッド、VX、GXでレギュラーモデルがあります。新車時の価格はおよそ210万円～430万円ほど。中古車として存在する台数はランドクルーザー100よりも多く、FLEXでは200台ものストックがあります。中古車の相場価格は60万円～260万円と幅はあるものの、かなりリーズナブルな価格に落ち着いてきました。また、ランドクルーザー80ではカスタム車の存在が目立ちます。カスタム車の多くはファンのニーズに応えるようにリフトアップとともに大径タイヤを履かせたスタイル。オフロード走行を意識したサスペンションセッティングによるリフトアップもあれば、トールスタイルを追求したリフトアップもあるため、中古車選びの際は好みにマッチするかどうか、スプリングやショックアブソーバーの性質やタイヤの種類（オールテレーンタイプかマッドタイプか）を確認するべきでしょう。

ランドクルーザーの派生モデル　レクサスLXシリーズ（LX450 / LX470 / LX570）

ランドクルーザーのレクサスバージョンが“LX”です。ランドクルーザー80のレクサスバージョンは4.5リッター直6ガソリンエンジン搭載のLX450、ランドクルーザー100では4.7リッターV8ガソリンエンジン搭載のLX470。ランドクルーザー200ではエンジンから異なり5.7リッターV8ガソリンエンジンのLX570となります。LX450は質の高い本革シートを中心に内装がランドクルーザー80と異なり、LX470はランドクルーザー100シグナスとほぼ同じ内容、LX570は昨年日本でも発売されましたが、マスクだけでなくインパネのデザインもランドクルーザー200とはまったく異なる超プレミアム仕様です。LX450とLX470は逆輸入車、LX570は逆輸入車と日本仕様で極めてわずかながらそれぞれ中古車の流通があります。いずれも希少なモデルなので中古車価格は高め。LX450なら150万円ほどからですが、LX570は新車価格よりも高い1350万円となるものもあります。内装や電子機器などの違いのほか、見えないところにもコストがふんだんにかかっていますから、手で触れたり動かしたりする部分のタッチやフィーリングも違えば車内の静粛性の高さも違います。他の人とはひと味もふた味も違うランドクルーザーに乗りたいなら狙い目でしょう。

ランドクルーザー70バン　ディーゼル車もガソリン車も人気高し

ランドクルーザー70バンは1984年の誕生から現在に至るまで基本設計が変わらないランドクルーザーのレジェンドモデルです。日本においては1884年11月～2004年7月の間に販売されたディーゼル車（1ナンバー車）と、誕生30周年記念で2014年8月～2015年6月に販売されたガソリン車（1ナンバー車）があり、どちらも熱心なランドクルーザーファンに長く愛されており、中古車市場ではコンディションの良いクルマがほとんどです。新車時の価格はディーゼル車が200万円～310万円ほど、新しいガソリン車は350万円～360万円となっています。ボディ形状はディーゼル車で2ドアショート、2ドアFRPトップミドル、4ドアロングがあり、ガソリン車には4ドアロングのほかに日本では初登場となった4ドアのダブルキャブ（トラック）があります。中古車として流通している台数は全国でおよそ250台、FLEXでは全国で80台ほどをストックしています。中古車の相場価格はディーゼル車で130万円～370万円。ガソリン車は350万円～440万円と希少性ゆえに新車価格を上回るものもあります。ガソリン車はノーマルかそれに近い状態のモデルが多く、ディーゼル車はタイヤホイールのみカスタムのほぼノーマル状態のものと、タイヤホイールに加えサスペンションをアレンジしてリフトアップしたものとがおよそ半々といった状況です。購入後にカスタムを考えている方には最初からカスタムされた車種を選んだ方がリーズナブルでしょうね。

ランドクルーザー60　アメリカンテイストのステーションワゴン

ランドクルーザー60はランドクルーザー80の一世代前にあたるモデルで、現行ランドクルーザー200に至るフラッグシップの流れの中でワイドなスタイルや中型車サイズ、使い勝手の良いユーティリティ性などを身につけ、ステーションワゴンのスタイルを確立した名車です。新車としての販売期間は1980年8月～1989年12月で、基本のメカニズムはランドクルーザー伝統のパートタイム4WDとリーフスプリング式リジッドアクスルとのコンビネーション。エンジンはたくさんのバリエーションがあり、ガソリンでは4.2リッターと4.0リッターの直6、ディーゼルでは3.4リッター直4と4リッター直6（ノンターボ、ターボ）があります。グレードは上からVX、GX、STD（スタンダード）となり、仕様や年式によってリアゲートの形式やルーフ形状、ヘッドランプを含めたマスクのデザインが異なります。新車時の価格はおよそ200万円～330万円ほど。新車時代から30年近く経っているため中古車の台数は年々減少していますが、レトロルックに人気が集まり、クラシックスタイルやオフロードスタイルを強調するカスタムも盛んに行われています。FLEXのストックはおよそ50台。相場価格は130万円～250万円で年式の割りに高価に思えるかもしれませんが、多くはレストアされてコンディションの良いノーマル仕様だったり、整ったカスタムをまとっていたりします。現車を前にするとむしろ割安と感じることでしょう。

ランドクルーザー150プラド　経済性もパワーも充実のクリーンディーゼルが人気

ランドクルーザー150プラドは最新型の現行モデルです。先代の120プラドをさらにたくましくした4ドアロングのみのボディに、2.7リッター直4と4リッターV6の2種類のガソリンエンジンを搭載して2009年9月にデビューしました。オフロード走行を支援する電子制御システムや高級オーディオや高機能ナビなど様々な機能・装備が充実していることが魅力のランドクルーザープラドです。グレードは大別すると上級のTZと標準のTXのふたつですが、それぞれに装備の違いによってトップグレードのTZ-Gセレクション、TXの上位となるTX・Lパッケージがラインナップしています。2015年6月にはマイナーチェンジを受けており、その際に4リッターV6ガソリンエンジンに代わって2.8リッター直4のクリーンディーゼルターボエンジンが登場し、ますます人気に勢いがつきました。新車価格はおよそ315万円～513万円。中古車市場に流通している台数はまだ少なく、FLEXでは30台ほどをストックしています。中古車相場は350万円～470万円。グレードでは装備と価格の好バランスで手頃なTX・Lパッケージが中心。カスタムの傾向としては、ホイール＆タイヤ、それに加えてリフトアップしたものが大半を占めています。中古車価格が高めでもカスタム内容が充実しているモデルならお買い得と言えるでしょう。

ランドクルーザー120プラド　スポーティかつプレミアムな新時代プラド

ランドクルーザー120プラドは先代のランドクルーザー90プラドをさらに近代的かつスポーティに進化させたプラミアム感のあるランドクルーザーです。ボディスタイルは2ドアショートと4ドアロングがあり、エンジンは3リッター直4ディーゼルターボエンジンと2.7リッター直4ガソリンエンジンの2種類で全車3ナンバー仕様です。新車として販売されていた期間は2002年10月～2009年8月。価格はおよそ300万円～440万円でした。中古車市場に流通している台数は極めて少なく、ほとんどは4ドアロングでFLEXでは10台ほどをストックしています。その中古車の相場価格は150万円～250万円ほど。プレミアム感が高まったモデルということもありノーマル車の人気が高いのですが、ホイールのインチアップやリフトアップとともにタイヤの大径化といったカスタムもあります。まだまだ少ない中古車ですが、近ごろ相場が下がってきたこともあり、ジワジワと人気が集まってきています。

ランドクルーザー90プラド　レトロ＆クラシックなコンプリートカスタムが人気

ランドクルーザー90プラドは70プラド同様に経済性の高いディーゼルターボエンジンで3ナンバー登録を実現した乗用車感覚で乗れるランドクルーザーです。ランドクルーザー70プラドより現代的なボディデザインとなって幅広いユーザーに支持されています。新車販売されていた期間は1996年5月～2002年9月。新車価格はおよそ250万円～360万円でした。ボディ形状は2ドアショートと4ドアロングがあり、2ドアショートは新車販売が少数だったこともあり中古車市場のほとんどは4ドアロングです。エンジンは3リッター直4ディーゼルと3.4リッターV6ガソリンエンジンがあります。FLEXでは60台ほどを常時ストックしていて、中古車の相場価格は90万円～240万円ほど。ノーマル車も多いのですが、やはりスタイリッシュなカスタム車が目立ちます。とりわけFLEXが力を入れているのが、大径タイヤとレトロデザインのホイールを組み合わせに2インチほどのリフトアップを施したスタイル。コンプリートカスタムではクラシカルなイメージを追求した“アメリカンクラシック”やレトロとポップなスタイルをミックスした“カラーボム”があり、どちらも人気上昇中です。

ランドクルーザー70プラド　現代に映える新しいレトロスタイル

ランドクルーザー70プラドは経済性の高いディーゼルターボエンジンを搭載し、3ナンバー登録を実現した乗用車感覚で乗れるランドクルーザーです。新車販売されていた期間は1990年4月～1996年4月。価格はおよそ200万円～320万円でした。ボディ形状は2ドアショート（71プラド）と4ドアロング（78プラド）があり、中古車市場にあるもののほとんどは4ドアロング。新車販売当時はパジェロなど同クラスのライバルの中で影は薄かったのですが、後にスクエアでレトロな雰囲気に人気が集まり、現在ではレトロスタイルを強調するカスタムの話題が絶えません。そんなランドクルーザー70プラドの人気に応えるように、FLEXでは180台ものストックを持っています。中古車の相場価格は初期型のディーゼルターボエンジンを積んだもので60万円ほどから。後継の90プラドにも継続採用された後期型のディーゼルターボエンジン車では230万円ほどまでの品揃えです。レトロなカスタムブームに対応してFLEXではエクステリアやタイヤ＆ホイールをレトロルックなタイプに替えたカスタム車が豊富にあり、リーズナブルな価格設定で人気を集めています。