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ドリフター川畑選手の走りが冴え渡ったSS5。ついにクラス2位に躍進!【AXCR LEG-5 カンチャナブリ→カンチャナブリ】

AXCR2024 アジアクロスカントリーラリー2024 LEG-5 SS5 Kanchanaburi to Kanchanaburi

AXCR2024 アジアクロスカントリーラリー2024 LEG-5 SS5 Kanchanaburi to Kanchanaburi

AXCR2024 アジアクロスカントリーラリー2024 LEG-5 SS5 Kanchanaburi to Kanchanaburi

AXCR2024 アジアクロスカントリー2024 大会5日目。カンチャナブリからスタートしてカンチャナブリへと戻るLEG-5。フラットダート中心で高速のステージとなったSS5は、ドリフターの川畑選手にとって得意の路面。ドリフト育ちのドライビングテクニックを活かした、鬼神のような走りでクラス2位に浮上します。

難関となるロングディスタンス&ハイスピードコース

AXCR20241 大会5日目、LEG-5が行われた「カンチャナブリ→カンチャナブリ」は、228kmに及ぶロングSSというコースレイアウトです。多くのエントラントが、長丁場でのミスコースや、高速区間が多いがゆえのマシントラブル、そしてクラッシュによる大きなダメージに苦しむ事となりました。

そんな中、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESの127号車は、驚異的な追い上げを見せました。前日までの厳しい状況や度重なるマシントラブルにもかかわらず、ドライバー川畑選手とナビゲーターのデイチャポン選手は冷静かつ果敢に走行を続け、順位を大幅に上げることに成功しました。

ハイスピードなフラットダートは川畑選手向け

ローレンジを駆使して攻略したSS4とは打って変わって、SS5はロングディスタンスのハイスピードステージという、非常に難易度の高い極限のチャレンジです。ドリフターである川畑選手が元来得意とするフラットダートが多いSS5、その見事な走りによりチームの士気をさらに高まりました。LEG-4までにチームへと降り掛かった数々のトラブルを乗り越え、精密なナビゲーションと緻密なドライビングテクニックが見事に噛み合った結果と言えるでしょう。

川畑選手は、昨日のLEG-4に続いて鬼神のごとき走りを見せています。彼の卓越したドライビング技術が、大幅なタイムアップを実現しチームの快進撃を後押ししています。

クラス2位まで躍進!

127号車はT1Gクラスで2位まで順位を押し上げる見事な走りを見せました。しかし過酷と言われるアジアクロスカントリーラリーは、快進撃の127号車に容赦なく牙を剥きます。SS5ステージの後半では、リヤガラスが破損するというアクシデントにも見舞われました。

リヤガラスがなくなってもプッシュ!

リヤガラスが完全に無くなっても127号車のペースは落ちません。タイ特有の赤土が大量に車内に舞い込む中でも、川畑選手とデイチャポン選手は意思疎通をしっかりと行い、ミスを極力減らすことに尽力しました。

途中、左フロントにダメージを受けましたが、それでもタフな耐久性をもつオープンカントリーM/T2は壊れず、エアの調整のみで走り続けることができています。

このような厳しい環境下でも、影響を感じさせない快進撃を続けました。マシンが困難な状況にもかかわらずドライバーとチームは冷静に対応し、高いパフォーマンスを維持したままSS5を駆け抜け、ゴールへと到達しました。これにより総合順位でもさらなる上位進出が期待されます。

LEG-5終了時点でクラストップまでは19分差!

今回の驚異的な追い上げにより、LEG-5スタート時点で32分以上あったT1Gクラストップとの差は、フィニッシュ時点で19分にまで縮まりました。勝負の行方は最終ステージであるLEG-6までもつれ込むことになりました。これまでの努力と戦略が、最後のステージでどのように結実するのか、チーム全体が注目しています。

FLEXのメカニックと中央自動車大学校の生徒がメンテナンスをしているサービスパークに、FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESチーム総監督である哀川翔さんも合流。最終日のゴールに向けてチームの士気は一層高まりました。

いよいよ明日は約90kmのショートステージとなるSS6となります。果たして逆転はあるのか!? クラス優勝を掛けた渾身の走りにご期待ください!

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

出典

  1. アジアクロスカントリーラリー2024【公式サイト】
  2. TOYO TIRES オープンカントリーM/T