5年ぶりにアジアクロスカントリーラリー2024(AXCR2024/通称:アジアンラリー2024)1に参戦するFLEX x SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESの公式テスト&カンファレンスが、2024年6月27日に千葉県のオートランド千葉・ダートトライアルコースで行われました。
国内最終調整となる公式テストで150プラドをお披露目
前回お伝えした通り、ボディパネルのFRP化やロングトラベルのサスペンションなどを導入して、大幅なアップデートを行ったLand Cruiser 150 Prado FLEX Racing Spec。昨年の北海道ラリー参戦時から戦闘力がかなりアップしています。そんなプラドの初走行、シェイクダウンを行う日がついにやってきました。
2023年9月、北海道で開催された「XCRスプリントカップ ラリー北海道」でクラス優勝を飾った150 Pradoは基本的にフラットダート仕様です。山岳地帯やジャングル、そして田園地帯など、変化に富んだ路面を駆け抜け、ときには渡河もあり得るアジアンラリーでは十分なパフォーマンスを発揮できないとチームは判断し、ロングトラベルのキングショックの導入やアーム延長によるワイドトレッド化、リフトアップなどが行われました。同時に、ボンネット、リアドア、リアクォーターウィンドウをFRP化することで、100kg近い軽量化も実現しています。
>>アジアンラリーに挑戦するTOYOTA LANDCRUISER 150 PRADO FLEX Racing SPECとは?
大幅な仕様変更を行った150 Prado FLEX Racing SPEC、その走りは?
公式テストでは、チームを率いる総監督の哀川翔さんとドライバーの川畑真人が登場。川畑選手がハンドルを握り、ナビシートには哀川監督が同乗して、大改装を行った150 Pradoをテスト。
JAF公認のダートトライアルコースを走り、足回りや軽量になったボディの感触を確かめ、パドックに戻ってセッティングを行って再び走ることで、150 PRADO FLEX Racing SPECの感触を確かめていました。
FLEX x SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES 哀川翔総監督コメント
アジクロ(アジアクロスカントリーラリー)はホントに何が起こるかわからない。特に穴が、スゴイから。しっかりそこだけは速度落として、あとはどんどん攻めて欲しい。クラス優勝ができるように、ゴールで待ってます!
川畑真人選手コメント
今回のアップデートで、予想以上に別モノになったと感じました。車がとても軽くなったと思います。足回りのセットアップはこれからですが、大丈夫でしょう。クラス優勝、そして総合でもいい順位でゴールしたいですね。
車両は、制作を手掛けた中央自動車大学校へと戻り、今回のテストで洗い出された問題点のチェックを行い、7月3日にタイに向けて旅立ちます。アジアンラリーの本番は8月11日、タイ・スラタニからスタートします。応援、よろしくお願いいたします。
ラリー北海道は三菱トライトンで参戦
今回の公式テスト&カンファレンスでは、サプライズの発表もありました。2024年9月6〜8日に行われるXCRスプリントカップ北海道は、なんと三菱トライトンで参戦することが決定。ドライバーはこちらも川畑選手となります。現在、車両を制作中とのことですが、新型で注目度の高いトライトン、戦闘力も高そうです。こちらも続報が入り次第お伝えします。