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【売れてるのはコレ】ランクルvs北米SUV 人気の北米輸入SUVを比較検証!

ランドクルーザーと良く比較されている北米のSUVを比較!

ランドクルーザーはトヨタのフラッグシップであるとともに、国内のカーラインナップから見ても最高峰のSUVです。となると、比較対象になるクルマは国産のみならず、輸入車も入ってくるのは当然かもしれません。今回は、ランクルと良く比較されているSUVのなかで、北米で販売されているSUVにフォーカスを当ててみたいと思います。フレックスはランドクルーザーハイエース専門店のイメージが強いと思いますが、店舗によってはその他の車両も取り扱っています。千葉北本店や世田谷店に併設されたJEEP店ではJEEPも販売していますし、千葉北本店ではメガクルーザーや北米トヨタで販売されている車両の逆輸入車も取り扱っています。今回は北米トヨタで販売されているセコイア、4ランナーとJEEPラングラー アンリミテッドの3車種を比較対象にして解説していきます。

ランドクルーザーと比較されている北米SUVのスペック比較

ランドクルーザー200 ラングラーJK
アンリミテッド
セコイア 4Runner
全長 4,950mm 4,705mm 5,210mm 4,820mm
全幅 1,970mm 1,880mm 2,030mm 1,925mm
全高 1,880mm 1,845mm 1,955mm 1,780mm
排気量 4.6L 3.6L 5.7L 4.0L
最高出力hp 318 284 381 270
最大トルクNm 460 347 544 377
乗車定員 5~7人 5人 7~8人 5~7人
新車販売価格 約514万円~ 約396万円~ 約600万円~ 約470万円~

どのモデルも2WDへの切り替えができる、本格的SUVなのが共通点

今回比較対象にしている北米トヨタの2モデルとJEEPはどれもランドクルーザーとは違い、オフロード性能を研ぎ澄ませることに特化している車たちではありません。そのため、もともと2WDの設定があったりするんですよ。日本国内にも2WD、4WD共に入ってきているので、4WD性能が必要ない方は2WDを探すことで手頃な価格で購入することも可能です。セコイアは北米のフルサイズモデルだけあって全長はランドクルーザー200を超えています。フルサイズピックアップトラックやフルサイズSUVなどは大柄なボディ、大きなエンジンを搭載しているのがアメリカでは評価ポイントになるため、こういったラインアップとなっています。4ランナーだけはランクル200より、ややコンパクトなサイズとなっていますが、なぜなら4ランナーはかつてハイラックスサーフとして国内販売されていた車両だからです。北米ではフルサイズだけではなく、4ランナーのようなミドルサイズも求められているんですよ。JEEPラングラー アンリミテッドは、昔ながらのジープスタイルを現代に残している数少ないモデルです。ハードトップやドアは取り外すことが可能で、この4車種のなかでは一番遊びに振ったキャラクターを持っていると言えるでしょう。また、各モデルに採用されているエンジンは日本で発売されているモデルと基本的には同形式なので、エンジン回りのパーツは国内でも手に入ります。そのため、完全な輸入SUVに比べてメンテナンスの不安は少ないですよ。上記表に載せているエンジンだと、2.7L・3.5L・4Lエンジンはサーフやプラド、4.6Lはランドクルーザー200、5.7LはレクサスLX570に採用されているものです。北米販売モデルのスペックだけを紹介してもわかりにくいでしょうから、下記に代表的なランドクルーザーのスペックも紹介しておきますので、ボディサイズをイメージする参考にしてください。

車種 ランドクルーザー80 ランドクルーザー100 ランドクルーザー200
販売時期 1989年12月~1997年12月 1998年1月~2007年8月 2007年9月~
全長 4,980mm 4,890mm 4,950mm
全幅 1,930mm 1,940mm 1,980mm
全高 1,860mm 1,890mm 1,870mm
乗車定員 5~8名 5~8名 5~8名
エンジン種類 ガソリン:4.5L
ディーゼル:4.2L
ガソリン:4.7L
ディーゼル:4.2L
ガソリン:4.7L、4.6L
ディーゼル:設定なし
新車時価格 318~403万円 403~569万円 472.8~585.5万円

オススメのランクル80・100・200の在庫

JEEP JKラングラーアンリミテッド

無骨なジープスタイルを貫く唯一無二の存在 ラングラー

ジープ・ラングラーは米フィアットクライスラー社が展開するジープ・ブランドのルーツにしてそのシンボル的存在です。ラングラーという名前は1987年に発売されたラングラーYJで初めて与えられましたが、コンパクトで幌仕様もあるオープンボディとしたいわゆる“ジープ”スタイルが生まれたのは第二次世界大戦の最中でした。ジープは戦後生まれのランドクルーザーより10年も早い、1941年にミリタリー4WDとして誕生しています。そして時代は流れ、ミリタリージープは一般ユーザーのためのジープ・ラングラーとなり、余暇を楽しむレジャーカーとして、あるいはオフロードを楽しむファンカーとして、今では広く世界のファンに愛されています。ラングラーの魅力をひと言で表すなら「ラングラーが持っているラングラーにしかない個性」、すなわち唯一無二のオリジナリティとなるでしょう。ラングラーに魅せられたファンは、そんな遊び心のあるクルマづくりに共鳴してたちまちとりことなり、ユーザーとなってからはラングラーの熱心な信者になっています。

北米トヨタ セコイア

抜群の乗り心地が人気のフルサイズSUV セコイア

国内ではランドクルーザー200のボディサイズや室内空間に不満の声など聞いたことはありませんが、アメリカでフルサイズSUVとして販売されているセコイアはランクル200よりさらに広い室内となっています。確かに室内が広い方が快適ですが、ここまでの広さが市販車両で実現でき、実際に購入する人も多いのを考えるとアメリカという国の車文化を改めて思い知らされますね。排気量も5.7Lとランドクルーザーよりも1.1L大きいV8エンジンを採用。トヨタ車でありながら、まるでアメ車のような風格が感じられるSUVモデルです。また、セコイアは2代目からラダーフレーム構造のSUVとしては唯一4輪が独立したサスペンション構造となっており、ライバルのフルサイズSUVと比較しても乗り心地の良さは圧倒的です。北米トヨタのSUVとしては最大サイズのセコイアですが、同プラットフォームを使ったピックアップトラックのタンドラと比べると全長が短く、ランドクルーザーに慣れている人ならあまり不安を感じなくても良いサイズでしょう。なお、排気量の大きいクルマは日本だと自動車税が心配になりますが、1ナンバーの貨物車登録をすれば自動車税は年16,000円とこちらも税金をやすく維持することが可能です。

北米トヨタ 4ランナー

4ランナーはハイラックスサーフの北米での販売名称

4ランナーと聞いてもピンとくる人は少ないかもしれませんが、2009年まで日本でも販売されていたハイラックスサーフの北米での販売名称が4ランナーです。現在の4ランナーは1983年に登場した初代ハイラックスサーフ(北米では初代から4ランナーとして販売)から数えると5代目にあたり、4代目が国内販売を終了した2009年に現行モデルの5代目が登場しました。3代目以降の4ランナーはランドクルーザープラドの兄弟車として、同じフレーム、コンポーネントを使用しているのが特徴です。現行モデルの5代目には2.7Lと4.0Lの2種類のエンジンがラインアップされており、ランドクルーザー200より排気量が小さく、ボディサイズも一回り小さくなっています。国内で販売されているのはあまり見かけませんが、4ランナーを見るとかつて一世を風靡したハイラックスサーフが懐かしくなりますね。

ランドクルーザーだけではなく北米SUVでもカスタムは楽しめる。けど…

パーツの豊富さやアフターケアを考えるとランドクルーザーに軍配が上がる

ランドクルーザーの楽しみの1つにホイールを交換したり、リフトアップを楽しんだりすることがありますが、今回紹介した他の3モデルでも、もちろんカスタムを楽しむことができます。ランクル以外の3モデルは本場アメリカで販売されているパーツもありますし、日本販売モデル向けのホイールを取り付けることももちろん可能です。例えば、セコイアはランドクルーザー100やランドクルーザー200と共通の5穴のPCD150というタイプ。4ランナーはプラドやFJクルーザーに採用されている6穴の139.7を履かせることができます。オフセットも共通ですから、国内で販売されているホイールを購入して気軽にカスタムも楽しめるんですよ。これらの車種はそこそこ人気が高いこともあり、カスタムパーツも国内で容易に手に入れることが可能です。ですが、絶対的な安心感を手に入れたい方にはやはりランドクルーザーがオススメです。その理由は、この4車種の中では凸出たオフロード性能ということがひとつ。そのほかにも修理に対するアフターケアや、リセールバリューの高さなどがあげられます。どのクルマもそのクルマだけにある魅力がありますから、悩んでしまいますよね。ぜひこの記事を参考にして、自分が一番惹かれたクルマを選んでステキなカーライフをおくってくださいね!

オススメのランドクルーザー

執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。