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【最新版】トヨタ ランドクルーザー80:グレード別解説

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ランドクルーザー80のグレード展開

ラグジュアリーモデルとヘビーデューティモデルの棲み分け

ランドクルーザー80のグレードには上からフルタイム4WDを採用した「VXリミテッド」、「VX」、そしてパートタイム式4WDの「GX」、「STD」の4種類があります。ライフサイクルを通じて常に存在したグレードはVXリミテッドとVXで、GXは1993年〜1998年、STDは1989年〜1993年に販売されていました。上位2グレードはランドクルーザーの新世代フラッグシップとして上質なインテリアや高級装備が標準またはオプションで用意され、下位2グレードはオーバーフェンダー非装着となっています。下位グレードとは言うものの、走りや機能に限定した装備&仕様となっており、上位モデルに大きく見劣りする内容ではありません(GXの後期モデルにはオーバーフェンダー装着車あり)。

なお、VXリミテッドとVXではリアゲートはレジャー志向の上下開き式が採用されていたのに対し、GXとSTDには左右の幅が異なる伝統的な観音開き式が採用されていました。

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ランドクルーザー80の総合解説

数少ないガソリン仕様が主役の中古車市場

ディーゼルエンジンを積んだモデルがイメージリーダーとなり、ランドクルーザー80はシリーズ中で最多販売台数を誇ります。そのため、生産終了後もしばらくは中古車市場でランドクルーザー80のディーゼル仕様が多く見られました。しかし、排出ガス抑止を目的とした条例や法律の改正によってディーゼルエンジンは淘汰されたり、海外へ転売されたりして現在の日本の中古車市場では新車販売当時は少なかったガソリン仕様が主役となっています。

少々年式が古くても耐久性には不安は無し

耐久性が高い車なのでランドクルーザー80の生産終了からランドクルーザー100ランドクルーザー200へと2世代が続いてきた今も、専門店の店頭でランドクルーザー80を数多く見ることができます。専門店のセンスでアレンジされた個性的なルックスで新たな魅力を放ち、昔より幅広い世代に愛されるようになってきました。現代のランドクルーザー80の中古車はカスタムされていることも多いため、一概に年式やグレードだけで選ぶことはできません。どのようなパーツが装備されカスタムされているのか、の確認も重要です。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。