ランドクルーザー40のエクステリア
スチール製になったドアなど20/30系から大幅に進化したランドクルーザー40
ランドクルーザー40系の先代モデルは1955年から1960年まで生産されていたランドクルーザー20/30系です。ショートボディではランドクルーザー20系のBJ25/FJ25(V)がFJ40(V)に、ミドルボディはランドクルーザー20系のFJ28(V)がFJ43に、そしてロングボディではランドクルーザー30系のFJ35VがFJ45Vにそれぞれ代替わりしました。
エクステリアの主な変更点は、キャンバス製からスチール製になったドアや腕木式からウインカーランプになった方向指示器、右側ドアミラーから「左右両側フェンダーミラーになったサイドミラーなどです。ただし、この年代の仕様変更は、生産ラインによって時期がズレたり、納入先に合わせて仕様を変えていたりするなど、必ずしも全モデルで一斉にマイナーチェンジが行われたとは限りません。上記に当てはまらない車両もあるでしょう。
また、ランドクルーザー40系では型式や年代が異なるモデルでも共通部品、あるいは流用可能な部品が数多くあり、年式や型式の異なるモデルのパーツが装着されているケースも多々見受けられます。ただ、これは長くランドクルーザー40を維持していくには嬉しい点と言えるでしょう。オリジナルにこだわらなければ、部品調達の可能性がまだまだ残されているということですから。
ランドクルーザー40のエンジン
ランドクルーザー20/30系に搭載されていた3.9リッターエンジンを継承
FJ40/43/45Vのエンジンは、前身モデルにあたるランドクルーザー20/30系に搭載されていた3.9リッター直6・OHVガソリンのF型エンジンを継承したものになります。ただし、スペックは微妙に異なっています。
ランドクルーザー40のスペック一覧
燃料 | 名称 | 型式 | 排気量 | 最高出力(グロス) | 最大トルク |
---|---|---|---|---|---|
ガソリン | FJ25(V)/28(V)/35V | F型水冷直6・OHVガソリン | 3,878cc | 110PS / 3,400rpm | 27.5kgm / 2,000rpm |
FJ40/FJ45V | F型水冷直6・OHVガソリン | 3,878cc | 125PS / 3,600rpm | 29.0kgm / 2,000rpm | |
FJ43/FJ40V | F型水冷直6・OHVガソリン | 3,878cc | 130PS / 3,600rpm | 30.0kgm / 2,200rpm | |
ディーゼル | BJ40(V)/43 | B型 水冷直4・OHVディーゼル | 2,977cc | 85PS / 3,600rpm | 20.0kgm / 2,200rpm |
BJ41(V)/44(V) | 2B型 水冷直4・OHVディーゼル | 3,168cc | 93PS / 3,600rpm | 22.0kgm / 2,200rpm | |
BJ42(V)/46(V) | 3B型 水冷直4・OHVディーゼル | 3,431cc | 98PS / 3,500rpm | 23.0kgm / 2,200rpm |