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【最新版】燃費改善に効果アリ!自分でできるトヨタ ランドクルーザー100の基本メンテナンス

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燃費が気になるランドクルーザー100に吸気系クリーニングを実施

こまめなメンテナンスが必要になってきたランドクルーザー100

ランドクルーザー100はデビュー当初から国産プレミアムSUVの代表格として扱われ、4WD車にも高級感を求めるユーザー層のマーケット拡大に貢献したモデルです。中古価格も下がって買いやすくなってきましたが、こまめなリペアやメンテナンスを心がけてた方が良い年式のものが増えてきました。と言うのも、ランドクルーザー100は、バブル期に生まれた先代のランドクルーザー80に比べ各部にコストダウンが多く見られるモデルで、古くなればランドクルーザー80以上にこまめなメンテナンスが必要になる…と言われているのです。

オススメのランクル100

走行距離10万㎞超の車両はメンテ必須

例えば、ランドクルーザー100では走行距離が伸びると燃費の悪化がよく見られます。特に走行距離が10万kmを超えた車両で、その傾向が顕著なようです。燃費の悪化には様々な要因が考えられますが、吸気系の不具合もそのひとつ。エアクリーナーのエレメントが汚れていたり、吸気系統の内部にスラッジや油分の多い汚れが溜まっていたりすると、燃費に大きく影響します。今回はエアクリーナーの点検も兼ねて、スロットルボディー内の汚れをクリーニングしてみましょう。このような簡単な手入れでアイドリング低下などの不調が改善され、燃費も改善されるランドクルーザー100も多いので、手軽で有効なメンテナンスとしてオススメです。

◆吸気系クリーニングの作業手順

まずは、エンジンカバーを外します。これはボルト4ヶ所で止まっているだけなので簡単に外れます。

エアフローメータのコネクタも念のため外しておきましょう。

次に、エアクリーナーボックスおよび吸気レゾネーターを外します。

イグニションONでバルブを可動状態にしてから吸気パイプを外し、スロットルボディーの入口付近を点検します。

バルブを開けるとその奧にたっぷりカーボンによる汚れが付着していました。この車両ではアイドリング低下現象はまだ出ていませんでしたが、この状態を放置するといずれはアイドリング低下や燃費の悪化は必至でしょう。クリーナーをたっぷり吹き付け、汚れが浮いてきたらウェスで拭き取ります。

クリーニングが終わったら、逆の手順で吸気パイプ、チャンバーを着けて元に戻します。

最後にエンジンをかけ、空吹かしをしてバルブ内に残ったクリーナーを燃焼させましょう。排気が白くなくなれば燃焼完了です。

エアクリーナーエレメントも外して点検しましょう。軽い汚れなら内側からエアを吹いてホコリ等を除去すればOKです。エアポンプがない場合は吸気側から掃除機をかけてもOKです。

今回使用したクリーナー。「エンジンコンディショナー」、あるいは「スロットルバルブクリーナー」といった商品名で市販されています。

長くランドクルーザー100を維持するために定期的なメンテナンスを!

今回の作業は、リフト等の大規模な設備を必要とせず、30分もあれば完了できる軽整備です。作業は屋外でも可能ですが、その場合は吸気系に異物が入らないよう、風の強い日やホコリっぽい場所での作業は避けて下さい。クリーニング後はアイドリングが安定するなど、燃費向上以外でも効果が確認できますが、その効果が顕著にわかるというのはコンディションが悪かった証拠です。そうならないように定期的なクリーニングをお薦めします。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。