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ハイエースワゴンベースの新型8ナンバー登録キャンピングカー「various(ヴァリアス)」登場!

フレックスオリジナル8ナンバーキャンピングカー「various(ヴァリアス)」

ハイエースワゴン1をベースにしたフレックスオリジナルのキャンピングカーが新たに誕生しました。その名も「various(ヴァリアス)」。シートとダイネットをそれぞれ独立させることで、居住性のいい空間に仕上がっています。

variousのベースはハイエースワゴン GL

ハイエースワゴンは、主に送迎用として使われている車両で、広いスペースをもつGL、座席スペースをゆったりと取ったDX、そして荷物もたっぷり積めるグランドキャビンという3つのグレードが用意されています。

ここで紹介するvarious(ヴァリアス)は、ワイドボディ/ミドルルーフのロングボディのGLをベースにしたシートアレンジです。ヴァリアスはそのゆとりのある室内空間を使って、大人数での移動と快適なリビング、そして広々としたベッドスペースによる快適な車中泊を実現しました。

ドライブモードでは乗車定員8名を確保

ヴァリアスの乗車定員は8名。対して純正のハイエースワゴンは全モデルで乗車定員10人なので2名減っています。しかし、プライベートでお乗りのオーナーの方で、フル乗車の状態になったことがあるという人はあまりいないのではないでしょうか? おそらく多くても7〜8名程度がマックスなのかと想像します。「使わないシートが室内空間を占めているよりは、人数を少し減らして有効活用しましょう」というのが、このヴァリアスです。

2列目は純正シートなので安全安心

ヴァリアスは乗車定員8名という設定ですが、そのうち4名は前向き乗車です。2列目にはハイエースワゴンの純正シートを採用することでしっかりと座ることができ、純正3点式シートベルトで安全性を確保しています。純正アームレストもついているので、移動中もくつろぐことができますね。また、純正シートなので右側のシートはISOFIXに対応。チャイルドシートもしっかりと固定することができます。

さらに、2列目シートにリクライニング加工を施せばシートバックを前方に折り畳むこともできるようになります。停車時にスペースを拡大したいという人にはオススメです。

後部は横向きのベンチシート

純正で3列目と4列目のシートがある位置には、横向きのベンチシートに置き換わっており、片側2名ずつの計4名で対面対座となっています。座面は奥行き530mm、幅は助手席側で1500mm、運転席側は1820mmと広々。シートベルトは2点式で、助手席側の前寄りシートのみアームレストが備わっています。ちなみに左側が短いのは、スライドドアから後部へのアクセスを容易にするためで、ベッドやリビングとして使用する場合には、折り畳まれているステーを展開することで、右側と同じ長さにすることができます。

ベンチシートにはベッドマットが背もたれとなって格納されており、テーブルを囲むよう対面で座ることができるので、移動中もワイワイと楽しい時間が過ごせるでしょう。なお、横向きシートの下はどちらもキャビネットになっており、大きな収納スペースを確保しています。

大人3名が寝られる広々としたベッドスペース

左右のシートの間を埋めるようにしてベッドマットをすべて展開すると、縦1820mm x 横1670mmという広大なフルフラットベッドが現れます。大人3名がのびのびと寝ることができますし、小さなお子さんならばベッド上で転げ回っても大丈夫なほど。

ベッドマットは簡単に片付けることができますが、面倒くさいときはそのままでもOK。それでも4名分の座席を確保できるのが、ヴァリアスのポイントです。

左側ベンチシートの前方部分は、スライドドアからアクセスしやすいようにドライブモードでは畳まれています。ベッドモードに変更するときは、支えを展開してベッドマットを載せればOKです。なお、耐荷重が30kgとなっていますのでご注意ください。

ベッドと座席の下には収納スペースも確保

ベッドマットの下には収納スペースもあります。2列目シートの背後まで奥行1820mm、高さ310mmの空間があるので、長尺物も大丈夫。ベッドマットを外せば、自転車などの大きな荷物も載せることが可能です。(注:走行中のベッドの使用は道路交通法に違反します)

また、ベンチシートの下も収納になっており、ベッドマットや小物などを入れることもできます。

リラックスできるリビングモード

ヴァリアスは、2列目までとそれ以降で空間の雰囲気を変えています。ハイエースワゴンのもつ広い室内を緩やかに区切り、4名分の座席はそのままに、後部はリビングとして活用することができます。

左右にあるベンチシートを繋ぐように、シートの前後にベッドマットを展開して、中央にテーブルを設置すれば、リビングモードが完成。ゆったりと円座ができる、楽しい団らんの空間が広がります。

キャンピングカー登録に必要なシンクやコンロは格納式

ヴァリアスは8ナンバーのキャンピングカーですが、キャンピングカーとして登録する場合に必要になるシンクやキッチンが普段は見えません。シンクは右側ベンチシートの下、カセットコンロは左側ベンチシートの下にそれぞれ収納されていて、必要なときだけ出して使えるようになっています。普段はシンプルでスッキリ、これがヴァリアスのもうひとつのポイントと言えるでしょう。

8ナンバーキャンピングカー登録でメリットあり!

8ナンバー登録のキャンピングカーにはいくつかのメリットがあります。 まず、車検が2年に1回で、シンクやベッドキットなどを取り外す必要がありません。4ナンバーや1ナンバーの貨物車の場合、毎年車検で、しかも車検時には荷室の状態をもとに戻す必要があります。これはかなり面倒ですよね。

さらに、8ナンバーはETC料金が乗用車と同じになります。貨物車よりも2割安いというのは、遠出するときに効いてきます。夕食をちょっとリッチにできるかもしれませんね。

その他、車幅の制限にゆとりあるのでオーバーフェンダーを装着できたり、ベンチレーターが装着できたりと、カスタムや機能性アップも可能です。(注:車幅は記載変更が必要になります)

サブバッテリーシステム「エレコ」対応

車内で自由に家電が使えたら、もっと車中泊やキャンプが快適になりますね。ヴァリアスには、車のバッテリーとは別にサブバッテリーシステム「エレコ」を搭載することができます。走行中に充電することができますし、停車時には車本体のバッテリーを減らさずに電気を使うことができます。

105Aの鉛バッテリーを2つ搭載しているので、容量的にもゆとりがあります。また、出力1500Wのインバーターと組み合わせてあるので、複数の家電を一気に使わなければ大丈夫です。

ハイエースのキャンピングカーvarious(ヴァリアス)はフレックスのお店で

ハイエースワゴンをベースにした新作キャンピングカー「Various」を紹介してきました。8ナンバー登録によるメリットもいっぱいで、普段使いも可能。座席を確保しながら、リビングやベッドを展開できる居住性の高さなど、シンプルな構成でありながら使い勝手も考えられたキャンピングカーが、このヴァリアスです。

そろそろミニバンからハイエースのキャンピングカーに乗り換えようかなという人や、シンクやキッチンは最小限でOKという人などに、さまざまな使い方ができるヴァリアスはもってこいです。販売開始は2023年8月1日から。お近くのフレックスのハイエース店でお待ちしております。

コンプリート価格・費用

型式 タイプ コンプリート価格(税込)
TRH214W ワイドミドルボディ ワゴンGL(ガソリン2WD)  ¥3,993,000
TRH219W ワイドミドルボディ ワゴンGL(ガソリン4WD) ¥4,257,000

人気のvarious仕様のハイエースワゴン GL

執筆者

熊崎 圭輔(くまさき けいすけ)
元輸入車カスタム雑誌の編集長。ドイツ語圏を中心にレンタカーで走り回った旅好き。その後MOTAに移籍。副編集長として、新型車をはじめクルマに関する記事制作に従事。国内外を問わずドレスアップやチューニングにまつわる取材経験から、MOTAカスタムの記事展開にも寄与。純正もいいが、カスタムすれば自分のクルマに対してさらに愛着が湧き、人とは違う個性的なクルマにすることで、人生がもっと楽しくなると考えている。

出典

  1. ハイエースワゴン【公式サイト】