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現在販売されている乗用車のほとんどに装着されている電動格納式のサイドミラー。御存知の通りサイドミラーを折り畳む機構で、駐車時などに活用されます。以前は車内に設置されたボタンを押すことで格納・展開をしていましたが、ドアのロックと連動させることで手間が少なくなりました。
しかしハイエースでは、電動格納機能が付いているグレードでもドアロックとは連動していません。せっかく機能があるのに、別々になっているわけです。というわけで今回はハイエースのサイドミラーをドアロックに連動させる方法について紹介していきましょう。
ハイエースはサイドミラーの折りたたみが面倒
それに慣れてしまうと、ハイエースは「ミラーを展開する/格納するためのボタンを押す」というワンアクションを追加する必要があります。
キーレス連動ミラークローズキットを動画で紹介
もっとスムーズに、ストレスなくハイエースに乗りたい。という人にオススメなのが、ドアロックのオンオフとサイドミラーの格納・展開を連動させるキットです。インスタグラムの動画で紹介しているので御覧ください。
便利なのになぜハイエースのミラー格納は連動していないの?
その1:安全のため
実際の使用では、サイドミラーが勝手に開くと隣のクルマや建物などに接触してしまうことが考えられます。ハイエースは建設現場などで使われるケースが多く、駐車場として確保されていない場所に駐まったり、後から他のクルマが隣にギリギリで駐めたりすることもあります。
そのような状況で連動させておくと、クルマに乗り込もうと思ってドアロックを解除したら、サイドミラーが自動的に展開することになります。もし隣の車や壁などに当たってしまったら問題です。オーナーが任意で操作できたほうが安全なので、あえて連動させていないということが考えられます。
その2:コストのため
次にコストの問題があります。ハイエースは働く車として普及している車両です。メーカーは色々な部分でコストダウンをすることで、車両価格を抑えて提供しています。ひと手間を省くため価格が上がるのであれば、機能を省いて価格を下げようという考えです。営業車として導入コストを下げたい場合にはとてもありがたいものです。
また、サイドミラーは壁や電柱などに接触しやすいパーツでもあります。万一壊れてしまい修理する場合でも、補修部品の価格が低くできるので、こちらもコストという面では歓迎できます。
しかし、普段使いをするユーザーからすると、ちょっと不便さを感じてしまうことになりますね。
法律的にサイドミラーはどうなっている?
自動車のサイドミラーは、対向車や歩行者などに衝突した場合に折り畳まれるようになっています。これは衝撃を逃がすための機構で、「サイドミラーなど車外のものは歩行者と接触した場合、衝突の衝撃が緩和できる構造であること」と道路運送車両法の保安基準第44条で規定されています。
また、運転時には後方を確認できるようにしておかなければならないとも規定されているので、展開していないのは違反になりますし、何より危険です。たまに街なかでミラーを折り畳んだままの状態で走っているクルマを見かけますが、ドアロックと連動させておけばそんなミスも防ぐことができますね。
オススメはUIビークル・ミラークローズキット
電動格納ミラーの動作を連動させるキットはいくつかリリースされていますが、ハイエースベースでオススメしているのはUIビークルのミラークローズキットです。カプラーオンなので、配線を切ったりする必要もありません。また、連動させるタイミングを下記のように4つのモードから選べる親切設計になっています。
モード | 格納タイミング | 復帰タイミング |
モード1 | ドアロック | アンロック |
モード2 | ドアロック | ACCオン |
モード3 | ACCオフ | アンロック |
モード4 | ACCオフ | ACCオン |
取り付けはハイエースベースで
ハイエースの鍵を開けてから走り出すまでの一連の動作からミラーを展開するという動作がなくなるので、手間を省くことができます。ちょっとしたことですが、結構快適になると思いますよ。ぜひご検討くださいね。