ハイエースのオイル交換はどうすればいい? 最適なエンジンオイルで快適な走りにリフレッシュしましょう!
ハイエースのエンジンオイル交換について、交換頻度やメリット、エンジンタイプによる違いや無交換のままだとどうなるのか? など、ハイエース専門店であるハイエースベースが解説します。
エンジンオイルの交換をしましょう
ハイエースはガソリンエンジン、またはディーゼルエンジンを搭載しているので、ある程度の距離を走行した後はエンジンオイルを交換する必要があります。
ハイエースに限らず、エンジンを動力にしている車にとってエンジンオイルは血液のようなものです。血液は人間の体内を循環する間に集めた老廃物を、腎臓でろ過し、肺で酸素を取り込むことで再び新鮮な状態となって体内を巡ります。いっぽうエンジンオイルはオイルフィルターというろ過装置はあるものの、熱による劣化や金属の微細なゴミなどによって劣化していきます。汚れて劣化したオイルは本来の性能を発揮できなくなり、燃費や走行フィールの悪化や、エンジントラブルの引き金になることがあります。
エンジンオイルの作用
潤滑作用: エンジン内部の金属部品同士の摩擦を低減して摩耗を防ぎます
冷却作用: エンジン内部の熱を吸収して温度の上昇を防ぎます
洗浄作用:エンジン内部の汚れや金属の粉などを洗い流して回収します
密閉作用:ピストンとシリンダの間の隙間を埋めて気密性を高めます
ハイエースは商用車として高い耐久性を持っていますが、長距離や高負荷での使用が多いため、エンジンオイルの劣化が一般的な乗用車よりも早く進行する傾向があります。そのため、定期的なエンジンオイル交換は愛車を長い間性能維持するために必要不可欠です。
エンジンオイル交換はどれくらいのタイミング?
エンジンオイル交換の頻度は、3000〜5000kmの走行ごと、または3〜6ヶ月ごとに行うのがオススメです。エンジンオイル交換2回につき1回はオイルエレメント(オイルフィルター)を交換するようにしましょう。
乗り方によってオイルの劣化度は変わってきますし、エンジンの個体差や季節によっても違いがでます。例えば気温が高くエンジンの負荷が大きな夏は、エンジンオイルも大きなダメージを受けます。また、ちょい乗りではエンジンが温まる前に停めてしまうことになるので、これもエンジンオイルにはよくありません。さらに常に重い荷物を積んでいて、エンジン回転数が高い状態が続いている場合も劣化は早く進みます。
ハイエースに最適なエンジンオイルは?
エンジンオイルを交換する場合は、お乗りのハイエースのエンジンの種類に応じて最適なものを選びましょう。
ガソリンエンジン搭載のハイエース
ガソリンエンジン搭載のハイエースは、純正ではエンジンの種類や年式によって0W-20、または5W-20の粘度が指定されています。また、オイルのグレードは2014年以前のモデルであればSMやSL、それ以降のモデルであればSNがオススメです。
プライベートで乗っている方なら、エンジンのコンディションを長く保つために、高性能なSNやSPといったグレードを選ぶというのもいいでしょう。
ディーゼルエンジン搭載のハイエース
ディーゼルエンジン搭載のハイエースは、純正ではエンジンの種類や年式によって0W-30や5W-30、10W-30や0W-20 C5の粘度が指定されています。
また、DPFが装着されたエンジンには、DL-1グレードのエンジンオイルを選びましょう。通常のオイルを使用すると、フィルターやエンジンの故障につながる恐れがあります。
ハイエースのエンジンオイルの交換方法は?
オイルレベルのチェック
まず、オイルレベルをチェックしましょう。暖機運転を行い、油温が温まったら水平な場所に停車してエンジンを切ります。このとき車両が斜めになっているとエンジンオイルの量が正確に測れないので注意しましょう。
ハイエースはフロントシートの下にエンジンがあるので、助手席を座面ごと跳ね上げてアクセスします。エンジンを停止して5分以上経過してから、オイルレベルゲージを1回抜き、先端についているオイルをウェスなどで拭き取ってから戻します。再度引き抜いて先端についているオイルの位置を確認しましょう。
ゲージには下限と上限のラインが入っているので、その中間にエンジンオイルが付着していれば適正な量が入っていることになります。もし、下限よりも下の場合は継ぎ足し、上限よりも上の場合はドレンから抜くことで、適正量にすることができます。
エンジンオイルの上抜き
上抜きは車両をジャッキアップせずにエンジンオイルが交換できるので、手軽で便利です。 エンジンオイルチェンジャーを使用して、レベルゲージの穴からオイルを抜き取る方法です。手動または電動のポンプで減圧できるタンクとホースがセットになっており、ホースをオイルパンに差し込んで作業します。タンクの中に古いオイルが貯まれば終了です。
上抜きの注意点
オイルパンの形状などから、古いオイルが抜けきらずに、全量を交換できない場合もあります。また、作業時に廃油で車内が汚れてしまったり、エンジンや補機類に掛かってしまう可能性があります。
エンジンオイルの下抜き
下抜きは、文字通りエンジンの下側からエンジンオイルを抜き取る方法です。車両をジャッキアップして、廃油受けを置き、ドレンボルトを緩めてオイルを抜きます。しばらくするとオイルが出てこなくなるので、ドレンボルトを締めて抜き取りは終了です。
オイルエレメントはエンジン下部についているので、エレメント交換をするなら下抜きがいいでしょう。
下抜きの注意点
車両の下に潜るので、必ずジャッキアップ後にリジットラック(ウマ)を入れましょう。ジャッキだけの状態で作業するのは非常に危険です。また、ドレンボルトを外すときは廃油受けに落ちないように、そして戻すときは締めすぎないようにしましょう。
新しいエンジンオイルを入れる
下抜きをした場合はドレンボルトが閉まっていることを確認しましょう。 続いて新しいオイルを入れていきます。エンジンオイルの適正な粘度や油量はモデルごとに違うので、こちらを参考にしてみてください。
オイル缶から直接エンジンオイルリッドには注がず、オイルポット(オイルジョッキ)などに一旦移してから入れるようにしましょう。このときにオイルの量を測っておくことをお忘れなく。
規定量を入れたらオイルキャップを閉め、エンジンを始動します。その後エンジンを停止して、油量を測ります。方法は冒頭と同じです。
エンジンオイルの廃棄はどうすればいい?
エンジンオイルの交換は新品のオイルを入れて終わり。ではありません。廃油の処理が必要になります。では、ハイエースから抜いた古いエンジンオイルはどのように処理すればいいでしょうか?
廃油BOXなどを利用する
ホームセンターなどでは廃油の処理ができる箱が売られています。箱の中に入っている吸収素材に廃油を吸わせるというもので、不織布や植物性の繊維などが使われています。また、揚げ物をしたあとの調理油を処理するのと同様の凝固剤タイプもあります。
廃油BOXは家庭用一般ゴミとして処理できることが多いですが、自治体によって扱いが異なる場合があるので、使用する前に確認することをオススメします。
なお、廃油を吸わせた廃油BOXは非常に燃えやすいので、保管時は火気厳禁です。また、揮発するので、屋内保管は避けましょう。
リサイクルする
使用済みのエンジンオイルは廃重油として廃油再生工場でリサイクルすることができます。エンジンオイルには生まれ変われませんが、工場のボイラーなどで再び使用することができます。では、リサイクルに回す方法はどのようなものがあるでしょうか?
ガソリンスタンドに引き取ってもらう
廃油を引き取ってくれるガソリンスタンドもあります。セルフサービスのスタンドでは受け付けていない可能性が高いので、フルサービスを実施しているガソリンスタンドでスタッフに聞いてみましょう。
また、廃油を持ち込む際は、密閉できる容器を利用しましょう。オイルトレイやオイルジョッキのままでは、運んでいる途中で漏れたりこぼれたりする可能性があり、事故につながる危険性もあります。必ずオイルの缶などで運搬しましょう。
エンジンオイル購入店で引き取ってもらう
エンジンオイルを購入したお店、例えばホームセンターやカー用品店などで、廃油を引き取るサービスを行っているところがあります。無料、または有料の場合もあるので、スタッフに聞いてみましょう。お店に引き取ってもらう場合でも、運搬は慎重に行いましょう。
不法投棄は絶対にダメ!
使用済みのエンジンオイルは廃棄物なので、下水や河川等に流すのは厳禁です。深刻な水質汚染や環境破壊を引き起こす原因となりますし、不法投棄は刑罰の対象となります。また、土壌に染み込ませてもいけません。土壌汚染を招くだけでなく、地下水の水質も汚染しかねません。
ハイエースのオイル交換はFLEXのハイエースベースにお任せください
ハイエースのオイル交換について解説してきました。DIYでもオイル交換は可能です。慣れている方なら小一時間もあればできてしまうかもしれません。しかしそれなりに手間が掛りますし、前述した通り廃油の処理の問題もあります。
そんなときはぜひハイエースベースにお任せください。ハイエースに最適なエンジンオイルを用意し、正確な作業であなたのハイエースをリフレッシュします。交換後の帰り道で気持ちいい走りをご体感ください。