燃費もアップ! ATF交換してハイエースを気持ちよく走らせましょう【ハイエースの予防整備】
ハイエースのATF交換をオススメします
ハイエースのカスタムパーツ専門店、ハイエースベースでは、オーナーさん好みの車に仕立てるアフターパーツの装着で見た目や便利さをアップさせるのが得意です。そして同時に、ハイエースを心地よく走らせることができるように、機能面にも力を入れています。そのメンテナンスの一環として、ATF(オートマチックトランスミッション・フルード)の交換を開始しました。
そもそもATFとは?
ATF(オートマチックトランスミッション・フルード)をご存知でしょうか? エンジンオイルやブレーキオイルなら聞いたことがあるけど。という方も少なくないかもしれません。
オートマチック車にとってATFは欠かせないフルード(液体)です。オートマチックトランスミッション(以下AT)は、走行時に速度やエンジン回転数に応じてギアを自動的に変えてくれるギアボックスですが、ATFがトランスミッション内を適切に循環することで、スムーズな変速やトルクの伝達を可能にしています。ATFは、オートマチック車にとっては欠かせない、血液のようなものと言えるでしょう。
ATF交換のメリット
ATFを交換するメリットは何があるでしょうか? まず、エンジン出力の伝達効率が上がるため、発進時や加速時のレスポンスが向上し、燃費がよくなるという効果が望めます。また、変速時のショックを減らす効果もあるので、快適にハイエースを運転することができます。
さらに、性能が落ちて劣化したフルードを新しいフルードに入れ替えることで、ギアを保護する性能も回復します。その結果として、変速時に大きな振動が出る、変速できない、などのATに生じるトラブルを回避して、寿命を伸ばすことができます。あらかじめ手を打つことで未然に故障を避ける「予防整備」<という考え方です。
日常あまり意識しないATFですが、走行距離や年数を重ねると必ず劣化していきます。その先に待ち受けるのはATのトラブルです。AT交換となると、多額な費用と修理する時間が発生します。そのような重篤な状態になる前に、ATFの定期的な交換をオススメします。
ATF交換のデメリット
AT本体やATFの状態を判断せずに交換すると、変速時のショックが大きくなるなど、効果がマイナスに出る場合があります。また、交換には当然費用が発生するので、維持費という面では上昇します。
しかし、AT本体が故障して載せ替えやオーバーホールするということを考えると、転ばぬ先の杖としてATF交換をメンテナンス費用に含めておく方が、結果的に安価に済む可能性が高いでしょう。
MOTUL マルチATF
ハイエースベースで交換に使うATFは、モチュール社製の「マルチATF」です。このATFは100%化学合成で、ハイエースをはじめとする多くの自動車メーカーのオートマチック車に適合しています。
モチュール・マルチATFは、燃費の向上、振動の抑制、ギアボックスの保護など、オートマチックトランスミッションを快適に、そして長い期間トラブルから守る高い性能を持っています。また、スムーズなシフトフィールの実現とシフトタイムラグを最小限に抑え、低温から高温まで安定した性能をキープしてくれます。
さらに、耐摩耗性や耐腐食性、耐発泡性も備えており、オートマチックギアボックスの寿命を伸ばすことができるので、仕事や遊びで長距離を走るハイエースオーナーにとって最適のATFといえるでしょう。
モチュールのATFについては、こちらのサイト「MOTUL EVO」もご参照ください。
ATFの状態を診断します
ATFはむやみに交換しないほうがいい。という考えもあります。変速時にすでに大きなショックが出ていたりすると、ATFの交換によってさらに症状が悪化してしまうということがあるからです。距離や年数はある程度の目安にはなりますが、オーナーによって乗り方はさまざまです。週末しか乗らないという方と、毎日乗るという方では、同じ距離や年式でもATFの劣化度合いが違ってきます。
そこでハイエースベースでは、診断機能のついたATFチェンジャーを使用して実際にATFの汚れや劣化具合を確認した上で、交換が可能かどうかを判断しています。
ハイエースのATF交換はハイエースベースで
ATF交換の作業は、診断を含めて約1時間程度です。店内にディスプレイしてあるパーツをご覧になっている間に終わります。ピットの混み具合にも寄りますので、事前のご予約が確実です。
ハイエースを健康的に保ち、長い期間快適に乗るために、ATFのチェックや定期的な交換はオススメです。「最近加速感が微妙だな」「シフトアップのときにタイムラグがあるな」という方や、「とりあえずATFの状態を診てもらいたい」という方は、ぜひお近くのフレックスのハイエースベースにご相談ください。