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【最新版】トヨタ ハイエース200:先代モデルからの進化ポイント

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動力性能が大幅に向上した200系ハイエース

ハイエース200系のメカニズム面での進化ポイントはディーゼルエンジンが改良され、大幅なパワーアップを達成したことでしょう。以前のモデルで2.5リッターだったディーゼルエンジンですが、現在は2.8リッターにボリュームアップしてさらにたくましくなっています。また、制御システムの改良によって燃焼のクリーン化が格段に進められ、排出ガス中の有害物質を取り除くDPRシステムの採用によって最先端の環境性能も実現しました。さらにパワートレインでも機構の見直しやギア比の変更などによって走りがさらに快適なものになっています。最新のガソリンとディーゼル車では、ATが6速のシーケンシャルシフトマチック付きにグレードアップされているなど、スムーズなシフトチェンジによる快適な走りと燃料消費の面でも一層のエコ化が図られています。

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ハイエース200系 エクステリア

ハイエース200系ではやや角張ったボディデザインに変更

先代100系と見比べればわかりますが、ハイエース200系はナンバー区分による規定サイズギリギリまでを有効利用したボディーとなっています。そのため、100系では丸みを帯びていたボディーサイドや前後のルーフ形状が200系ではやや角張ったデザインに変更されました。これが車内の空間を拡大し、使い勝手の向上につながっています。人気の高いバンは経済性にこだわるビジネスユーザーが多いことから、トヨタにとって税率を抑えた4ナンバーをベースとしたモデルチェンジは必須でした。また、最新モデルでは全車にワイヤレスドアロックリモートコントロールが標準装備されたほか、スーパーGLにはスマートエントリー&スタートシステムがメーカーオプションで用意されています。ほかにも車両盗難防止の心強い装備として、エンジンイモビライザーシステムが全車に標準装備されたことも大きなニュースです。

ハイエース200系 インテリア

ヴォクシー化によって車内空間は広がった

ボディー形状のさらなるヴォクシー化によって車内空間は広くなり、荷役性が高まると同時に乗員がより快適に過ごせるようになっています。しかも高級化も積極的に進められ、シートがボリューム感のある上質なモノになったり、シートの電動調整システムが充実したりと、商用車ベースのクルマとは思えない贅沢な装備が盛り込まれるようになりました。最新モデルではスーパーGLにオートエアコンが標準装備されるなど、ワンランク上のクルマと同等の快適性能が与えられていることも大きな魅力です。

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執筆者

武内 祐徳(たけうち ひろのり)
モトクロス/エンデューロなどダート系2輪レース参戦を趣味としており、マシンを運ぶためのトランスポーターとしてハイエースを所有。学生時代に建築を学んできた知識を活かし、自らハイエースの内装カスタムなども手掛ける。ハイエースやランクルの素晴らしさを多くの人に知ってほしいと自動車ウェブメディアの編集者へ転身。得意な車種はハイエース/ランドクルーザー/ロードスター/ジムニーなど。