アジアクロスカントリーラリー参戦車両がオフロードコースを激走!
2018年7月4日、俳優の哀川翔さんが率いるレーシングチーム「FLEX SHOW AIKAWA RACING TEAM」のアジアクロスカントリーラリー(以下AXCR)参戦車両が完成し、シェイクダウン走行が行われました。
FLEXが参戦するFIA認定のAXCRは、スタートの地タイからカンボジアへの2000キロ以上にわたる灼熱の大地を舞台に繰り広げられる過酷なレース。哀川翔さんは2011年~2014年にもFLEX ジオランダー ショウアイカワ ワールドラリーチームのドライバーとして参戦していて、AXCRへの参戦は6年ぶりとなります。
「FLEX SHOW AIKAWA RACING TEAM」のAXCR参戦車両は、トヨタ ランドクルーザープラド150をベースとしたラリー専用マシン。車両制作は千葉県にある中央自動車大学校がサポートし、険しいレースでもトラブルが起きないように、様々なモディファイが施されています。
AXCRラリープラドはとても良い仕上がり。完走を目標にして上位を目指す
AXCR2018は、2018年8月12日~18日までの7日間にかけて行われます。哀川翔さんは毎年様々なレースに参戦していますが、その中でもAXCRは特に難しいレースだと以前コメントしてくれました。
哀川翔さんは、出来上がったばかりのAXCRラリープラドでオフロードを走った感想を以下のようにコメントしています。
「細かいところは現地に行ってみないと分からないけど、現時点ではとてもいい感じに仕上がっているね。以前はFJクルーザーのラリーマシンで参戦したけれども、ランドクルーザープラドの方が安定感があって乗りやすいと思う。
AXCRのコースは難しいポイントがいくつもあるんだけれど、その中でも本当に深い溝がある場所があって、そこをいかにして攻略するかが完走へのポイントだと思う。そこさえ何とかなっちゃえば完走はできると思っているよ。参戦するからにはもちろん上位を狙うけれども、何よりも完走が目標だね。天候やコースの状態は他のチームも一緒なんだから、落ち着いて慎重に走って、やれるだけのことはやってくるよ。」
AXCR上位完走をし、フレックスの技術力をアピールしていきたい
今回のAXCR参戦車両の制作総指揮を行った、マーケティング部責任者の荒行浩は、「今回のAXCRラリープラドは、サスペンションを重点的にモディファイしました。アッパーマウント、ロアマウントの補強を施すと共に、ツインショック化して大きな入力にも耐えられるようにしてあります。
また、150プラドはバンパー内に泥が溜まりやすい特性があるため、ラジエーターやコンデンサーに泥がかかると冷却ができず、エンジンがオーバーヒートしてしまう。オーバーヒート気味になると車両がエマージェンシーモードに入り満足な走行ができなくなるため、その辺りの対策も入念に行っています。
その車両でAXCR上位完走を目指すと共に、過酷なラリーを走ることによってフレックスが持っている技術力もアピールしていきたいと思います。」と、車両のできばえとラリーへの意気込みをコメントしました。
哀川翔さんがアジアの頂点を獲る。そんな光景も目に浮かぶぞ!
シェイクダウンを終えたAXCRラリープラドは、現在中央自動車大学校に再度入庫し、最終調整を行っています。2018年8月12日から始まるAXCRを目前として、このプロジェクトに参加しているスタッフ全員の目が輝いていたのがとても印象的でした。
哀川翔さんや荒行浩は「完走が目標」と控えめなコメントをしていましたが、「日本人のドライバーが日本のクルマで世界の頂点を獲る」もしかしたらこのような光景を見る事になるかもしれませんね。約一か月と少し後、表彰台の頂点でシャンパンを浴びる彼らの姿が目に浮かぶのは筆者だけではないはずです。哀川翔氏とフレックスの新たな挑戦に、どうぞご期待ください!
チーム概要
- チーム名:FLEX SHOW AIKAWA Racing
- 参加車両:TOYOTA LAND CRUISER PRADO 150
- ドライバー:哀川翔
- チームアドバイザー:奴田原文雄
- チームディレクター兼プロデューサー:荒 行浩(FLEX)
- チームマネジメント兼メディアプロデューサー:吉岡 市雄(マジカル)
- 公式インフォメーションweb:http://www.magicaltv.net/flex_racing/
- 大会Webサイト:ASIA CROSS COUNTRY RALLY 2018
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